労働条件通知書の交付がされず、責任者の捺印が無いことについて
数ヶ月前に飲食のアルバイトをはじめました。
その際に記入させられた書類が雇用契約書と労働条件通知書を兼ねるものでしたが、原本が1通のみ、当日にコピーすらもらえず、催促をし続けて勤務開始から17日後の終業時でした。
また、その書類には責任者である店長の捺印がなく署名のみ、さらに原本ではなくコピーをFAX送信した、非常に見づらいものでした。
労働条件（勤務内容）が契約時と違うことを本社に相談し「捺印がない」「原本が1通しかない」この不鮮明なA4用紙が「雇用契約書」または「労働条件明示書」として法的に有効なのですか？拘束力を持つのですか？と訪ねたところ、当日に交付しなかった件も含め「何も問題はないと認識している」と回答されました。
私が調べた限りでは「労働条件の明示は義務で、書面による交付が望ましい」とあり、記入当日（勤務初日）に複写すらもらえず、催促すると嫌味を言われ、ようやく手元に届いたものには捺印がなく、記入時に質問した事項の追記もされておらず「書面は有効である、法的拘束力を持つ」という会社の説明に納得がいきません。
雇用主は、顧問弁護士が雇えるレベルの大手企業です。私の調べた内容が間違っているのでしょうか？
それとも「法律の知識などない一般人だから適当にあしらえば良い」とバカにされているのでしょうか？
利害関係のない弁護士さんのご意見をお伺いしたく、質問させていただきました。ご回答よろしくお願いします。
相談者(ID：1708)さん
弁護士の回答一覧
契約書自体は1通で成立します。また押印がなくても、署名だけでも成立します。 労働条件通知...
労働条件通知書はコピーでも問題はありませんが、見ずらいものは書面により明示したとはいえませんので、鮮明なものを頂いてください。
労働条件通知書は、契約時に書面で示し、その交付が17日になった、という事情であれば、「労働契約の締結に際し」て明示していないとまでは言えません（労基法15条1項）。
むしろ、労働条件通知書の内容が、契約時の説明と違っていることはないのか、現在の労働環境が労働条件通知書と同じなのか否か、などが問題となります。
記入時に質問した事項の追記、ということが労働条件にかかる場合は、なぜ記載されていないのか会社に確認する必要があります。弁護士回答の続きを読む
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