パワハラ加害者として退職に追い込まれた
私は今年3月パワハラ加害者と本社から言われ退職を迫られ、結果5月退職しました。
被害者(私の部下)が本社へ連絡し、本社の幹部の面接があり、情報収集の結果、決定したそうです。被害者と名乗る社員は、仕事上のミスが多くルーズでだらしない行動がかなり目立ったことから、都度注意・指導してきましたが、改善姿勢が一向に見受けられませんでした。
逆に、ルール違反・約束反故等で故意に顧客・社員に迷惑をかけるようになりました。
このまま、それが続けば、顧客・社員をトラブル等に巻き込み、当社の信用が失墜すると考えて、以前より少し厳しく注意したり、始末書を取り受けし、被害者が改善してくれることを強く望みました。
その中で被害者は周りに自分がパワハラされているように見せるようになり、意識的に私の前に長時間立つ等の行為をするようになりました。私は本社幹部に対して「リスク管理上の指導である」と主張しましたが、理解してもらえず、一方的にパワハラ加害者とされました。
通常、パワハラは一度加害者に注意があり、改善なければ、重い処分を課すのが一般的です、警告なく退職という重い処分は受け入れ難いものです。
また、2週間程度の僅かな調査期間では調査不十分であり、結論を急いだ背景には外部からの圧力があったように思えます。
当社にはパワハラ処分基準はなく、私の意見を十分に聴かない等密室判定は、否めません。
24年11月1日広島高等裁判所判例(一審判決を逆転しパワハラ被害者が敗訴)を参考にした場合、私の退職を取消させ、精神的圧迫を感じたことから慰謝料を請求できますか?出来れば、公開しない方向でお願いします。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
「燃えよドラゴン」さん こんばんは。 大変な目にあわれました、、、 ご心情、お察し...
こんばんは。
大変な目にあわれました、、、 ご心情、お察しいたします。
下記ご回答いたしますね。
1.まず、ご回答さしあげる前提として、「退職」を迫られ、退職した という点です。本当に解雇ではないのかでしょうか・・・ また、このときに懲戒処分はなされていないでしょうか?(処分、という言葉がございますので、、、) これによって、回答が異なりますので、明確にしていただけますと幸いです・・・ そしてどなたかに相談される場合、この点について明確にされることが必要です。
2.次に、仮に退職(のみ)だとしても、下記の点について、事前に、明らかにする必要があります。そしてどなたかに相談される場合、この点について明確にされることが必要です。データも必要になることが多いです。
(1) 指導する理由があったとして、被害者の方にどのような言動を行ったのでしょうか。
(2) 本社幹部から、事前に、被害者にたいして、例えば、「あまり強いことはいうな」などという指示はございましたか?
※ ちなみに、下記はその通りですが、場合によっては、重い処分・短い調査期間でも、パワハラに対する会社の措置が正当化されることはございます・・・
「通常、パワハラは一度加害者に注意があり、改善なければ、重い処分を課すのが一般的です、警告なく退職という重い処分は受け入れ難いものです。また、2週間程度の僅かな調査期間では調査不十分であり、結論を急いだ背景には外部からの圧力があったように思えます。」
(3) 退職を迫られたときにお受けになった精神的圧迫など、詳しく明らかにしておく必要があります。テープレコーダなどがあれば最良です。
(4) その他、本件で会社を訴えるときは、詳しい事情・背景について、ヒアリングが必要となります。
3.最後に、ご指摘の裁判例ですが、当方の検索ではみあたりませんでした・・・ 日付など再確認いただけますと幸いです。
以上ご回答いたします。どうぞよろしくお願いいたします。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都新宿区四谷4-28-20パレ・エテルネル205A |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
債務の相談、残業代請求、解雇通知書/理由書のある解雇、怪我の労災の案件については、原則無料相談です。それ以外についてもお電話で有料無料を判断します。
この質問に関連する法律相談
何年か前に、部下への不適切な措置、その時は言葉遣いによる聞き違いなのですが、帰れという発言があったとされ、主張しましたが聞き入れられず減給処分を受けました、その数年後、そんなつもりはなく心安く接し過ぎたためですが、ポンッとはたいたことで部下への暴行として...
私は、大手鉄道会社の乗務員ですが、パワハラや職場の人間関係でうつ病を患い、現在休職しております。
半年以上通院し、主治医から許可が出たので会社の復職判定委員会に掛かることになりました。
区長、会社の精神科医(担当の産業医とは異なる)、私の事前3者面談...
※現在下記の経緯で解雇撤回を会社に訴えています。
・就業規則に則った病気休職中に無条件で退職を打診されたが断った
・話合いのないまま数日後に自己都合退職で手続きを取った旨連絡が来た
・撤回を要求するも無視され「自己都合退職」の離職票が郵送された
...
うつ病で平成26年2月~3月の2か月間休職していたのですが、突然「これ以上休むと君の働く場所はないよ」と言われたので、平成26年4月に無理をして復職した、という経験があります。
平成22年1月入社時からうつ病を患っていました。
平成26年2月に精神障...
労働問題に関する法律ガイドを見る
仕事が辞められないと思っているあなたに知ってもらいたい5つの知識
2017.10.4仕事を辞められない理由を確認したうえで、辞めなければどんなリスクがあるのか、本当に仕事を辞めたらどうなるのか、どんな解決策があるのかについてご説明します。続きを読む
働き方改革の一部で、副業をもっと普及させていこうじゃないか、という動きがあります。『副業・兼業の促進に関するガイドライン』の内容を参考にしながら、政府が副業を普及させたい理由や、現在の日本での副業の実態、メリットやリスクなどを紹介していきます。続きを読む
ブラック企業とは、長時間労働や未払い残業代などの問題を抱え、粗悪な労働環境になっている会社のことを指します。ブラック企業と呼ばれる会社にはいくつかの共通点があり、どれも違法性の高いものです。今回は、ブラック企業の特徴と対処法をご紹介します。続きを読む
マリッジハラスメントとは|お節介を穏便にかわすための5つの対処方法
マリッジハラスメント(マリハラ)とは、単身者に対して「早く結婚しないの?」「いい人紹介しようか?」と本人が望んでいない交際や婚姻を迫るハラスメントです。マリハラは周囲の人が良かれと思ってやっていることなので、被害を訴えづらいという特徴があります。続きを読む
不当解雇は、解雇の撤回を求めたり解雇によって発生した損害の賠償請求することができます。不当な解雇にあった際は、落ち着いて自分の目的にあった相談先を選びましょう。今回は、不当解雇にあった際の相談先と対処法、裁判事例などをご紹介します。続きを読む
解雇予告の基礎知識|予告された際の対処法と手当の請求方法について
「お前はクビだ!もう明日から会社に来るな!」このような事前予告のない即日解雇は原則として違法であり、認められていません。この記事では解雇に必要な手続きである解雇予告について紹介させて頂きます。続きを読む