職場での労務災害について。業務過大で体調を崩して突発性難聴に
地方公務員の正規職員をしています。昨年の4月に異動がありました。その部署で、引き継ぎが出来ておらず、前任者の残した20件の取引先との調整と帳簿の提出等があり業務過大で、上司に業務過大で取引先への提出が遅れているとの報告を再三しておりました。しかし、報告しても問題は放置されて改善されず業務過大の状態が続いていました。8月に突破性難聴になり、上司に報告しましたが、やはり無視されて放置されました。その時は、投薬治療で治癒しました。その後も業務過大の状態が続きました。そのため帰社後も疲労で寝込んでいました。10月に突破性難聴が再発して、病気休暇を申請しました。その数週間後に上司に私の業務を剥ぎ取ると伝えられ、評価を下げられ他の部署に異動させられました。突破性難聴で労務災害を申請したいのですが、業務過大と突破性難聴の関係性が証明しないと難しいと伝えられてました。どのように証明したら良いかご教示お願いできないでしょうか。
相談者(ID:18341)さん
弁護士の回答一覧
お困りのことと存じます。お悩みのことと存じます。詳しい事情がわからないので、一般論としてご回答...
お気持ちはよくわかります。
本件では、業務の過重性について解明すべきです。解明のためには、客観的証拠が不可欠です。厚生労働省「精神障害の労災認定」という基準等を踏まえて、違法なパワハラによって、精神負荷が「強」であると判断される必要もあります。
労災責任の追及、安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求、違法なパワハラに基づく損害賠償請求等が可能です。これまた客観的証拠が不可欠です。過去の裁判例に照らした、専門的な判断が必要です。
法的に正確に分析されたい場合には、労働法にかなり詳しく、上記に関連した法理等にも通じた弁護士等に相談し、証拠をもとにしながら具体的な話をなさった上で、今後の対応を検討するべきです。ご検討くださいね。
弊所は、ここ=ネットでは、回答を終えさせて頂き、さらなるご質問は、希望される場合にのみ、有料相談でお受けいたします。お力になりたいと思います。納得のいかないことは徹底的に解明しましょう! 頑張って下さい!!
クラウンズ法律事務所弁護士 藤川久昭
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