給与担当者の守秘義務について
勤務先で給与担当をしています。
ここのところ経営陣による給与改定等があり、
50代かつ役職なしの社員の待遇がどんどん悪化しています。
一応労働組合はあるので、組合内討議などに参加して
問題解決の道を他の社員と一緒に探りたいと思っていますが、
給与担当という立場上、他の社員にどこまで話していいものか判断できず
結局いつも参加せずじまいになっています。
以下の内容について、守秘義務に反するかどうか回答をいただければ幸いです。
①月々の役員給与、あるいは役員の年収等についてのだいたいの金額提示
②役員賞与、また一部上層部にのみ特別賞与が支給されているという事実の提示(ほとんどの社員が知りません)
③現在の会社の経営状況に鑑みて多すぎると思われる役員退職金の金額提示
役員や一部上層部は、自分たちの給与賞与や退職金等はしっかりと確保しながら、
一般社員の早期退職の強要だったり、また残留した社員の給与や賞与を
削れるだけ削ろうとしているように思えてなりません。
まずは社員たちにこうした事実を知ってもらい、
その上で話し合いしていけたらと思っているのですが難しいでしょうか。
どうぞよろしくお願い致します。
相談者(ID:2934)さん
弁護士の回答一覧
お困りのことと存じます。詳しい事情がわからないので、一般論としてご回答いたします。 1....
1.守秘義務に抵触する可能性が十分にあります。その場合に懲戒処分等の対象となりえます。
2.もっとも、組合の正当な行為として、違法性が免責される可能性もあります。
3.組合内で情報提供をする前に、組合から団体交渉で情報開示を要求してみては如何でしょうか?
本件は、法的に正確に分析すべき事案です。専門性の高い弁護士に相談し、具体的な話をなさった上で、今後の対応を検討するべきです。
弊所は、ここ=ネットでは、回答を終えさせて頂き、さらなるご質問は、希望される場合にのみ、有料相談でお受けいたします。良い解決になりますよう祈念しております。お力になりたいと思います。クラウンズ法律事務所https://www.crownslawoffice.com弁護士回答の続きを読む
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