差別人事
お世話になります。地方公務員です。昇任基準の年齢及び評価を満たしながらも、基準年齢から10年過ぎても昇任しません。平等取扱の原則(地公法13条)に抵触する人事差別だと思っています。ちなみに、これまで懲戒処分も含めて非違行為は一切行っていません。違法人事を確認するため、文書開示をしても人事管理の内容を理由に不開示です。故意に昇任させないのは、不利益処分に該当しますか。地公法60条に基ずく、刑事告訴は無理ですか。今のところ、公平委員会への不服申立ても考えていますが、逐条によって見解の相違があるようですね。アドバイスお願い申し上げます。
相談者(ID:)さん
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マリモさん 昇任をさせないことが、違法な措置であり、損害賠償を請求できる可能性は十分にありま...
昇任をさせないことが、違法な措置であり、損害賠償を請求できる可能性は十分にあります。
ただ、正直、この内容だけではご回答が難しいです。なぜならば、昇任のための評価の具体的基準と、マリモさんの評価そのものがわからないからです。
加えて、マリモさんのご勤務先において、昇任という行政処分は、任命権者の裁量権がかなり広いものと判断される可能性が高いと思われます。その場合に、昇任させないという措置の違法無効を認めてもらうには、単に平等原則違反のみならず、「裁量権の逸脱が著しい」ことを基礎づける事実などが必要だと思われます。年齢、評価、懲戒処分などの非違行為が一切ない、などの昇任基準該当性があるだけでは、このことを証明できない可能性はあると思われます。
以上を踏まえて公務員関係の労働法にもかなり詳しい弁護士に相談されたら良いと思います。自治労関係の弁護士さんだと詳しい(かな・・・)と私は考えます。公平委員会への申立が可能かどうかはご指摘の通りですが、おやりになる価値はあるかなと私は考えます。
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