退職後の自殺未遂
私は、1年ほど前に働いていた職場を辞めました。原因は、パワハラによる精神疾患でしたが、職場側はきちんとした調査もせず、結局事実は何一つ認定されることなく、言われるがままに自主退職という流れでした。それからは、パワハラに対する怒りや不安に襲われ、地獄のような日々を送っています。
忘れようと思っても、ふとした時に記憶が蘇ってきて、息苦しくなります。そして、私は何度か自殺未遂をしています。原因は、他でもなく上司によるパワハラです。そこで、質問なのですが、退職後であっても自殺未遂及び精神的苦痛で訴訟を起こすことは可能でしょうか。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
詳しい事情がわからないので、一般論としてご回答いたします。 1.職場のパワーハラスメント...
1.職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上 の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
2.本件の言動が、これらに該当するかどうか、証拠に基づいて、子細な分析と慎重な対応が必要です。
3.労災責任の追及、安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求、違法なパワハラに基づく損害賠償請求等が可能です。
4.厚生労働省「精神障害の労災認定」という基準等を踏まえて、違法なパワハラによって、精神負荷が「強」であると判断される必要もあります。
本件は、法的に正確に分析すべき事案です。専門性の高い弁護士に相談し、具体的な話をなさった上で、今後の対応を検討するべきです。
弊所は、ここ=ネットでは、回答を終えさせて頂き、さらなるご質問は、希望される場合にのみ、有料相談でお受けいたします。良い解決になりますよう祈念しております。お力になりたいと思います。
クラウンズ法律事務所https://www.crownslawoffice.com
弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都新宿区四谷4-28-20パレ・エテルネル205A |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
債務の相談、残業代請求、解雇通知書/理由書のある解雇、怪我の労災の案件については、原則無料相談です。それ以外についてもお電話で有料無料を判断します。
この質問に関連する法律相談
6年前の2010年の出来事です。
当時の直属上司に
「こんなんでは(売上達成できないなら)仕事やめてもらって結構です」
とファイルやノートを机に叩きつけながらに怒鳴られたり
突然前触れもなく私の顔の目の前に顔を近づけ唾を飛ばしながら
「俺の...
職場での悩みをご相談申し上げます。2019/03/12、勤務する病院の経営管理者会議において病院長の不愉快な雰囲気(イライラ)や私への態度言動(威圧・非難・人格否定するような感情的行為)に私は気分不良となり会議途中で自主退席いたしました。会議中全会話の録...
福祉施設に勤めている者です。先日、施設内で行事がありました。
この行事は毎年、開催されるのですが直前に同じ社会福祉法人内の別施設から必要な物品を貸し借りする慣習があります。
行事の担当者だった私は終了後、借りた物品を返却しに行きました。施設長(男...
私は昨年7月に転入した職場でコールセンターのオペレーターを命じられました。しかし、そこには社内でルールで規定されているオペレーターの相談役(回答が難しい案件を相談したり引き継いだりする方)はいませんでした。
そのためか配属から三カ月で適応障害を患ってし...
仕事を与えないというパワハラにあっています。産業医に相談して会社にパワハラ報告をしたのですが、一ヶ月経ちますが全く変化がありません。それどころか、同僚が机に座っている私を見てぎっくり腰にも関わらず大量の個人ごみくらい捨てに行けるだろと日々で会社に行くのが...
上司らによる嫌がらせに悩んでいます。業務中のミスや宿泊施設まで勝手にタクシー利用をしたこと等を理由に懲戒処分を出されました。指導やフォローもせず、こちらの弁明する余地もなく懲戒処分を出されました。2017年にも年休をシフトがでた後に取得しようとして、懲戒...
労働問題に関する法律ガイドを見る
「お金を払って働いていただく」という求人がSNSで話題に…これって違法では?
先月、中部地方のとある企業が、『お金を払ってでも働きたい人、積極的に学びたい人』を募集していました。ブラック企業が問題視される昨今、このような労働契約は法律的に認められるのでしょうか?弁護士に聞いてみました。続きを読む
雇用保険と社会保険の要件|転職・退職したい人のための保険の知識
2020.6.1雇用保険は失業時や育休時に関わる保険で、社会保険は厚生年金や健康保険など生活や医療費に関わる保険です。雇用保険は一定の就労時間以上の社員に被保険者資格があり、会社は資格者を加入させる義務があります。雇用保険と社会保険の違いや加入条件などを徹底解説します。続きを読む
「毎日通勤してね!」 テレワークを認めてくれない会社に法的問題はないの?
2020.4.20オフィスワーク中心で、テレワークでも問題ない仕事なのに、会社が認めてくれず困っている人は多いのではないのでしょうか。外出自粛要請がでている中で、テレワークを認めてくれない会社に対し、法的な責任はないのか弁護士に聞いてみました。続きを読む
労働問題で度々耳にするのが「固定残業制だから残業代が出ない」という言葉です。固定残業制は、残業代を支払わなくていいわけではありません。今回は、固定残業制での残業代の考え方と未払いの残業代があった場合の請求方法についてご紹介します。続きを読む
ホワイトカラーエグゼンプションとは|メリット・デメリットを解説
ホワイトカラーエグゼンプションとは、アメリカで生まれた制度で、『特定の条件を満たす労働者に対して、労働時間に関係なく一定の賃金を支払う』という制度です。日本では高度プロフェッショナル制度にあたりますが、扱いによって労働者に与える影響が大きく変わります。続きを読む