海外勤務中のパワーハラスメント
日系企業に勤める20代の女性です。新卒として2012年に入社し、現在勤続7年です。
2017/4月から2019/4月までの2年間、駐在員として海外赴任をしました。赴任中、部署の先輩から受けたハラスメントに関する相談です。
勤務していた部署は、部長含め部員は全員で10人程度です。日本人は、部長、8歳年上の女性駐在員、現地採用のアシスタント、自分の4人でした。
業務は、基本的に駐在員の先輩から引継がれたものが主でした。
赴任して2週間後から、彼女から引継がれた業務にも関わらず、私が対応する前に彼女が全て終わらせてしまう、ということが頻発しました。私が先方に回答を送ったら、先方が戸惑いつつ電話をかけてきて、「既に先輩さんから頂いていますが、何か手違いがあったのではないでしょうか?」と伝えられることが幾度もありました。
私が担当している業務に関する打ち合わせから知らぬ間に外されていたり、メールのccから外されることで情報が入ってこなくなり、実質的に仕事を全て奪われるような状況になりました。
また、駐在員同士でまとまって行くことが慣例になっていたランチも、部長が不在の時は彼女が私には声をかけず行ってしまう為、駐在員の中でも孤立させられました。
一切仕事が与えられない、かつ海外という頼れる人間がいない環境で、社内の人間関係から孤立させられる、そういった状況が2年間続き、不眠症になりました。
帰国してからも、出社しようとすると涙が出てきたり、仕事に集中出来ず新しいことが覚えられないといった症状が出るようになりました。2年間まともに仕事をしていなかったため、自分の能力に自信が持てず、打ち合わせにも恐怖を感じてしまいます。不眠も続いています。心療内科では適応障害と診断されています。
メールではいくつか証拠が残っていますが、直接の暴言等は少なく、時折あっても周囲に日本人がいない時だったので、あまり証拠が残っておらず、証言してくれる人も多くはないと思います。細々した陰湿な嫌がらせも多くありましたが、全て証拠が残らないようなものです(残さないよう意識してやっていたと思います)。
この状態で、会社側にパワハラと認めてもらうことが可能でしょうか?
また、人事部からは、海外で起こったことは労災の適応外なので、通院に関しても何の保障もないと言われました。
会社の指示で赴任したにも拘らず、業務上発生した傷病について会社が一切保障しないというのは、当たり前のことなのでしょうか?
相談者(ID:7460)さん
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