出向を条件とした採用後、出向解除になった場合条件違反となるか?
現在タイで勤務しております。
現在の会社には昨年8月に入社しました。経緯としましては、以前よりタイでの終身勤務を希望し、職を探していたところ、現在の会社を人材紹介会社から紹介されました。募集内容抜粋は以下の通りです。
- 以下、抜粋 -
【職種】 社内SE【タイ駐在案件】
【雇用形態】 正社員(期間の定めなし)
【年収】700万円 ~ 900万円
【仕事内容】
◆同社の海外現地法人へ出向し、下記の様な業務に携わっていただきます。
【具体的には…】
◆生産体制の革新や業務効率化のためのERP導入
・現行体制、業務内容の把握後、企画~導入、運用保守
・プロジェクト、課員のマネジメント
・ERP導入におけるベンダーコントロール
※現在、タイ現地法人にもIT担当者は数名在籍しています。その方々をマネジメントし、プロジェクトに携わっていただきます。
- 以上、抜粋 -
自分としては焦って探していたわけではなく、大きく以下3つの条件を挙げ、面接でもその旨伝えていました。
1.タイで終身雇用されること
2.給与水準は、現職を下回らないこと
3.社長直下のプロジェクトをドライブできるポジションを頂く事
2回の面接(役員、社長)を経て2016年8月1日付で入社し、即タイの現地法人へ出向となったのですが、着任後しばらくはポジションも明確にされず、役割も不明確なままで約2か月後、プロジェクトの事務局というポジションになり、面接時の希望とは異なっており、かなり違和感を覚えました。
2016年12月にIT部門のマネージャーが退職したためIT部門をを任され、これから、という1月31日にいきなり帰任を内示されました。理由は、プロジェクトでの働きが会社の想定と異なる、という理由からでした。
面接の段階ではプロジェクトをドライブできるポジションを頂けることを約束し、又、明確な業務内容を提示されない(労働条件通知書にも記載なし)まま一方的に働きが想定と異なる、という理由で約束を反故にされ帰任を言い渡されるのは納得がいきません。
又、本社採用であるにもかかわらず本社側の規則類を見たこともなく、自分が油断していた点は否めませんが、これは明らかに労働基準法違反ではないかと思い当たった次第です。又、提示された年棒は海外勤務を前提としたものであり、帰任すると大きく減ることになりますし、帰任後の役割も決まっていないという事です。これはある意味、閑職への移動→自主退職への追い込みとも受け取れます。
前職では1部上場企業のIT部門長であり、その職を捨てて現職に転職したのは、上記3つの条件があったからこそであり、継続的に前職で勤務していた場合に得られたであろう利益(帰任すると海外出向手当てが減額され、大きく年収が減る見込みです)と慰謝料を請求できないものかと考えた次第です。
よろしくお願いいたします。
相談者(ID:)さん
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法的責任をきちんと追及したければ、労働法にかなり詳しく、採用時の労働条件問題にも通じた弁護士に相談に行かれて、法的に正確に分析してもらい、この後の対応を検討するべきです。負けないで!弁護士回答の続きを読む
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