この場合の遺言書は正式なものとして成り立つか

相続
遺言書

同居していた「祖母が亡くなり、お葬式がおわったと思ったら、関西で行政書士をしている叔父から多大な書面が送られてきました。内容は、遺産についてで、生前に知らない間に、祖母が遺書を書いていたようで、叔父が保管していたようです。

内容は、「遺産を全て、叔父とその子に譲る」となっていました。祖母はなくなる前に脳梗塞を患い、毎日病院に付き添っていたのは父母です。在宅にもどった1ヶ月間、夜中30~1時間ごとに起きて、ブザーを鳴らし、トイレの介助や話を聞いたのも父母です。

ここ最近になり、年2回家族をつれてきていたことや何年も前から遺産のこと考え、父母を裏切っていたのかと思うと怒り心頭で、何とかならないかと思います。祖母は98歳でなくなり、遺言書は平成23年で書かれていました。

遺言書の文字もとても難しく、祖母がとても考えつく内容ではないので、叔父に文書を用意されて模写したとしか思えないのですが、また、認知症との診断はないものの、少し、精神的におかしく、「やくざがくるから、守ってほしい」など警察にお金をもっていったこともあります。

そのような点を含めても遺言書は正式書類として成り立つものなのでしょうか。また、父母は弁護士にお願いしているそうですが、最近、「遺言書が直筆だからそのままになるでしょう」と連絡があったとのこと。最後まで依頼者の利益の為に頑張ってくれるものだと思っていたもので、とても残念です。

相談者(ID:)さん

2016年03月21日

弁護士の回答一覧

渋谷 徹
弁護士(渋谷徹法律事務所)

弁護士に依頼していることからとやかくは言えませんが、遺言書の効力を争うか否か(それなりに費用と...

弁護士に依頼していることからとやかくは言えませんが、遺言書の効力を争うか否か(それなりに費用と時間がかかる)、遺留分で解決を図るか、などの選択肢があるのでそのあたりの確認が必要かと思います。不安が残る場合にはセカンドオピニオンとして他の弁護士に相談してみることもいいかもしれません。弁護士回答の続きを読む
役に立った
0
回答した弁護士のご紹介
渋谷 徹
弁護士(渋谷徹法律事務所)
住所東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202
対応地域全国

【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。

注力分野
Icon rikon離婚
Icon souzoku相続
Icon fudousan不動産トラブル
この弁護士の詳細を見る
過去掲載の弁護士

遺言が無効になる場合としては、遺言作成時にお祖母さまが高度の認知症の状態にあることなどで遺言を...

遺言が無効になる場合としては、遺言作成時にお祖母さまが高度の認知症の状態にあることなどで遺言をする能力を失っていることが考えられます。精神状態に関する診断書等の内容によっては、遺言の無効が認められる場合もありうるとは思われますが、現時点で断言はできません。
少なくとも、詳しい事情についてご両親の弁護士の方から一度説明を聞いた上で、相続人である父母と相談して、セカンドオピニオンも含めた対応を検討してみてはいかがでしょうか。
弁護士回答の続きを読む
役に立った
0
過去掲載の弁護士

遺言書の文字もとても難しく、祖母がとても考えつく内容ではないので、叔父に文書を用意されて模写し...

遺言書の文字もとても難しく、祖母がとても考えつく内容ではないので、叔父に文書を用意されて模写したとしか思えない

 ということであっても、祖母が直筆で記載しているなら、有効となつことが多いでしょう(無効を争う手段は残っていますが)。
 遺留分を主張して本来の相続分の半分を請求できるでしょう。また、寄与分を主張する余地もあり得ます。
弁護士回答の続きを読む
役に立った
0
過去掲載の弁護士

ちょっと親族関係がわかりませんが、精神的におかしくなっていたことを証明できるものは、かかりつけ...

ちょっと親族関係がわかりませんが、精神的におかしくなっていたことを証明できるものは、かかりつけの病院等があれば、主治医の先生がカルテに何か書いているかもしれませんし、その遺言書が書かれた日付の頃のお祖母様の認知能力次第かと思われます。少なくとも、病院への付き添いや介助について、要介護度がどの程度だったのかの資料等があれば、寄与分といって、本来かかるはずだった介護費用を、ご両親が一生懸命介護したことにより、お祖母様の財産が減らなかったのであり、その分について、相続財産をもらう権利がありますし、お父様かお母様のどちらかが、お祖母様の子どもであるならば、遺留分といって、最低限の相続財産をもらう権利があります。弁護士回答の続きを読む
役に立った
0

この質問に関連する法律相談

遺言書とは異なる内容で遺産分割をしたい

自筆証書遺言があり、署名、日付、押印などしっかりと記載されているので、検認でも問題ないと思うのですが、父親の世話をしていたのはほぼ私で幾分か多く貰ってもよいのではと思っています。遺言書にはそれぞれ法定相続分でもめることのないようにと記載がありますが、従わ...

3
0
相談日:2014年03月14日
遺言書を隠匿されています

父の相続です。
遺言書が2通あるらしいのです。1通は長男が所持。もう1通は従兄弟(相続人ではない)が所持。2人とも、知識が全くなく、相続開始後1年経過するとすべてが自分の思い通りになると信じきっており、遺言書を見せません。なので、もう10ヶ月経ちますが...

2
0
相談日:2015年06月29日
認知症発症中の遺言の効力

先月、私の母(85歳)が亡くなりました。
生前、母は認知症を発症しており、3歳下の弟と2人で看病していました。
母が亡くなる直前に遺言書を受け取ったのですが、その内容は、弟に全額遺贈するとの趣旨の内容です。

母は、亡くなる直前は相当症状も悪化し...

4
0
相談日:2014年08月12日
遺言から

父が亡くなり全財産は弟にという遺言が出てきて執行人から連絡がありました。弁護士に相談したら、弁護士にお金が流れるように弟さんと相談したものであろうと推測され、お父さんはそれを認めるような遺言です。と言われました。弟に入れ知恵した弁護士はそれで罰せられない...

1
0
相談日:2017年03月18日
遺言書

母が12月30日に亡くなり、相続人である二人の子供のうち
妹が公正証書作成しており(3か月前)
そこには全部の財産を妹に残すと書いてあります。
それを阻止するために母の自筆の遺言書を書いてもらいましたが
印鑑押印がなく、日付の間違い(元号の間違い...

4
0
相談日:2017年01月03日
遺言書と目録について

実母が亡くなりました。弟はニートのため、母は弟の将来を心配していました。この度遺言書があり、控は弟が保存しておりました。公正証書です。全ては弟に財産を残すというものでした。目録はありません。
弟は預貯金、家屋、土地、全ては自分のものだと主張しています。...

2
2
相談日:2021年07月16日
フリーワード検索で法律相談を見つける

相続に関する法律ガイドを見る