父がなくなっている際の祖父母の遺産相続について
今年9月、祖母が亡くなりました。執行人という叔父に、遺言書があるからと呼ばれ、母は部外者だから呼ぶな、と口止めされました。
数年ぶりに見た祖父母の家は荒れ果てていて、更に遺言書を見て驚きました。祖母が施設に入った、1年後に聞き取りをしたもので、「私の所有する○○銀行のものを、孫二人に均等に分配すること。残りの財産すべてを(叔父)のものとする。」とだけ、かかれていました。
その銀行は普段祖母が使う銀行ではなく、明らかに、このために作ったものであり、記載も、遺言書の日付の日に入金されたものだけでした。私が、祖母から聞いていたことを伝えると、叔父は、「知らない。聞いていない。僕は、執行者だから何も答える義務はない。何も言えない。」の一点張りで、財産の全体がどれくらいかも、何も教えてくれませんでした。
26歳の私には知識もなく、力もなく、それをいってくれる親戚もいなく、弁護士を頼むあてもなく、どうしていいかわからず、祖母のことは、それで承知しました。
しかし、今度は祖父が亡くなりました。祖父の時にも同じことをされるのでは、納得できません。
どうすべきなのでしょうか。
それとも、叔父が正しいのでしょうか。
私の父は5年前に55歳で亡くなりました。父方の祖父母は当時85歳と高齢で、祖母は83際の頃から、寝たきり、認知症も発症していました。私達は一駅離れた場所にすんでおり、祖父母の家に毎日通い、私と母と父と祖父で、自宅介護を続けていました。父には弟がおり、私が生まれる頃は、仕事で離れて暮らしており、私たちとは話すことなく、あまり面識のないまま過ごしていました。
7~8年前に仕事をやめ、音楽を学ぶと言って、カナダの大学に通っていました。私の父の死をきっかけに、叔父は「お前ら家族が僕の兄を殺したんだ。」と言い放ち、私達の家族にことわりなく、祖父母を施設に入れてしまいました。叔父は祖母の着替えも用意せず、寝巻き姿のまま、タオルと、トイレットペーパーだけを持たせ、施設に訪問した私たちが苦情を受け、急遽、祖父母に必要な衣料品を買って届けた始末。叔父は、私達のことを嫌うため、それ以来、祖父母の家には近づかず、代わりに施設で、祖父母と顔を会わせるようにしてきました。
私は祖父母が大好きで、小さい頃から毎週のように通い、一人でも、よく電車にのって顔を見にいくほどでした。小中学生の頃には祖母は「私のものは、あなたが大事にしてね。」と、色々なものを見せてくれていました。
このような経緯があり、大好きな祖父母との思い出が、奪われてしまうと思うと、とても、悔しいです。
祖父の家は、築100年以上。お世辞にもきれいな家とは、言えませんが、祖父母がてを加え、とてもきれいにして、大事に手入れしてきた家です。でも、5年間で、荒れ果てています。畳が浮き、雨漏り、ドアの装飾は剥がれ、セロテープで補修。掃除せず、部屋も散らかったまま。庭の草木は伸び放題。切った草を庭に積み、きれいだった飛び石も浮いた始末。
「僕が管理を任されている。」というけれど、指摘すると、「僕は忙しい。」と怒鳴る。それでいて、遺産でグランドピアノを買うと、周囲に話す。それよりも、家を直すことにお金を使って欲しい。こう要求し、確約させたいのが、本音です。
長文をすみません。お忙しいことと思いますが、お返事をいただけると幸いです。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
まずは祖母の遺言書が有効なものかに疑問が残ります。その点の確認が必要でしょう。また銀行預金がど...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
祖母の相続については、遺言書があるとのことですが、まず遺言書の有効性を確認することが必要です。...
また、遺言書が有効でも、あなたは、お父様の代襲者として遺留分減殺請求権を有していますので、遺留分(法定相続分の2分の1)を主張することは可能です。あなたの場合は、祖父母の子が、あなたのお父様と叔父様のみでお父様の子があなたを含めて2名であれば、あなたの遺留分は、8分の1になります。この権利は遺留分の侵害を知ったとき(遺言書の内容を知ったとき)から1年以内に行使しなければ時効消滅してしまうので、来年の9月までに、弁護士に依頼して、内容証明郵便で、叔父に遺留分減殺請求の意思表示文書を送付する必要があります。
祖父の相続については、遺言書がなければ、あなたは、4分の1の相続分を有しています。
ですから、あなたには、祖母の遺産の8分の1、祖父の遺産の4分の1の権利があります。
弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
1月に父が亡くなりました。相続は自動車と不動産です。相続人は母、姉、私の三人です。母は認知症のため、最近私が後見人になりました。不動産は共有の名義にし、法律通り、母が二分の一、姉と私が四分の一にします。自動車はだれも乗らないので、いったん私の名義にし廃車...
母の遺産相続の質問です。
現在母の選んだ某弁護士に依頼して遺留分源殺請求を母の姉と弟にしています。
遺言の中に母宛の生命保険200万があり遺留分の中に入っていないので原本を返して欲しく兄弟に言っても返してくれず
弁護士に聞いても自分でやって下さいと...
離婚した元旦那が亡くなりました。
相続人は私の子と、離婚後に別の女性との間に認知した子(どちらも未成年)の2人です。
先日、義母が弁護士の所で相談してきたようで、その後日、法定代理人の私と認知の子の母と義母とで弁護士事務所へ呼ばれました。
...
亡くなった父親名義の土地に、独身の兄(2人兄弟)がローンを組んで家を建て直し父親と一緒に居住しておりました。父親が亡くなった時点でもローンの返済が残っていましたので、相続せずにそのままにしていました。
最近になって、その兄が結婚したため家を売却した...
相続に関する法律ガイドを見る
相続放棄の手続きの流れと必要書類 | 相続放棄を選択すべき基準とは?
相続放棄に必要な手続きはご存知でしょうか。相続放棄はマイナスの財産を相続したくないときに相続権を放棄することですべての財産を引き継がない選択をすることです。相続放棄どころか相続に関わることなど人生でそう何回もないでしょうから、手続きや...続きを読む
遺留分減殺請求とは|減殺請求の方法と相続時に泣き寝入りしない豆知識
遺留分減殺請求(いりゅうぶんげんさいせいきゅう)とは、一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分である「遺留分」を取り戻すための法的手続のことを言います。遺留分減殺請求の方法には特に指定がありませんが、一般的には相手方に対し内容...続きを読む
『両親どちらかが亡くなって、独り身になってしまった際は、長男夫婦が実家で同居する』という約束で、父親が一千万円かけて実家を改築。数ヶ月後父親が急逝。その時、長男夫婦は母親との同居を拒否。1千万円を無駄にした長男夫婦に対する遺産相続はどうなる?続きを読む
相続放棄申述書を自力で作る全手順|書き方・手続方法・注意点を徹底解説
相続放棄は、被相続人について一切の相続を拒絶するための制度で、これを希望する場合には、自己のために相続のあったことを知った時から3箇月以内に家庭裁判所へ放棄の申述を行わなければならないことから、早めに申述書を作成・提出する必要があります。続きを読む
相続問題の無料相談活用法!相談先4つと相談に行くベストタイミング
2020.4.6無料相談と言っても相談先が多すぎて、自分がどこに相談するのが1番いいのかわからないと思います。ここでは初めての相続や相続を行う上で、不安や疑問があった場合に自分に合った無料相談ができる相談先をまとめました。続きを読む
代襲相続は、民法887条・889条に規定された、被相続人の子または兄弟姉妹が被相続人よりも前に死亡等の理由で相続権を失っている場合に適用される相続制度で、これらの人の代わりにその子らが相続人としての権利を承継することになります。続きを読む