遺産相続相談

相続
遺言書

私の病気療養中、高齢の母を介護した妹や弟が共謀し、自分たちに有利な遺言書を作成させ、預貯金や印鑑、遺言書、更には母と共有名義の不動産登記簿謄本等を自宅に隠匿。度々返還要請をしておりますが一向に応じる様子もなく、今では連絡不能状態です。

そこへ田舎の家裁より遺言検認期日案内が届ました。どうも内容に自信を持っている様子ですが、改竄気配若しくは母に書かせた可能性が高く、如何なる処置をすれば良いか?のご相談に加え、仮の話しですが氏名の表記ミスがあった場合の遺言効力の確認です。

我家は髙橋ですか戸籍謄本等は梯子髙で、高齢の母とは言え一般的な口高を書くことはないはずです。しかし、兄弟がうっかり口高で書いた場合の効力はあるのでしょうか?

更にはある程度の期間の中で、同じ筆圧で書かれていたとすればかえって不自然に思えるのですが?もし、検認当日にそのような疑問を感じた場合、そうした疑問を出すことは可能でしょうか?

因みに母は97才で亡くなりましたが認知症ではありません。

相談者(ID:1597)さん

2018年04月28日

弁護士の回答一覧

中尾田 隆
弁護士(池袋南法律事務所)

遺言書の検認の手続きは、遺言書の保管状況や内容を裁判所が確認して記録するという手続きです。 ...

遺言書の検認の手続きは、遺言書の保管状況や内容を裁判所が確認して記録するという手続きです。

遺言書が正しく作成されたことなどの中身を争うには遺言書無効確認などの訴訟で争うことになります。

口高か、梯子髙か、という問題は、本人が書いたことに間違いがなければ、遺言書の効力を否定することはできません。もっとも、母君が本心から遺言書を書いたのかどうか、という争い方はできますが、様々な事実と証拠が必要となってきます。

母君が、全て自筆で書いたかどうかが問題となると思われますので、母君の自筆の文章を可能な限り探して保管しておくことです。

遺言書の内容を確認して問題がある場合に、遺言書の効力を争うときは、最寄りの弁護士にご相談されるほうが良いと思います。
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回答した弁護士のご紹介
中尾田 隆
弁護士(池袋南法律事務所)
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ですから、お尋ねのように当該遺言書の効力を問題にされるのでしたら、遺言無効確認訴訟等の法的手続きが必要になるものと考えられます。
なお、ご質問の内容からすると、当該遺言書の偽造を疑われているということだと思われますので、お母様ご自身が記載した日記や手紙等の自筆の文書をご準備されておかれるべきでしょう。
検認の手続き後に、遺言書の写し等の資料を整えて、一度専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか。
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