葬儀費用の負担
葬儀費用の負担についての質問です。
母親が死去し姉妹2人で遺産分割を協議しています。
姉(私)が喪主となり葬儀を執り行いましたが、葬儀費用は喪主であった姉が全額を負担するのだと妹が主張しています。葬儀社等、対外的にはその通りと合意しますが、遺産相続という観点では納得できないでおります。
生前、母親は葬儀社の互助会に自ら加入しており、当然その葬儀社に委託しました。また、友人とか幅広く呼んでくれ、振る舞ってくれ、その為の貯金なんだから、と申してました。
いわば母親の遺志を実現することに尽力したのであり、葬儀の裁量権を待たなかったわけですが、それなのに多額の葬儀費用(香典を充当しても大きな赤字が発生)を私が負担しなければならないのでしょうか?
遺産から支払うのが筋と思うのですが?
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
法的には葬儀費用は相続財産の分割の問題ではなく、祭祀財産承継者が負担する、と言うことにはなりま...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
遺産から支払って調整することが故人の遺志に適うのではないかとは思います。 もっとも、葬儀費用...
もっとも、葬儀費用は、相続開始後に生じる債務であり、相続財産に関する費用とも言えないので、遺産から支払うことを強制することが困難です。妹さんが主張するように喪主が葬儀費用を負担すべきであるという裁判例や考え方もあります。
遺産分割の調停を提起し、葬儀費用について遺産の中で解消することの同意を求めていくことになりますが、協議に含められない場合には、民事裁判にて葬儀費用を求めることになります。
このような事態に陥らないように、遺言にて葬儀費用に関する定めを置くか、葬儀費用に関する信託を行っておくことが有効となります。弁護士回答の続きを読む
葬儀費用は相続の開始後に発生した負債ですから、遺産ではありません。ただ、遺産から支払うというこ...
弁護士回答の続きを読む
葬儀費用の負担についての質問です。 母親が死去し姉妹2人で遺産分割を協議しています。 姉(私...
母親が死去し姉妹2人で遺産分割を協議しています。 姉(私)が喪主となり葬儀を執り行いましたが、葬儀費用は喪主であった姉が全額を負担するのだと妹が主張しています。葬儀社等、対外的にはその通りと合意しますが、遺産相続という観点では納得できないでおります。 生前、母親は葬儀社の互助会に自ら加入しており、当然その葬儀社に委託しました。また、友人とか幅広く呼んでくれ、振る舞ってくれ、その為の貯金なんだから、と申してました。 いわば母親の遺志を実現することに尽力したのであり、葬儀の裁量権を待たなかったわけですが、それなのに多額の葬儀費用(香典を充当しても大きな赤字が発生)を私が負担しなければならないのでしょうか?
遺産から支払うのが筋と思うのですが?
遺産から支払い、残りを法定相続分で清算するのが通常でしょう。
但し、葬儀社からの請求などは、喪主に請求されるでしょう。また、香典が多く受領できてそれで賄えているなら、その中から支払い、残りを相続人に分配すべきです。弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
初めまして。
相続の事でわからない事があってご相談させていただきます。
私の母は事実婚で、20年以上連れ添った内縁の夫がいます。
内縁の夫は先日末期ガンを宣告され、余命わずかです。
内縁の夫の死後、生命保険金がおりて財産分与があるのですが、内縁の...
父が、平成31年4月に亡くなりました。父と母との間には子供は私1人ですが、父と前妻との間には子供Aと子供Bの2人がいます。母は、父より前に亡くなっています。
父は、遺言書を残していなかったので、私、前妻との間の子供Aと子供Bの3人で、遺産分割協を行...
母は25年ほど前から痴呆で
8年前ほどから完全に親類縁者もわからなくなってるが
兄の死亡後、嫁が財産管理していて
収入は400万ほど、15年前から施設で暮らしている
次兄の話では母の預金を引き出し、嫁の娘などに預金しているらしい
これらは遺産分...
父が亡くなり父の自筆遺言書あり(検認済み)。相続人は4人で母及び長男、長女、次男です。遺言書が見つかる前に、相続人了解のもと銀行口座を解約し一時的に長女口座に入金(500万円)したが、遺言書が出てきて内容確認したところ、次男に総ての流動資産及び固定資産を...
未婚の叔父が亡くなりました
兄妹が3人既に両親は他界してます
私は次女の長男になるので甥になります
生前、叔父に何かあったら全て任せると言わてました
葬儀の施主もしました
今後についてどうするか話し会いをしたら、叔父の兄妹は私に財産全て任せたい...
相続に関する法律ガイドを見る
遺産相続の各種期限と手続きの優先順位まとめ|時効についても要注意
遺産相続には所定の期限内に行わなければならない手続きがあり、これらの期限を過ぎてしまうと大変なことになる場合がありますので、優先順位を決めるのがおすすめです。続きを読む
相続人調査で戸籍を取得する方法|弁護士に代行してもらう3つの理由
相続人調査(そうぞくにんちょうさ)とは、戸籍を確認して被相続人(亡くなった方)の相続財産を受け取ることができる相続人を特定することであり、相続人同士で遺産分割協議をする上では欠かせません。相続人の一部がいない状況で遺産分割協議を進める...続きを読む
離婚後の相続の範囲はどこまで?疎遠の子供や配偶者に相続権はあるのか
2017.11.27両親が離婚した場合、その子どもや元配偶者には相続の権利があるのでしょうか?また、離婚したあとは一体どこまで相続の範囲があるのでしょう? ぜひこの記事をご覧いただき、相続の範囲についての知識を深めていっていただきたいなと思います。続きを読む
相続放棄の必要書類の集め方と書き方 | ケースごとに変わる必要書類一覧
相続放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内に、相続放棄をしたい旨を家庭裁判所に申述することによりすることができます。期間を延長することもできますが、その旨を伝えることも3ヶ月以内に行う必要があります。相続放...続きを読む
相続問題の無料相談活用法!相談先4つと相談に行くベストタイミング
2020.4.6無料相談と言っても相談先が多すぎて、自分がどこに相談するのが1番いいのかわからないと思います。ここでは初めての相続や相続を行う上で、不安や疑問があった場合に自分に合った無料相談ができる相談先をまとめました。続きを読む
失敗しない遺言書の書き方とすぐに使える文例集|正しい遺言の作り方
遺言書(いごんしょ、ゆいごんしょ)とは、故人が死後の財産等の用途や処分方法を指定するための文書で、法律上はいわゆる遺書と区別して扱われます。日本では、民法が遺言の作り方や効力をきちんと規定しており、民法上の定義としては「人がその死亡後...続きを読む