公正証書による遺産分割
はじめまして
大阪市在住の57才会社員です。
今年4月に87才で母親が亡くなりました。父は5年前に他界。兄弟は二人です。母が元気なころは兄弟二人で半分に分けるよう口頭で聞いておりました。先日、法事の際、兄から遺言公正証書の謄本を見せられたところ3/4が兄、1/4が私にとの内容でした。公正証書は兄と母が相談して作ったようです。母が父から相続した1/2をすべて兄に相続させたいという希望があり、法定相続分の1/2(遺留分)を満たしているので問題ないと言われたのですが了解せざるを得ないものなのでしょうか?
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
公正証書の作成時、被相続人の認知症が進んでおり、既に意思能力に欠けている状態であれば、遺言は無...
次に、遺留分の計算上、特別受益(お兄様が被相続人から受けた生前贈与)は、原則として、持ち戻すことになります。
より詳しくは、具体的に法律相談を受けるのがよいと思います。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都新宿区神楽坂3-2神楽坂Kビル7階 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
離婚、相続、国際離婚、親権等家族法、一般民事、刑事、入管、その他、幅広い分野を扱っています。 英語、中国語、韓国語、比語、タイ語の多言語対応の事務所です。依頼者に寄り添い、ベストな解決を目指します。
まず、お母様の相続についてのご質問者の遺留分は4分の1となります。 そして、公正証書遺言が有...
そして、公正証書遺言が有効である以上、なかなかそれ以上の分割を主張するのは困難なのではないでしょうか。
ただ、具体的な分割方法について十分に協議し、ご質問者が少しでも有利になるように対応することは可能だと考えられます。弁護士回答の続きを読む
基本的には、有効な遺言書が遺留分を満たしている場合、それ以上の請求はできません。 後は、遺言...
後は、遺言書の有効性、遺言書を作成する際にお母様の真意に基づかずにこれが作成された事情でその有効性を争うか、遺産の中に不動産等が含まれている場合には、そもそもその評価の仕方は様々なので、本当に遺言書の財産が1/4かを争っていくことになります。弁護士回答の続きを読む
お兄さんと話し合って、必ずしも遺言によらない分け方ができるのか、を検討してみてはいかがでしょう...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
この質問に関連する法律相談
母親が亡くなる前に、母親からお金を貰いましたが亡くなった後に兄達から遺留分減殺請求を求められ3人の兄に支払いました。その時に父親はおりましたが請求の中には父の名前はありませんでした。(多分父親には内密に兄弟だけで画策して請求をしたと思われます。)その時の...
こんにちは、私は現在、57歳で独身の男です。
過去に離婚歴が有り前妻の実子が一人おります。
遺言書と生前贈与を検討しておりますが、現在実子と疎遠になって
しまい、連絡が取れていない状態です。
そこで3つ程ご質問ございます。
1. 私が再...
相続人は私と妹。母は父がなくなる2年前に他界しています。
父と私は諸般の事情で疎遠になっており、ここ五年間連絡を取っていませんでした。妹幼少時からは父にとても可愛がられていました。今回、父が亡くなったことで判明したのですが遺産のほとんどが妹への生前...
母が亡くなり(父は既に死亡)、法定相続人は私と姉の二人です。
公正遺言書があり、私には特定の財産を遺贈する、姉に残り全部を遺贈させる公正遺言者がありました。ただし、相続開始前に姉に特別受益と姉の家族に生前贈与が合計(相続開始3年以内)で1000万円あり...
お世話になります。
遺留分減殺請求の調停申し立てを考えています。その中で相手方の配偶者が生前贈与されていた不動産がありました。相続対象以外の者(法定相続人以外)が相続開始1年以上前に生前贈与された財産は、遺留分を算定するための財産に算入できないと思いま...
14年前の母死亡時に父と母の半分ずつの名義になっている、土地と家について登記をする事になり、当時私は更年期の目まいで出歩く事が出来なくて、姉に私の部分を父の名義にするという約束で印鑑証明を渡しました。14年過ぎた頃に登記簿を見たら姉と父の半分ずつになって...
相続に関する法律ガイドを見る
相続放棄申述書を自力で作る全手順|書き方・手続方法・注意点を徹底解説
相続放棄は、被相続人について一切の相続を拒絶するための制度で、これを希望する場合には、自己のために相続のあったことを知った時から3箇月以内に家庭裁判所へ放棄の申述を行わなければならないことから、早めに申述書を作成・提出する必要があります。続きを読む
一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことを「遺留分」といい、この遺留分を侵害する財産を取得した他の相続人等に対して、自己の遺留分を返してくれるよう請求するのを「遺留分減殺請求」といいます。ところが、遺留分の権利は永続的に...続きを読む
家族信託を頼むとき、弁護士ではなく行政書士に依頼する人もいるでしょう。弁護士と違って格安で依頼することができるので、負担を減らしたいとお考えの方は検討してみるのも手です。記事では家族信託を行政書士に依頼したときについて、ご紹介しています。続きを読む
遺産分割調停の手続きの流れと疑問を徹底解説|調停成立のポイントとは
遺産分割調停(いさんぶんかつちょうてい)とは、その名の通り「遺産分割をするための調停手続き」、すなわち遺産分割について家庭裁判所を介した話し合いで決着をつけるための手続きです。裁判所の行う民事調停の中では離婚調停が有名ですが、相続でも...続きを読む
原則的に遺産相続で孫は相続人にならない | 孫に相続させる方法まとめ
故人の財産を相続する際、相続人として真っ先に浮かぶのが「配偶者」と「子ども」かと思いますが、誰が相続人になるのかをきちんと理解している人は少ないのではないでしょうか。日本の民法では、相続人の順位として、①配偶者は常に相続人になること、...続きを読む
相続放棄で借金をゼロに | 相続放棄手続の手順と主な相談先まとめ
相続放棄をしたとき、あなたが借金を負担する必要はほぼなくなります。しかし、相続とは不動産や現金といったプラスの財産と債務のようなマイナスの財産がセットになっているので、マイナスの財産を放棄するということはプラスの財産も放棄するというこ...続きを読む