遺留分減殺請求について
お世話になります。
遺留分減殺請求の調停申し立てを考えています。その中で相手方の配偶者が生前贈与されていた不動産がありました。相続対象以外の者(法定相続人以外)が相続開始1年以上前に生前贈与された財産は、遺留分を算定するための財産に算入できないと思いますが、生前贈与された者が法定相続人の配偶者(妻)だとしたら、夫婦間の為、その財産を共有していると見なすことは可能でしょうか?そのような判例はないでしょうか?例えば、家や車など、名義は配偶者でも一緒に住んでいたり、一緒に乗車したり、その財産を法定相続人(相手方)が使用していた場合、家賃やレンタル代を支払う事無く利用していたとすると、法定相続人が贈与されたものと同等と見なすことができるのではないかと思われます。いかがでしょうか?
相談者(ID:17886)さん
弁護士の回答一覧
判例データベースで調査した上での回答ではありませんが、少なくとも最高裁判例ではそのような判断が...
少なくとも不動産を贈与したのであれば、名宛て人への移転登記を経ているでしょうから、夫婦共有とする解釈は難しいのではないでしょうか。
上記の解釈よりも、「当事者双方が遺留分権利者に害を与えることを知って贈与」(改正民法1044条1項後段)の解釈で勝負した方がいいかと思います。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 宮城県仙台市青葉区一番町1-8-10京成壱番町ビル201 |
---|---|---|
対応地域 | : | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 富山県 石川県 福井県 高知県 |
【窓口的な弁護士を目指しております】幅広い案件に対応 お気軽にご相談ください。
この質問に関連する法律相談
今年初め、母が亡くなりました。父は20年前に他界しており、母は 実家を建直し長男一家と同居していました。母は、収益物件を所有しており 年金と合わせて 毎月70万円近くの収入がありましたが、長男が同居し始めた頃から、その母の収入を ほぼ取り上げ、あげく 母...
家族構成 母 長女 長男(相談者)です。
現在相続時精算課税を使って母から長男へ土地名義を移動しました。この件を長女が知っているとして、滅殺請求権の時効は侵害されていると知ってから1年間とありますが、この場合の時効とは書類上名義が長男へ移動してから1年...
母親が亡くなって7年経つのですが遺産があったこと知らず去年の9月に実の兄から遺産分けは済んでると聞いて兄弟で話合いをしたのですが今更と弟に言われ喧嘩になり遺留分減殺請求権を申請して自分の分を取ろうとしていたのですが、昨日弟が仕事中転落事故で死亡してしまっ...
私には、妻と2人の息子がいます。
息子の両方は大学を出ており、次男は大学卒業後銀行に勤め、結婚もし落ち着いた生活をしているのですが、問題は長男の方で、大学を中退したにもかかわらず、5年たっても定職に就かず、私から生活費を取ってはギャンブルや風俗通いなど...
遺言にて私の相続分が無いことが判明しました。
被相続人は母親、子供である私と姉、妹です。
調べる内に遺留分なる存在をしりましたが、遺言書で一切相続させない旨の記載が
あっても遺留分は守られるのでしょうか。
相続に関する法律ガイドを見る
特別受益と遺留分の関係|特別受益者に対する遺留分減殺請求の基礎知識
特別受益は、具体的相続分算定の際に考慮されるものですが、被相続人が特別受益を考慮することを免除する(持戻し免除と言います)こともでき、ある程度は被相続人の財産処分の自由と調整が図られていますが、遺留分算定の際にはこのような免除は認められていません。続きを読む
家族信託は ・適正な判断力の低下に備えたい ・遺言以外の資産継承をしたい という方にとっては非常に便利な制度ですので、今回はそんな家族信託について解説していきます。続きを読む
【事案別】相続問題が得意な弁護士の選び方と注意すべきポイント
2017.2.24相続問題が生じた場合、専門家の選択肢として弁護士を考える方も多いかと思いますが、数ある弁護士事務所の中からどうやって選んだら良いのか悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。一口に弁護士と言っても得意分野は人それぞれで、民事も...続きを読む
家族信託を利用しようと考えている人が段々と増えています。そんな家族信託こそ、弁護士に依頼してサポートしてもらうことでより確かなものとなります。 しかしどうして家族信託を弁護士に依頼する必要があるのでしょう。メリットをはじめ、家族信託について紹介します。続きを読む
寄与分は遺留分減殺請求の対象外|遺留分・遺贈・寄与分の三角関係とは
寄与分とは、共同相続人の中に被相続人の財産の維持・増加に特別に貢献した人がいる場合に、相続分にこの貢献分を反映して共同相続人間の公平を図る制度ですが、遺留分減殺請求の際にどのような扱いになるのかについて、遺留分や遺贈との関係とともにご紹介いたします。続きを読む
遺産分割を無料相談するならどこ?|弁護士・司法書士・税理士の違い
「自力で遺産分割できるか不安」という方は、無料相談を活用すると良いでしょう。主な相談先としては弁護士・司法書士・税理士などがありますが、それぞれ対応内容は異なります。この記事では、遺産分割の無料相談先について、対応内容の違いや相談時のポイントを解説します。続きを読む