遺産分割調停の流れと準備
遺産分割の調停を控えています。
私は母親を介護したことによる寄与分を主張しているのですが
調停の流れはどのようになるのでしょうか。
また、それにあわせてどのような準備をしたほうが良いのか教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
調停の流れは、まず相続人・遺産の内容の確認など 形式的なところから始まります。 その後どの...
形式的なところから始まります。
その後どの遺産をどう分けたいかの話し合いがなされますので
具体的に寄与分の主張も取り上げられると思います。
寄与分の主張自体は初回からして頂いて構いません。
なお、寄与分の主張について、相続人間で合意ができない場合
調査官の調査により、寄与分の有無、度合が調査されることとなります。
寄与分に必要なものは、介護の期間、内容を示す証拠の
ご準備をなさるといいでしょう。
カルテ、診療記録、ご自身の介護日記などです。
もし、分からないことや、うまく調停が進まないことがあれば
弁護士へのご相談をお勧めします。
当事務所でもお受けいたしております。
弁護士回答の続きを読む
遺産分割調停は, ①相続人の確定 ②財産の確定 ③分割方法の確定 の順序で進ん...
①相続人の確定
②財産の確定
③分割方法の確定
の順序で進んでいきます。
寄与分は②の部分で議論になりますので,調停委員から被相続人の相続財産の増幅維持に①何を②どれくらい寄与したか確認されると思います。
その際に,質問者さんが,寄与の具体的内容を示せる物を用意された方がよいと思います。
今回は,介護ですから,介護の具体的事実(いつから介護を始めたか,同様なサポートを行ったのか等の具体的内容)を調停委員に示せばよいでしょう。
弁護士回答の続きを読む
調停は、各回、出席当事者それぞれから、経緯や主張をお聞きし、調停の成立に向けて調停委員会が調整...
調停では、主張の概要と根拠をきかれるので、それをまとめておいて下さい。介護による寄与分であれば、介護が必要な状況、期間、介護の具体的な内容、要介護認定の有無、等級、デイケア、ヘルパー等の利用内容や頻度、入院した場合、入院の理由、その際、付添い介護等があればその内容、日数、その他の各項目の説明、それぞれの説明を支える資料等があるとよいでしょう。そして、以上の介護をどのように評価するのかのお考えをまとめて下さい。1日当たり~円として、介護日数を乗じるのが通常の方法です。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都新宿区神楽坂3-2神楽坂Kビル7階 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
離婚、相続、国際離婚、親権等家族法、一般民事、刑事、入管、その他、幅広い分野を扱っています。 英語、中国語、韓国語、比語、タイ語の多言語対応の事務所です。依頼者に寄り添い、ベストな解決を目指します。
基本的には、調停についての説明のあと、申立人・相手方の順で調停委員に話すことになります。相続案...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
遺産分割調停は①相続人の確定、②遺産の範囲の確定、③遺産の評価の確定、④寄与分、特別受益を勘案...
ですから、寄与分のご主張は具体的に勘案されるのは遺産の評価が定まった後ということになりますが、当初からご主張されておかれた方がよろしいのではないでしょうか。
ご質問者の寄与の主張は療養看護型ですから、療養看護の必要性、特別な貢献、無償性、継続性、専従性、財産の維持増加との間の因果関係が必要です。ですから、資料としては、介護認定の通知書、介護サービス利用票、医療機関の領収書等が仏要となってくるでしょう。この段階で、専門家とご相談されることをお勧めします。弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
先日、質問させて頂いたのですが、ネットで下記の事を見ました。
● 法定相続分や遺言と異なる遺産分割
相続人間で話合いの結果、それが法定相続分どおりでなかっても、その遺産分割は有効です。
長男に相続させるために他の相続人の取...
数ヶ月前に母が亡くなりました。
残された父と姉(知的障害がある)と私で遺産を分割するにあたり
姉に成年後見人の申請をするため
成年後見と遺産分割のための資料を集め書類を揃えたりしています。
父は姉の預金が多いので「あいつにはやらなくていい」とか
...
父、母がなくなって9年が経ちましたが兄が青年後継人をすると言ってたのですが何もせず相続の話もぜずで今までになってしまいました。現金などは全部持って行って土地、建物がのこってるのですが先日市役所から固定資産税の納付代表者を決めてほしいと書面送られてきたので...
今いろいろな所にメール相談してます。変な話ですが聞いて下さい。
被相続人の独居老人が遺体で発見、(死後3-4週間(司法解剖)家族葬をする。
喪主(相談者)施主(相手(きょうだい)、(被相続人の配偶者は25年前に死去している。
法定相続人は2...
子供が私と姉の二人なのですが、遺産の分け方で困っています。
主な遺産が不動産と預金の2つで不動産の評価額は約3,000万、預金は約1,000万です。
私は不動産が必要ないので、預金の全てを要求しているのですが姉は預金の内500万は欲しいといってかれこ...
相続に関する法律ガイドを見る
成年後見人制度には、対象となる人によってその2つの制度に分かれます。法定後見制度、任意後見制度には若干の違いがありますので、それぞれの手続き方法をみていきましょう。この記事で詳しく解説していきますので、ぜひ理解を深めていっていただきたいと思います。続きを読む
相続放棄と代襲相続の関係|放棄した相続権は子供へ移動するのか?
被相続人が死亡したときに、すでに本来の相続人が亡くなっているか、相続人としてふさわしくないなんらかの理由があると、本来の相続人の子どもが代わりに相続人となります。これを代襲相続といいます。例えば被相続人が亡くなったとき、すでに被相続人...続きを読む
遺留分には持ち戻し免除の制度がない|特別受益の持戻しと遺留分の関係
「持ち戻し(持戻し)免除」とは、具体的な相続分算定の元になる相続財産を決定するにあたって被相続人から相続人への一定の贈与分を考慮しない制度のことをいい、いわゆる「特別受益」を得ている相続人について、相続分や遺留分算定の際に持戻し免除の効果がしばしば争われます。続きを読む
遺留分減殺請求できる財産には順序がある|遺留分減殺の正しい順序とは
遺留分を侵害された法定相続人は、実際に侵害されている財産の限度で、侵害の相手方に対し遺留分減殺請求をすることができますが、実は、遺留分減殺請求できる財産には優先順位が決まっており、原則としてその順番通りに減殺を行っていかなければならないとされています。続きを読む
遺産分割を行う際は弁護士に依頼するのがおすすめです。弁護士であれば、法的視点から分割手続きを一任できるため、個人で行うよりもスムーズな解決が見込めます。この記事では、弁護士に遺産分割を依頼するメリット・費用・弁護士の選び方などを解説します。続きを読む
遺留分減殺請求訴訟の管轄に要注意|調停と訴訟では裁判所が違う!
遺留分減殺請求をする場合、調停と訴訟とで裁判所の管轄が異なるとされています。管轄は、簡単に言えば「どの裁判所がその事件を担当するか」を決めたものになりますが、これを守らなければ手続きを受け付けてもらえないので注意しましょう。続きを読む