離婚する妻への財産分与
先日私の父が亡くなり、不動産、金融資産を合わせ約5億5千万円の遺産を残しました。遺言信託を受託していた銀行により遺言書が開示されましたが、私の相続額は遺留分の8分の1を下回る6千万円程度でした。遺留分の減殺請求は考えておりますが、少なくとも1億5千万円位を期待していた私の妻は大変落胆しており、相続後も経済的に余裕のある生活ができないのであれば、私との婚姻関係を解消したいと考えております。(因みに現在私は保有資産はほぼゼロです。)私としても妻の気持ちは理解できるので、出来る限りの事をしてやりたいと考えております。
私と妻との婚姻期間は戸籍上は7年ですが、それ以前は前妻との別居期間20年間共に生活しており、現在の妻との間には現在23歳の子供もおります。
ご相談したい内容は下記のとおりです。
①離婚に際し、妻への財産分与として上記の相続額6千万円を全額を渡すとした場合、非課税にはならないでしょうか。
②私の厚生年金を可能な限り妻へ分割したいと思いますが、上記①で財産分与が非課税とされる事に何らかの影響を及ぼす可能性はあるでしょうか。
以上よろしくお願い致します。
相談者(ID:18616)さん
弁護士の回答一覧
①夫婦で共同して形成した財産がほぼゼロである中で,相続した6000万円を渡すのであれば,贈与税...
②年金分割については,分割する金額ではなくて分割割合を定めることになるはずですが(総支給額が事前に確定するものではないため),その分割割合の定め方と,贈与税の課税対象になるかの問題は別個の問題であるように思われます。
ただし,弁護士の方で直接お話を伺わないと,確定的なことは申し上げられません。
弁護士にご依頼いただいて,遺留分侵害額の請求を早めに行われることをおすすめします。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都千代田区内神田3-4-12トーハン第7ビル2階 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 |
明るい未来のため全力でサポートします。
この質問に関連する法律相談
被相続人には配偶者と子供三人いました。
被相続人は親から相続、贈与された不動産について、甥をわざわざ養子にして
公正証書の遺言で相続させました。遺言で指定したものは「親から相続、贈与
された不動産」のみです。
相続の際、甥が雇った税理士に...
長年にわたり兄から両親に暴力があり数年前に
市外に住む私の所へ逃げてきました。
一年程はシェルターに入り、現在は私の近くでアパート住まいをしており行政では支援措置を行っています
元々父のお金を散々無心しており、父が持っているものは全部俺のものだとい...
親の不動産(1000万)を生前贈与してもらうか、相続にするのがいいか、迷っています。
親は、再婚しています。
税金は、暦年贈与、相続時精算課税、相続、それぞれいくらぐらいになりますか。
再婚相手ともめる事があれば大変だと思っています。
ど...
私は8年前に結婚を機に今は東京に住んでいますが、実家は広島になります。
結婚をするまで両親と3人で住んでおり、私の給料は全て父に渡してその中でおこずかいをもらう生活をしていましたが、結婚で家を出る時点で、私の方からは毎月約10万円分の家賃、光熱費、...
生前贈与について3つ質問です。
①昨年2018年12月31日付けで母が私に100万円生前贈与として、銀行振り込みをし、振り込み日は母の口座では、12月31日なっています。ただし、私の口座には年を越えた1月4日付けで振り込まれました。この場合、贈与の年は...
相続に関する法律ガイドを見る
特別受益と遺留分の関係|特別受益者に対する遺留分減殺請求の基礎知識
特別受益は、具体的相続分算定の際に考慮されるものですが、被相続人が特別受益を考慮することを免除する(持戻し免除と言います)こともでき、ある程度は被相続人の財産処分の自由と調整が図られていますが、遺留分算定の際にはこのような免除は認められていません。続きを読む
代襲相続の範囲やルールとは|親や姪甥・配偶者や兄弟姉妹はもらえる?
2017.9.26相続というのはとても複雑で、知っているようで知らなかったこともたくさんあるために、いざ自分事となった時に大きな問題へと発展してしまうことも多々あるようです。 ぜひこの記事をご覧いただき、その理解を深めていってほしいと思います。続きを読む
自筆証書遺言(じひつしょうしょゆいごん)とは遺言者が自筆で書き記す遺言書の形式です。自筆遺言書は、紙とペンがあればいつでも書くことができる遺言書ですが、民法で定められた要件を満たさない自筆証書遺言は遺言書として無効になってしまう場合も...続きを読む
失敗しない遺言書の書き方とすぐに使える文例集|正しい遺言の作り方
遺言書(いごんしょ、ゆいごんしょ)とは、故人が死後の財産等の用途や処分方法を指定するための文書で、法律上はいわゆる遺書と区別して扱われます。日本では、民法が遺言の作り方や効力をきちんと規定しており、民法上の定義としては「人がその死亡後...続きを読む
秘密証書遺言の作成手順 | 無効にならない遺言にする為の書き方の注意点
秘密証書遺言(ひみつしょうしょ-いごん)とは、民法で定められた普通方式の遺言のひとつで、「遺言者以外にその内容を秘密にすることができ、遺言が遺言者のものであることを証明することができる」遺言のことをいいます。(民法第970条〜972条...続きを読む
遺留分の対象になる土地の評価額と評価方法|相続後にかかる税の知識
遺留分減殺請求をするにあたり、土地などの不動産は原則として時価で評価されることをご存知ですか?この記事では遺留分の対象になりやすい土地の評価額・評価方法を始めとした気になる情報をご紹介していきます。続きを読む