生前贈与か、相続か
親の不動産(1000万)を生前贈与してもらうか、相続にするのがいいか、迷っています。
親は、再婚しています。
税金は、暦年贈与、相続時精算課税、相続、それぞれいくらぐらいになりますか。
再婚相手ともめる事があれば大変だと思っています。
どの方法が一番、いいのでしょうか。
相談者(ID:36)さん
弁護士の回答一覧
一般的に値上がりする見込みがある財産や収益を生む物件であれば、生前に贈与(暦年贈与か、相続時...
暦年贈与と相続時精算課税贈与のいずれかでいくかは、贈与する親の年齢(長生きされる見込みなら暦年贈与に傾きます)、贈与税の納税資金を準備できるか(準備できるのであれば暦年贈与に傾きます)、相続税の見込み額(親御さんの全財産の内容、死亡保険金の見込み額などが明らかでないと相続税額は計算できません)、他の相続人の属性などによって変わってきます。そのため、いただいた内容だけではどれが適当かは正直お答えしにくく、お近くの税理士や弁護士に相談されたほうが良いでしょう。
また、不動産は、財産評価通達に基づき適正に評価をする必要がありますので、1000万円が適正な評価額か検討を要しますが、1000万円を暦年贈与すると、贈与税額は231万円(直系尊属が1月1日現在の直系卑属に贈与する特例贈与の要件を満たしている場合は177万円)となると思われます。
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