公正書遺言書
2年前、養母が亡くなり、相続の対象は、養父と私のふたり。
養母の相続後、私は養子縁組離縁をするつもりで、養父とお互い弁護士を立て遺産分割協議をしてました。
ところが、その協議中、養父は、自分が雇った弁護士とは、違う弁護士に公正証書遺言書を依頼し、その内容は、
不動産は、私へ。
現金の全てと不動産内の動産を、叔父へ。
という分け方をして、一切の権限を新しい弁護士が行うよう遺言を残し急遽亡くなりました。
叔父は、私たちのトラブルを熟知しており、話し合い時には、必ず立ち会ってました。
養父が亡くなる前、養父は、自分たちで雇っていた弁護士との連絡も絶っていたので、私は、養父の死後、初めて入院していた事も知りました。
その上、お墓や、仏壇なども、生前に叔父へと、贈与が終わってました。
問題は、
1.養母の相続が終わらない内に、養父が勝手に公正書遺言書を作成した事。
2.養母からの相続金額が不明な為、現金は全て養父のものとされ、遺言が作成された事。
3.不動産の相続が出来ても、中の動産が叔父なので、鍵を返してもらえない上に、売却も出来ない事。
養母の現金額が分からない理由は、
生前、養父と養母は、現金を全て自宅金庫へ入れていた為です。
養母の死後、弁護士を通して、養父へ金庫の開示を求めたが拒否され、以降、どれだけ現金を使用されているかも分からない状態でした。
養母に資産があったと言えるのは、
生前、養母は、マンション経営や株をしており、亡くなる15年ほど前に、貯金や証券も全て解約し、自宅金庫へ入れたようです。
以前住んでいた旧マンションは、養父名義のもので、1F店舗は養父が小売店経営。2F~4Fは養母がマンション経営。5Fは自宅として使用してました。
こちらの旧マンションを売却し、新しい自宅マンション(今回の相続不動産)を養父と養母でお金を出し合い、購入したらしいです。
そして残ったお互いの現金は、自宅金庫へ入れた様子です。
ちなみに、新しいマンションの持ち分は、3/4位が養母。1/4位が養父でした。
銀行へ明細を求めても、15年前のデータが残ってない。
旧不動産は、養父の名義。
所得証明をしようと、税務署へ問い合わせても、やはり古いデータは無く、養母の資産証明ができず、困ってます。
この様な中、ほかに証明できるものは、あるのでしょうか?
お互い弁護士を立てての協議中に、勝手に公正書遺言書を作成されても、それは認められるのでしょうか?
そして叔父が相続する動産は、どうしたら撤去してもらえるでしょうか?
とても困ってます。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
いろいろ経過はあるようですが、養父の公正証書遺言が有効かどうか、なのかと思います。有効であれば...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
養母様の資産・所得関係については、ご質問者さまが収集しようとしたもの程度と思われます。 ...
養母様の遺産分割協議と養父様の自身の遺言書作成は、別案件・別事件ですので、分割協議で弁護士を立てつつ、遺言で別の弁護士を依頼することには、法的問題はありません。
動産については、交渉等になりますので、お近くの弁護士に相談された方が良いでしょう。弁護士回答の続きを読む
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