遺産分割時の土地の評価
父の土地に父が介護施設に入居中に父の許可なしに父の所有する家屋を廃屋し長男が自分所有の家屋を建て地代を払わずに住んでいましたが、父が2月に亡くなり遺産分割が必要になりました。土地は長男が相続するとした場合、遺産分割で土地の評価をどのようにするのが妥当か教えて下さい。
私は実勢価格に近い公示価格で評価すべきと考えますが、長男は土地の使用貸借権があるので公示価格から使用借権の価値を引いた価額だと主張しています。父と長男の間に土地の使用貸借契約書はありません。
私としては、長男が土地を相続すると土地とその上に建つ家屋の所有者が同じ長男になるので、遺産分割の際の土地の評価に使用借権を持ち出すのは納得がいきません。よろしくお願いします。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
評価についてはいろいろな見解があり得ますが、まずは実際の差異がどれくらいかを検討してみてもいい...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
そもそも、長男が父の許諾を得ずに被相続人の土地のうえに建物を建てたという事情であるならば、使用...
なお、もしも使用貸借権が存在すると考えられるのであれば、相応の減額がなされるのが一般的ではないでしょうか。弁護士回答の続きを読む
ご長男に使用借権が認められるかどうかは、その土地をご長男が使い始めた際の経緯によります。「父の...
次に、土地の評価の方法ですが、その土地の利用方法により考えるのが多数説でしょう。今後、売却を予定する土地は、公示価格で判断するできです。他方、売却を全く予定せず、今後も居住を予定する場合、固定資産評価額を使うことが多いといえます。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都新宿区神楽坂3-2神楽坂Kビル7階 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
離婚、相続、国際離婚、親権等家族法、一般民事、刑事、入管、その他、幅広い分野を扱っています。 英語、中国語、韓国語、比語、タイ語の多言語対応の事務所です。依頼者に寄り添い、ベストな解決を目指します。
この質問に関連する法律相談
状況
① 2016年12月に別荘を相続して登記簿の書き換えを完了しました。
② 他界した親は、管理委託契約をしていて2016年分まで支払いをしていました。
③ 当方の所有となった2017年からですが、いまだに管理契約をしていません。
④ 管理契約...
実家の土地について質問です。
父1/2・母1/2で権利を持っていましたが、約20年ほど前に母が他界し、父がその際に母の分を相続したようです。
(現在、父が100%権利所有)
私を含め息子2人がいるのですが、息子に相続する権利は無かったのでし...
じいさんが死んでばあさんが土地の権利4/1は貰えるんだからよこせと言ってきていますが
じいさんも土地や家のお金は一切払っていません
しかもまだローンを払っている段階です残り2000万ぐらいあります
それでも4/1払わなくてはいけないのでしょ...
お世話になります。
父が7年前に他界し、長男である私が遅まきながら相続人として相続手続きを行っております。該当物件の登記事項を調べている中で、父が生前に消費者金融を債権者として根抵当を設定していることが判明しました。まずは、その根抵当にかかる債務の元本...
相続について質問なのですが、現在私の母親と祖母(祖父は、他界しています)が同居しており、母親には兄がいます。
もともと祖母は、その兄夫婦と同居していたのですが兄夫婦からは
雑に扱われていて、見かねた私の母が祖母の面倒をみられるように一緒に暮らすよ...
約120坪の土地を主相続人が4/6、あと2人が1/6、1/6と分割協議書でなっています。土地を分割し登記簿を作成するための分割する測量・登記費用は誰が負担するのか。
相続に関する法律ガイドを見る
相続放棄申述受理証明書が必要なのはいつ?登記や名義変更での使い方
相続放棄申述受理証明書は、家庭裁判所が発行する「相続放棄申述が受理されたことの証明書」で、共同相続人が相続登記をする際に必要になる書類です。続きを読む
相続放棄と代襲相続の関係|放棄した相続権は子供へ移動するのか?
被相続人が死亡したときに、すでに本来の相続人が亡くなっているか、相続人としてふさわしくないなんらかの理由があると、本来の相続人の子どもが代わりに相続人となります。これを代襲相続といいます。例えば被相続人が亡くなったとき、すでに被相続人...続きを読む
遺留分とは、被相続人の兄弟姉妹を除く法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことで、被相続人が遺言で「全財産を親友にわたす」といった内容を遺していたとしても、配偶者や子どもたちは遺留分減殺請求権を行使して一定割合の遺産を相続するこ...続きを読む
養子の相続権とは?養子縁組のメリット・デメリットや節税対策の注意点
養子に相続権はあるのでしょうか?また、どのようにすれば遺産相続をすることができるのでしょう? 今回は、養子に相続するために行うべき養子縁組について、そのメリットやデメリットを交えながらお伝えしていきます。続きを読む
遺言書が無効になる事例と無効を争う方法|絶対に避けたい失敗と対策
故人の持ち物を整理していたら遺言が出てきた、という話は、誰にでも起こりうることです。その証拠に、裁判所による遺言の検認数は1万6,888件(平成27年度)、公証人連合会が公表している公正証書遺言の作成件数は10万5,350件(平成28...続きを読む
親の借金を子供が相続しなくてはいけないケースと相続放棄でなくす方法
親が抱えた借金は子供が返済(肩代わり)しなければいけないと考える人も多いかと思います。その額があまりにも高額だった場合に、子供はどのように返済すればよいのでしょうか? この記事で解説をしていきます。続きを読む