遺産相続
私は長男で遠方の実母親が亡くなりました。
実父はすでに他界しております。
実母と同居していた弟もすでに他界しており、弟嫁が実母の通帳管理などもしていました。
遺産相続の話になり、弟嫁が勝手に配分を
指示してきました。私は母の預金なども把握出来ていません。どのように進めていけばよろしいでしょうか。
相談者(ID:3865)さん
弁護士の回答一覧
まず重要なことは、弟嫁は相続人ではないということです。 もちろん弟さんがお亡くなりになった後...
もちろん弟さんがお亡くなりになった後も、実母の世話をし、その最期まで面倒を見て頂いたのですから、応分の配分はした方がよいとは思います。しかしあくまでも弟嫁は相続人ではありません。
あなたに他にご兄弟がおられるのかどうかはわかりませんが、もしおられないのであればあなたが一人で全財産を相続することができ当然の立場なのです。
ですので、弟嫁の配分の指示など従う必要は全くありません。
むしろ弟嫁に、お母さまがどこの金融機関に預金口座を持っていたのかを聞き出し、その金融機関に対して、弟さんがお亡くなりになって以降の預金の出入金履歴を照会しなければなりません。
お母さまがなくなったことの確認できる除籍謄本及びあなたがお母さまの子に当たることの確認できる戸籍謄本をそろえれば、金融機関によっては印鑑登録証明書が必要であるとか、運転免許証などの身分証明書の写しも必要であるとか言われることはあるかもしれませんが、どこの金融機関でも照会に応じてもらえます。
しかし、もし弟嫁が非協力的な姿勢を貫き、どこの銀行に預金口座があったのかさえ教えてくれないようであれば、弟嫁が居住している住所を管轄する簡易裁判所に、弟嫁を相手方にして、お母さま名義の銀行口座についての基本情報を開示するように求める調停を申し立ててみてはいかがでしょうか。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
【まずはメールでご相談ください!】弁護士歴25年以上●離婚・不動産などご相談ください。あなたの事情に合わせたベストな解決を目指します
弟嫁は相続人ではありませんので、遺言書で遺贈等されていない限りご質問者の母親の遺産を取得する権...
ですから、弟嫁の指示に従う必要はありません。
まずは弟嫁が管理していた銀行口座をすべて開示することを要求し、加えて不動産等についても現在の状況等を明らかにするように要求してみてはいかがでしょうか。
弟嫁の対応如何によっては裁判手続きも視野に入れた対応をすることになろうかと思いますので、口座の開示等の要求にたいする弟嫁の対応を見極めて、一度専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか。弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
私たち夫婦にはこどもがいませんでしたが、夫が婚外子をつくってしまいました。
離婚は思い留まっている状態ですが、このまま私が死ぬと、
私の遺産はほとんど夫のものとなり、無関係な子のために使われたり、夫が亡くなったあとはその子に相続されてしまいます。
...
母親が先月亡くなりました。父は三年前にすでに他界しており弟が一人います。
母が亡くなったことは甥っ子からの電話で聞かされましたが、母の葬儀には参加しませんでした。
一か月がたち土地の半分の名義が父が三年前に他界した際に遺言があり母に相続させる...
相続地が自宅と離れている場合(約3時間)
遺留分減殺請求をするのですが、相続地の弁護士さんに依頼するのがいいのか、打ち合わせのことを考えて自分の近くの弁護士さんに依頼するのがいいのかどちらなのでしょうか。
ただ、弁護士さんが相続地と遠いの...
相続人が私含め3人いるのですが、私以外の2人が生前贈与を受けていることが判明しました。
遺言は公正証書で私には相続させないとの記載があります。
遺留分を計算するときは生前贈与を含めて遺産総額を出すのでしょうか。
それとも生前贈与された金額は除い...
A・被相続人
B・被相続人の親族、Aの養子になる
C・Bの親、同族会社の代表取締役
D・Aの配偶者
E・Aの実子
Aは所有する土地を無償でC代表取締役の会社に貸していた
AはBを養子にし、公正証書の遺言を作成し、その土地のみ
をBに...
相続に関する法律ガイドを見る
遺産相続の権利とは | 相続人の権利や順位・割合・各種手続きの基礎知識
人生において、必ずどこかで直面するのが身内の死、すなわち遺産相続です。よほど例外的なケースでない限り、誰しも一度は遺産相続の当事者になるのが普通ではないかと思います。日本における遺産相続では、民法だけでなく相続税法も密接な関連性を有し...続きを読む
一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことを「遺留分」と言いますが、実はこの遺留分も放棄をすることができます。遺留分というのは、残された遺族の生活保障的な側面を持つ制度なので、相続人が被相続人の父母等直系尊属のみの場合は相...続きを読む
代襲相続は、民法887条・889条に規定された、被相続人の子または兄弟姉妹が被相続人よりも前に死亡等の理由で相続権を失っている場合に適用される相続制度で、これらの人の代わりにその子らが相続人としての権利を承継することになります。続きを読む
遺留分減殺請求における訴訟を徹底解説|遺留分を取り戻す最終手段
遺留分減殺請求訴訟(いりゅうぶんげんさいせいきゅうそしょう)とは、その名の通り、訴訟によって遺留分を取り戻すための手続きです。そもそも遺留分とは、一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことですが、これを侵害している相手にた...続きを読む
成年後見人制度には、対象となる人によってその2つの制度に分かれます。法定後見制度、任意後見制度には若干の違いがありますので、それぞれの手続き方法をみていきましょう。この記事で詳しく解説していきますので、ぜひ理解を深めていっていただきたいと思います。続きを読む
相続人の一部が遺産を使い込んでしまった場合、相続開始後に他の相続人とトラブルになるケースが多いです。遺産の使い込みを調査するには個人の力では限界があるので、弁護士などの専門家の力を借り、不等利得返還請求や損害賠償請求によって遺産を取り戻しましょう。続きを読む