介護の寄与分について
先日、私の母が亡くなりました。
母は生前は、ほとんど私の妻が献身的に介護していました。
私には、兄弟が2人おり、(父はすでに他界)遺産相続について話をしているのですが、父からの遺言書はなく、均等に遺産を分割ししようと思っているのですが、母の介護を手伝った妻にも少し分けてあげたいと思っているので、寄与分として妻にも財産分与をしたいと兄弟に申し出たところ、兄弟に断られました。
兄弟は介護も何もしておらず、自分の意見ばかりを通すのも自分でも納得がいかず、なんとか妻にも財産分与を認めてあげたいのですが、何か良い方法はないでしょうか?
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
まず、寄与分というのは法律上相続人に限定されます。 ですから、ご質問者の奥様が寄与分の主張を...
ですから、ご質問者の奥様が寄与分の主張をすることはできません。
ただ、奥様の寄与がご質問者の寄与と同視できるような場合には、ご質問者ご自身の寄与として主張されていく余地はあるものと考えられます。
いずれにしましても、一度専門家にご相談されてはいかがでしょうか。弁護士回答の続きを読む
妻独自の寄与分という位置づけは難しく、夫が介護すべき立場にあった、それを補助した、ということで...
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寄与分を主張できるのは、「相続人」だけです(民法904条の2)。したがって、残念ながら、ご相談...
そこで、お母様の介護は、「夫婦」として行ったとして、ご相談者の寄与分として主張することが考えられます。
まずは、話合いですが、話合いが成立しない場合、調停もご検討下さい。
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