相続放棄の期間が過ぎたら?

相続
相続放棄

遺産相続がプラスなのかマイナスなのか未だ判明しません。
父が生前、会社経営をしていた時の負債残高が約2億円ほどあります。
プラスの財産が6000万程度だったので、相続を放棄しようと考えていたのですが
父が海外に不動産を持っていることが判明し、目下調査中です。
相続を放棄するのか、単純承認するのか、限定承認するのかを決めなければならないのは
相続発生後3ヶ月だと思いますが、3ヶ月経過まで後2週間と時間がないので大変困っております。

方法としては
①家庭裁判所へ期間の延長を申し出る
②限定承認をする
の2通りの方法があると思いますが
どちらを選択するのが良いのか専門家の方々のご意見を頂ければと思っております。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

相談者(ID:)さん

2013年12月25日

弁護士の回答一覧

過去掲載の弁護士

①家庭裁判所への相続放棄の期間の延長を申し出ることをお勧めします。 理由は、限定承認は、...

①家庭裁判所への相続放棄の期間の延長を申し出ることをお勧めします。

理由は、限定承認は、税法上は一般に相続税よりも税率が高い譲渡所得税が
課税されるからです。

限定承認を行った場合、結果的にプラスの遺産が多かった場合は、
プラスの財産を相続することになります。

この際、財産の承継に対しては相続税ではなく譲渡所得税が加算される
のが一般です。

そのため、プラスの財産が残った場合に相続することをお考えの場合は、
相続放棄の期間の延長を申し出て、財産調査を続行して、遺産がトータルで
プラスになるかマイナスになるかを見極めてから最終判断をなさるのが
よいかと思います。
弁護士回答の続きを読む
役に立った
0
渋谷 徹
弁護士(渋谷徹法律事務所)

まずは相続放棄申述の期間延長でしょう。限定承認は手続きも面倒で、費用もかかります。調査の結果、...

まずは相続放棄申述の期間延長でしょう。限定承認は手続きも面倒で、費用もかかります。調査の結果、マイナスが明らかであれば放棄すればいい。ただ、会社の負債と個人の負債は法的には別ですが、会社が破産状況であれば、それとの関係で相続問題を検討する必要があります。弁護士回答の続きを読む
役に立った
0
回答した弁護士のご紹介
渋谷 徹
弁護士(渋谷徹法律事務所)
住所東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202
対応地域全国

【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。

注力分野
Icon rikon離婚
Icon souzoku相続
Icon fudousan不動産トラブル
この弁護士の詳細を見る
過去掲載の弁護士

あと2週間で期間が経過してしまうのであれば、まずは家裁に期間延長を申し出るべきでしょう。 そ...

あと2週間で期間が経過してしまうのであれば、まずは家裁に期間延長を申し出るべきでしょう。
そのうえで、相続財産の調査を慎重に行い、相続放棄もしくは限定承認の手続きをとることになるものと考えられます。
なお、限定承認ですが、手続きが大変複雑かつ煩雑であり、相続人に大きな負担となるものといわれております。
また、負債を弁済した後に、余った財産がある場合には、時価による譲渡があったものとみなされることから譲渡所得税が課されることとなり、相続税よりも負担が大きくなります。限定承認を選択するにはより慎重な判断が必要なのではないでしょうか。
弁護士回答の続きを読む
役に立った
0
大貫 憲介
弁護士(さつき法律事務所)

限定承認をした場合、遺産目録の作成、公告、催告、公告期間満了後の弁済等の手続を行う義務があるこ...

限定承認をした場合、遺産目録の作成、公告、催告、公告期間満了後の弁済等の手続を行う義務があること、限定承認後、相続放棄に変更できないことなどから、熟慮期間の延長の方が良いと思います。弁護士回答の続きを読む
役に立った
0
回答した弁護士のご紹介
大貫 憲介
弁護士(さつき法律事務所)
住所東京都新宿区神楽坂3-2神楽坂Kビル7階
対応地域全国

離婚、相続、国際離婚、親権等家族法、一般民事、刑事、入管、その他、幅広い分野を扱っています。 英語、中国語、韓国語、比語、タイ語の多言語対応の事務所です。依頼者に寄り添い、ベストな解決を目指します。

注力分野
この弁護士の詳細を見る

この質問に関連する法律相談

相続放棄について

母が亡くなり1年たちました。私は長男で、嫁に嫁いだ姉と二人が法定相続人です。
相続放棄の期限が3か月なのは私は知っていたのですがなかなか切り出せず、一周忌も終わり姉に残った土地を相続したいと申し出たところ、それでいいと言ってくれています。
この場合、...

3
0
相談日:2017年01月05日
相続と財産放棄について。

 現在、92歳になる父がおります。
今年の一月に、父の意向で父の生命保険の受取人を、配偶者である母から、息子である私へと、保険屋さん立会いの下、契約書を書き換えしました。つまり、契約者を私の名義にし、父の亡き後は、保険金が、私に入るようにする為です。母...

1
0
相談日:2020年03月26日
義父の借金返済について

義父(籍は別)の借金を返済する義務が(義娘に)ありますか?

私が11歳の時に母が再婚し、義父ができ高校卒業まで養育してもらいました。
成人後、母は死別し、その際、除籍しました。
現在、義父は再婚し家庭を持っているようです。全く連絡は取っていませ...

2
0
相談日:2017年11月21日
相続放棄後の債権者からの意義申し立て

相続放棄が家庭裁判所で受理された後に債権者から異議申し立てをされる場合は有りますか。債権者は闇金融では無く、法に基づいた大手携帯会社です。相続放棄後に個人の債権者に執着はしないと思いますが、相続放棄の有効性も後から争う事が可能と聞いており心配しています。

1
1
相談日:2019年08月30日
保険代位による債権

父が9月になくなりました。
父が生前金銭賃借契約をしてました。
父と保証保険契約を締結していたみたいで、
保険代位による債権を取得してるとのことで、
相続人である私に債権がきてるみたいなのですが、母が相続人だと思うのですが、私が支払わなければなら...

1
0
相談日:2019年12月16日
相続放棄について

先日夫が亡くなり、夫に1000万近い借金がある事が分かりました。
相続放棄の手続きをしたいのですが、現在義父が建てた家に同居しています。
義父に家の登記簿を取ってもらった所、土地・建物の名義は義父の単独名義です。
ただ夫が連帯債務者になっていました...

3
0
相談日:2017年05月13日
フリーワード検索で法律相談を見つける

相続に関する法律ガイドを見る