相続人以外への贈与について
高齢の父が亡くなり、2000万近くあったはずの貯金が全て無く、私に何も払えないと兄から言われました。不審に思い、銀行から履歴を取ったところ、ATMから50万を何度も引き出し、残金が無くなった事が判明しました。この事を兄に問い詰めると、父は自分の世話をしてくれた兄以外の兄の家族(妻、子供5人)に生前贈与したので無くなったと言っています。贈与は非課税枠で何年かにわたり行われたので申告はしていないそうです。自分も相続0なので、平等だと言っているのですが納得がいきません。兄にお金が入ってなくても、兄の家族に入っているのであれば、平等だと言えないと思います。この場合、私が請求できるものはあるのでしょうか?
相談者(ID:3592)さん
弁護士の回答一覧
兄からの生前贈与とのご主張ですが、まずは、ご高齢のお父様の意識状態が贈与の意思表示が可能な程度...
もしも、意識状態が思わしくなく、兄が通帳等をすべて管理しているような状況であれば、引き出された預貯金は使途不明金と考えられ、不当利得もしくは不法行為として民事訴訟等により返還を請求していくことも考えられます。
いずれにしましても、取引履歴等をご持参のうえ、この段階で一度専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか。弁護士回答の続きを読む
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