相続調停と収益分配
相続調停が間もなく始まる予定です。
遺産の中に収益不動産があり、法定相続分に従って分配を一括して受け取っている兄に請求しました。
兄は弁護士を代理人に立てています。
代理人から私は亡父より生前に土地の譲渡を受けており、これが特別受益にあたるので相続額はゼロで、収益不動産からの分配の権利もないといわれました。
特別受益や相続分割内容については調停で協議するのですが、収益不動産の分配に特別受益などの事が影響するのでしょうか?そうであれば相続調停が決まらないと分配できないことになります。
また、代理人の主張通り、特別受益があれば収益不動産からの分配を受ける権利はないのでしょうか。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
最高裁平成17年9月8日判決からすると、相続開始後に発生する賃料は、法定相続分によって取得さ...
なお、注意点として、実際に賃料が手元に入っていなくても、不動産所得として所得税の申告を要する可能性が高いので、その点も考慮しておく必要があります。
弁護士回答の続きを読む
収益については分割債権としての権利行使が可能、と言うことにはなっていますが、特別受益が絡むなど...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
相続開始後に相続財産の中の収益不動産から生じた賃料は、遺産分割とは基本的には別問題です。ですか...
ただ、遺産分割を協議する際に、被相続人が亡くなった後の賃料等も含めて協議することはままあることです。
いずれにしましても、今後の遺産分割調停の手続きの中で、調停委員や裁判官からどのような示唆があるかを確認しつつ協議をすすめてはいかがでしょうか。弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
今月の8日に母が急逝しました。長年母は一人で暮らしており、小さいながらも会社を経営しておりました。
借金がいくらあり、貯蓄がいくらあるかもわかりませんし、保険に加入していたかもわかりません。
何から始めればよいのでしょうか。
すべてが初めてで何もわ...
お世話になります。母親が6月に死亡。
遺産が1500万貯金と、また実家の土地は母親名義です。
子供は小生と姉二人。相続人は父親、小生、姉の三人です。亡して3か月近くなり、49日法要、初盆も終わり、そろそろ、父親に形見分け、遺産分割協議をした方が良いと...
私と妹は婚外子(認知済)の立場になります。
二年前に手紙が届きました。
内容は、前年に父が亡くなったこと、土地の一部を名義変更したいので協力してほしい。と。
長男の方からです。
他の土地も全て名義変更したいし、財産の内訳を教えてほしい、と司法書士...
遺産分割協議書に全員の署名捺印して成立した後に、債務を履行する
はずの兄がおかしい問題だ?と言い出して弁護士に相談したようです。
その後兄の依頼した弁護士は不動産会社や金融機関等に「遺産分割は
終わっていない。」と情報をながしました。
兄側は、法...
以下のケースの相続人について教えて下さい。
①被相続人の妻と子は相続放棄をした
②被相続人の両親は他界している
③被相続人には兄弟A,B,Cがおり、各々子どもがいるが、兄弟のうちA,Bが、被相続人より先に他界している。また、Cは健在だが相続放棄...
相続に関する法律ガイドを見る
遺留分の請求期限はいつまで?知っておくべき遺留分減殺請求の時効
特定の相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことを「遺留分」といいますが、これは無条件に保障されるわけではなく、請求しなければもらえない上に請求できる期間が決まっています。遺留分をもらうための手続きを「遺留分減殺請求」と言いますが、...続きを読む
再婚と相続の関係性|再婚後の相続範囲や連れ子がいるケースでの注意点
再婚をした際に考えなければいけないのが、相続の問題です。元配偶者との間に子供がいた場合、たとえ疎遠になっていたとしても親子関係は変わらないため、相続が発生してしまいます。 今回は、そんな再婚と相続について、今から考えておくべきことを解説していきます。続きを読む
養子の相続権とは?養子縁組のメリット・デメリットや節税対策の注意点
養子に相続権はあるのでしょうか?また、どのようにすれば遺産相続をすることができるのでしょう? 今回は、養子に相続するために行うべき養子縁組について、そのメリットやデメリットを交えながらお伝えしていきます。続きを読む
遺留分減殺請求の訴額算定方法と条件|弁護士費用や探し方の解説
遺留分減殺請求をするときは、必ず訴額を算定する必要があります。原告が訴えで主張する利益を金銭に見積もったときに出る金額を訴額といいます。こちら、算定方法と算定するにあたり、細かな条件があります。記事では遺留分減殺請求で必要になる訴額についてご紹介します。続きを読む
遺留分減殺請求とは|減殺請求の方法と相続時に泣き寝入りしない豆知識
遺留分減殺請求(いりゅうぶんげんさいせいきゅう)とは、一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分である「遺留分」を取り戻すための法的手続のことを言います。遺留分減殺請求の方法には特に指定がありませんが、一般的には相手方に対し内容...続きを読む
相続人の優先順位と遺産相続の割合(法定相続分)を決める方法まとめ
相続財産を所有している被相続人が死亡した場合、法律上で規定されている相続順位を基に誰が相続人になるのかを決める必要があります。相続順位については被相続人が遺言書を遺していない場合や遺留分の算定の際などに適用され、被相続人の配偶者が最優...続きを読む