不動産売却時における私文書偽造
共有名義の不動産売却でもめています。
私の両親と伯父の3人が名義人になっている物件があるのですが、突然伯父が売却の話を持ってきました。両親共に反対したのですが、伯父にすごい剣幕で毎日押しかけられ、父は精神的に病んでしまい心療内科に入院になりました。入院後はまだ1度と父とは不動産の話はしていません。(入院の原因となった話なので、医師の許可も出ず話せてません。)
その間も伯父の勢いは止まらず、母まで倒れてしまっては大変!ということで母を含め家族みんな売却の方向で話を進めることになりました。売却の金額などはもう正直どうでもよく、伯父に一任することに。ある程度話を進めておいて、父の状態が落ち着いたら父にも話していこうということになりました。
翌日、伯父が「委任状」と書かれた紙を持ってきて、母にサインと実印を押させました。父の分は私の兄(父の息子)に代筆させて印鑑を押させました。代筆について、伯父に聞いたところ、不動産屋がそれでいいと言ったから大丈夫。と言われたようです。
数日後、今度は契約書を持ってきて、また兄に代筆しろと言ってきました。すごい勢いでまくしたてられ、母も泣き出してしまった中、兄が住所と父の名前をサインしたのですが、さすがの兄も契約書に父の実印をおすのはとても恐ろしくなり、押印できないと言ったそうです。すると、伯父は半狂乱で怒鳴り散らし、オレにも考えがある!と言ってその契約書と印鑑証明を持って出ていき、その後連絡が取れなくなりました。
売却を諦めたのかと思ったのですが、今日、不動産屋が来てマンションの測量をして帰りました。売却の話は進んでいるようです。
長くなってしまいましたが…
押印してない契約書ですが、印鑑証明も持って行かれしまっているので、もし伯父が何らかの方法で押印しこの契約が進んだ場合、最終確認で司法書士の方が父に会った時に父が「売らない」と言えば、
①委任状を代筆したこと
②契約書を代筆したこと
で、兄は私文書偽造などの罪に問われることになるのでしょうか。
その場合、伯父も同じ罪になりますか?
また、私文書偽造の罪は警察に逮捕されて連れていかれ、前科がつくようなものでしょうか。
まったく知識がなく「罪」という言葉にただただ不安でたまりません。兄には妊娠中の奥さんと2歳の子どももいて、今後どうなるのか心配です
相談者(ID:18520)さん
弁護士の回答一覧
お兄様が罪に問われるかとか伯父様がどうであるかなど心配しているような場合ではなく、直ちに弁護士...
ちなみにお兄様については理屈の上では私文書偽造罪にはなるでしょうが、伯父様からの度重なる脅迫に屈したということで、裁判沙汰になることはありません。
伯父様についてはむしろ強く処罰を求めるべきでしょう。
ところで伯父様に印鑑登録証明書も持って行かれてしまったのですか?
だとすると内容証明郵便を発送するだけでは足らず、勝手に移転登記がされてしまわないように、急ぎ処分禁止の仮処分を申し立てないといけないかも知れません。
いずれにせよ直ちに弁護士にご相談する必要があります。
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①委任状を代筆したこと、②契約書を代筆したこと は、有印私文書偽造罪に該当します。叔父が強要...
は、有印私文書偽造罪に該当します。叔父が強要したとなれば、叔父も共犯が成立します。
実際に刑事事件として立件されるかどうかは被害届が出されるかどうかなど、事情によります。可能性としては、父が売却しないと言い出し、買い手が騒ぎ出して偽造書類を作成したとして告発などの行動をとったときですが、刑事事件にする時間があるなら民事で損害賠償を請求するでしょうから、可能性としては低いと思います。
それよりも、叔父が印影を偽造して契約を進める可能性があります。そもそも叔父ペースで不動産の売却がどんどん進められることに違和感を覚えます。売却代金が適切に配分される保証もないかもしれませんし、売却を進めるとしても父の意思を確認したうえで、売却決済時もきちんと立ち会って、売却代金は持ち分割合に応じて各共有者名義の口座に送金するなどして叔父に持っていかれないようにしなければなりません。弁護士回答の続きを読む
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