伯母の賃貸した部屋の使用権利について
はじめて相談させて頂きます。
独身の伯母(90歳)が体調を崩して入院してから丸2年が経ちました。伯母は賃貸マンション住まいで、そこで新興宗教活動を行っていました(布教所です)。伯母が入院してからは、信者の中でNO.1の人が取り仕切って活動は継続されています。好条件のマンションのため家賃が高く、伯母が帰ってこられる可能性もないためいずれは契約解除を親族間で話し合う必要があります。その前に、その新興宗教の拠点を他へ移してもらえるよう、信者のNO.1の人に伝えました。しかし、逆に先に伯母の荷物を退けるように言ってきます。伯母の賃貸契約解除を先にして、その後その部屋を契約したいから、との事です。理由は、信者が慣れた場所で集まりやすいことや改めて物件を探しづらい、祭壇などの特殊な荷物がある事などが考えられます。
契約解除はいずれ遠くない未来に必ずしなければならないと考えておりますが、荷物の整理などあります。借りている側の権利があるはずなのですが、信者さんたちが結託して踏ん張った状態で困っています。
要求する、物を訴える権利はどちらにあるものなのでしょうか。
どういうアプローチが良かったのでしょうか。
ご教示のほど、どうぞよろしくお願い致します。
相談者(ID:17166)さん
弁護士の回答一覧
困りましたね。 しかしそもそもその部屋の契約者は伯母様なので、伯母様が賃貸借契約を解約する権...
しかしそもそもその部屋の契約者は伯母様なので、伯母様が賃貸借契約を解約する権限があるのであって、あなたでも信者の方々にも契約を解約する権限はありません。
つまり逆に言えば、伯母様が信者の方々に事情を説明して頂ければよろしいのではないかと思います。
しかしもし、伯母様が体調を崩されただけではなく、年相応に、判断能力が衰えてきているということであるならば、却って、賃貸借契約の解約に反対をし、信者の方々を安心させるようなことを言い出す可能性もありますので、そこは予め伯母様の様子を観察して見極める必要があります。
もし判断能力に問題があるような状況でしたら、成年後見や保佐の申立等をして後見人や保佐人に対応して貰うようにしてはいかがでしょうか。
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住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
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