借地人へ空き家解体の請求
ご相談、よろしくお願いいたします。
親の代からの所有地に他人名義の戸建が建っています。その名義人Aは20年前に亡くなり、それ以後は同居する名義人の息子Bが地代を払ってきました。
先日、息子Bが亡くなり、空き家になりました。
Aの息子C(Bの兄弟)がやって来て、賃貸契約の解除を申し出ました。私は賃貸契約書のとおり更地にするよう要求しましたが、Cは「解体費用は払えない、相続放棄をする」と言います。
この場合、Aの相続放棄はできないので、Cは解体の義務があると思います。弁護士の先生に裁判や差し押さえを依頼したいのですが、Cが賃貸住まいの年金暮らしで財産もなさそうな場合、依頼しても損をするように思われます。諦めるしかないのでしょうか。
相談者(ID:13510)さん
弁護士の回答一覧
Cさんは別にAさんの相続について、相続放棄をすると言われているのではなくて、Bさんの兄弟として...
相続放棄をされる以上、Cさんに原状回復を求めることはできません。
Cさん以外の相続放棄をしない相続人を探してその方に対して解体してもらうようお願いするべきです。
そしてもし全員が相続放棄をされているということでしたら、相続財産管理人を選任して、相続財産管理人に相談を持ちかけるとよろしいかと思います。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
【まずはメールでご相談ください!】弁護士歴25年以上●離婚・不動産などご相談ください。あなたの事情に合わせたベストな解決を目指します
この質問に関連する法律相談
配偶者の死亡により遺産相続が生じた場合の相続放棄についておたずねします。
最優先される相続人は残された配偶者と長男(一人っ子)です。
相続人である配偶者が相続放棄すれば当然もう一人の相続人(長男)が遺産をすべて相続します。この場合、相続権を放...
初めまして12月にある弁護士の方から相続について手紙がきました。他界した父に腹違いの兄弟がいたらしく、私たちにもその方の相続の権利があると。全くその事実を知らなかったので、驚きました。一方的に手数料は払ってもらうなどの手紙が来ましたので、権利については一...
教えて下さい。15年前に祖父が亡くなり、今年に入って父が亡くなりました。
実家は祖父名義のままで、名義変更をしないまま父が亡くなりました。
父の実家と親戚とは縁を切りたかったため、相続放棄をする事にしました。
そこで家庭裁判所の方から教えてもら...
被相続人が他界後、預金を引き出し葬儀の費用に充てました。
その後、生前、借金をしていたことが発覚し債務の方が多かったので
相続を放棄しようと思うのですが、可能でしょうか。
時系列としては
父の他界
↓
葬儀費用の引き落とし
↓
...
相続に関する法律ガイドを見る
寄与分は遺留分減殺請求の対象外|遺留分・遺贈・寄与分の三角関係とは
寄与分とは、共同相続人の中に被相続人の財産の維持・増加に特別に貢献した人がいる場合に、相続分にこの貢献分を反映して共同相続人間の公平を図る制度ですが、遺留分減殺請求の際にどのような扱いになるのかについて、遺留分や遺贈との関係とともにご紹介いたします。続きを読む
遺言書の作成にかかる弁護士費用は?弁護士に依頼する5つのメリット
遺言書作成にかかる弁護士費用は、条件にもよりますが、だいたい20~30万円程度といわれています。さらに遺言書の保管や遺言執行者への就任を依頼すると、別途費用がかかります。弁護士には高い紛争解決能力があるので、他士業より弁護士に依頼するほうが安心でしょう。続きを読む
遺産分割を依頼する弁護士の選び方|押さえておきたい5つのポイント
円滑に遺産分割を済ませるには、弁護士へ依頼するのがおすすめです。ただし「弁護士であれば誰でも良い」というわけではなく、依頼先によっては思うように話が進まない可能性もあるため、注意しましょう。この記事では、遺産分割を依頼する弁護士の選び方を解説します。続きを読む
遺留分減殺請求における訴訟を徹底解説|遺留分を取り戻す最終手段
遺留分減殺請求訴訟(いりゅうぶんげんさいせいきゅうそしょう)とは、その名の通り、訴訟によって遺留分を取り戻すための手続きです。そもそも遺留分とは、一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことですが、これを侵害している相手にた...続きを読む
寄与分と特別受益の違い|遺産分割の相続割合と相続税申告時の計算方法
相続では、特定の相続人が被相続人の財産を増やしたなど経済面での貢献度を考慮して法定相続分より少し多めに財産を渡すことがあります(寄与分)が、生前に被相続人から利益を受けた利益(特別受益)を考慮して相続財産の割合も少し下げましょうというルールもあります。続きを読む
代襲相続の範囲やルールとは|親や姪甥・配偶者や兄弟姉妹はもらえる?
2017.9.26相続というのはとても複雑で、知っているようで知らなかったこともたくさんあるために、いざ自分事となった時に大きな問題へと発展してしまうことも多々あるようです。 ぜひこの記事をご覧いただき、その理解を深めていってほしいと思います。続きを読む