事故加害者が保険を使おうとしない時の対処法
帰省先のコンビニ駐車場で車をぶつけられました。
こちらは車内にいたのでぶつけられたことはすぐにわかりましたが相手は知らないふりをしてましたので、警察を呼ぼうというと自身の非を認め保険会社通じてご連絡しますということになりその場は終わりました。
年配男性で動揺させてはなど心配をしてしまい、あちらのペースにあわせてましたが、2ヶ月たった今も解決しておりません。今は保険は使わないといい、直接電話をしても逆切れ?のような言動をします。見積もりは保険会社を通して一度送っています。
このまま支払ってもらえないのでしょうか?直接ご自宅訪問しようかと思っていますがそれは違法?ですか?
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
事故加害者が自身の入っている保険を利用しようとしないことは、 残念ながら少なからずあるようで...
残念ながら少なからずあるようです。
「実は事故加害者が保険に加入していなかった」というケースもあるようですが、
いずれにしても本人が保険を使おうとしない場合、その保険会社も保険契約者の
意思に反して被害者の方と交渉することはできません。
そうしますと、本件のような場合、相手方に請求するにあたり、
任意の交渉もできないのであれば、民事訴訟を提起するほかないということになります。
むろん、相手方は訴訟の呼び出しすら無視するということもありうるところですが、
通常は裁判所からの呼び出しには何らかの形で応じるという方が多いでしょう。
なお、駐車場内の事故ということですので、被害としては物損にとどまるかもしれませんが
もし人身傷害もあるようであれば、その部分は相手方の任意保険ではなく
自賠責保険に請求するという余地があるかもしれません。
なお、相手方の自宅に訪問すること自体は違法ではないと存じますが、
相手方が「帰ってくれ」などと退去を求めているにも関わらずその場を立ち去らなかったり、
相手からの承諾がないのに、門扉を開けて敷地に侵入することは刑事的な責任を追及される
恐れが出てまいります。
また、訪問も夜遅くや朝早くなど、相手方の迷惑になるような時間帯であれば
同じく相手方から民事上の責任を追及されるということはありうることだと思われます。
以上のとおりご回答申し上げます。ご参考になさってください。
(グリーンリーフ法律事務所 弁護士 相川 一ゑ)弁護士回答の続きを読む
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