RE:不倫慰謝料
さつき法律事務所様
追加の質問です。
「2 妻に対して請求しない旨は、どこにも記載しないで下さい。法律上、妻の債務と不倫相手の債務は不真正連帯であり、妻に対する債務免除は、不倫相手の債務をも免除する効力があると思います。」とのことですが、離婚協議書にある「一切債権債務関係がないという」条項も、相手への慰謝料請求しにくくしますか。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
以下のとおり、回答しましたが、一部、訂正します。末尾に追加を記載します。 離婚協議書には...
離婚協議書には、清算条項を入れるのが通常ですが、「本件離婚に関しては、…」と入れば、疑問もありますが、おそらく、大丈夫だと思います。
しかし、例えば、「財産分与は、…。妻は、これ以外、財産分与を請求しない。」「妻は、夫に慰謝料を請求しない。」「婚姻費用の未払いがないことを確認する。」「養育費は、...。妻は、これ以外、養育費を請求しない。」など、個別に清算条項を入れるか、或いは、「妻は、この合意に定めるもののほか、一切請求しない」と一方的な清算条項の方がより安全でしょう。なお、浮気相手に慰謝料請求をする意図を隠す関係で、個別的清算条項に工夫が必要かも知れません。
離婚協議を前提に、以上の回答をしましたが、離婚調停中でしたね。すいません。勘違いをしました。
離婚調停においては、「本件離婚においては…」という清算条項を入れるのが一般的で、これ以外の清算条項は、おそらく、受け付けてくれないでしょう。他方、清算条項を入れないと主張すると、相手方(妻)が相談者の意図をいろいろと詮索するでしょうし、調停委員も、清算条項なしの調停は認めないのことが多いと思います。以上の考慮から、調停であれば、「本件離婚に関しては…」との清算条項を受け入れるしかなさそうです。
清算条項は、理論的には、その後の不倫相手に対する慰謝料請求の減額事由になり得ますが、減額されない立場での請求、交渉でよいと思います。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都新宿区神楽坂3-2神楽坂Kビル7階 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
離婚、相続、国際離婚、親権等家族法、一般民事、刑事、入管、その他、幅広い分野を扱っています。 英語、中国語、韓国語、比語、タイ語の多言語対応の事務所です。依頼者に寄り添い、ベストな解決を目指します。
この質問に関連する法律相談
4年前、関係のあった方の配偶者から慰謝料請求が電話であり、内容証明を職場へ送られる恐怖から言われるがままに慰謝料を振込しました。
その際私は相手が別居中であり婚姻関係が破綻していると理解していましたが、公になる恐怖で振込してしまいました。
しかし現在...
別居して5年程経ち離婚することになりました。解決金としての提示はされていて私からの返事待ち状態なのですが、相手が既に別の女性と同居してる様なのです。その事実に対して解決金とは別に慰謝料の請求は出来ますか?
結婚五年目で四歳の子供がいます。結婚した当初から旦那に生理的に受け付けない部分があり、今まで我慢していましたが、限界を感じて離婚を切り出しました。
お互いに浮気や暴力などなく、法定離婚事由にあたるものはないので慰謝料、財産分与は請求しないつもりです。し...
夫と離婚したいと思っています。
夫とは、子供ができたため結婚しました。
離婚原因としましては、婚姻前からほとんど働かず、家事育児もしません。性格の不一致や夫の不貞行為もあり離婚することに致しました。
不貞行為については、ラブホテルのレシートがあ...
慰謝料を分割で支払う場合、一般的に利息はかかるのでしょうか。支払いの条件で月々利息込みとなっているのですが、一般的には普通なのでしょうか。
月の支払いは5万弱です。
また、養育費として子供3人(1人3万5千円)に月々支払いう予定ですが、大学進学をする...
離婚に関する法律ガイドを見る
モラハラ夫にありがちな15の特徴!今すぐ相談できる窓口はどこ?
モラハラとは「モラルハラスメント」を略した言葉で、精神的暴力・嫌がらせのことを指します。結婚後モラハラに遭い、つらい思いをしている人もいるでしょう。この記事ではモラハラ夫の特徴や離婚する際の慰謝料相場、相談内容別の相談窓口について紹介します。続きを読む
不倫慰謝料の相場|慰謝料を確実に徴収する為に覚えておくべき大事なこと
不倫が原因で離婚に至る場合は、色々な感情が生まれることと思います。相手に傷つけられた場合は、その分慰謝料を請求したいと考えるのも無理ありません。それだけでなく、離婚に至らなくても不倫相手に対して慰謝料を請求する場合も考えられます。そこ...続きを読む
- 2018.4.21
「この子、本当に自分の子供なのか……?」妻子を持つ男性の方々は、このように感じたことはないでしょうか。「もし本当に自分の子供でなかったとしたら、養育義務はあるのか?」「本当の父親には養育義務は発生するのか?」筆者が抱いたこのような疑問を弁護士に聞いてみました。続きを読む
妻のモラハラを理由に離婚することは可能です。しかし、離婚時に夫は金銭的にも子供関係でも損しやすいため、しっかり準備する必要があります。この記事ではモラハラ妻と最短で離婚するための方法などについて紹介します。続きを読む
婚姻費用のすべて|請求方法から計算方法・期間・疑問まで解説!
婚姻費用とは、夫婦が生活を送るために必要な費用のことで、別居をしていても支払う義務があります。この記事では、婚姻費用請求前に知っておきたい知識、婚姻費用に含まれるもの、いくらもらえるのか、請求方法と流れ、期間や住宅ローンの返済などについてお答えします。続きを読む
男女別の離婚したいと思うとき|対処法と離婚すべきかどうかの判断基準
夫婦でいる以上、日々様々な出来事が起こると思います。時には離婚したいと考えるほど、嫌なこともあるでしょう。裁判所によると、平成27年に離婚調停を申し立てた理由に以下の理由がありました。 参考:「平成27年裁判所統計」 裁判を行わなくて...続きを読む