モラハラ夫・妻の特徴まとめ|実際起こったモラハラと適した相談先

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弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
モラハラ夫・妻の特徴まとめ|実際起こったモラハラと適した相談先

モラハラとは「モラルハラスメント」を略した言葉で、精神的暴力・嫌がらせのことをいいます。DVの1つとして分類されていますが、外傷が残らないため、被害者が被害を受けていると認識することが困難で、深刻な状況になるまで他人には分かりづらいのが特徴です。

付き合っているときはそんなことなかったのに、結婚してから被害にあうようになったというパターンも多いため、幸せな結婚でもこのようになる可能性があるのです。

また、モラハラの被害を受けたまま我慢していると最悪の場合自殺など深刻な結末を迎えてしまうことも決して否定できません。下の表をご覧ください。

モラハラ夫・妻の特徴まとめ|実際起こったモラハラと適した相談先

(参考:年齢階級別、原因・動機別自殺者数)

これは警察庁が公表している、平成27年の家庭問題で自殺した人の人数です。全てがモラハラが原因の自殺ではありませんが、男性の方の人数の方が多く、特に働き盛りである40代の自殺者が多いことから、会社でも家でも精神的に休まることがないのが分かります。

ここではこのようなことにならないために、モラハラをする夫・妻の特徴、体験談、原因、モラハラが原因で離婚することについて、相談先をまとめました。

深刻な状況になる前に、この記事を参考にモラハラ被害から逃げ出せたら幸いです。

◆モラハラ被害で慰謝料請求したい方へ


モラハラの慰謝料相場は「50万円~300万円」です。また、慰謝料請求には証拠が重要となります。

どのような証拠が必要となるのか。」、「慰謝料の金額はどれくらいになるのか。

まずはお近くの弁護士を探し、今後どのような対応を取ればいいのか相談してみましょう。

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モラハラをする配偶者の特徴

モラハラをする配偶者の特徴

モラハラをする人間には必ず特徴があります。100%あてはまるわけではありませんが、3つ以上当てはまったら危険です。では自分の配偶者がどうかチェック項目を確認しましょう。

モラハラ夫の20のチェックポイント

モラハラを行う夫の特徴をまとめました。また、最近夫にそのような特徴がみえてきた場合は今から対策が必要になります。

1 人を傷つける言葉を平然と言う 11 失敗を妻のせいにする(自分を正当化する)
2 性別・学歴などで見下す 12 生活費を支払わない
3 平気で嘘をつく 13 こちらの言い訳を聞かないため話し合いが成立しない
4 物に当たる・露骨に不機嫌さをアピールする 14 怒っている理由を言わない
5 協調性がない 15 嫉妬深い・外とのつながりをなくそうとする
6 外面がいい 16 店員に対し大声で怒鳴る
7 小さいことをいちいち注意してくる 17 こちらが楽しんでいるのが許せない
8 機嫌がいいと2重人格のように優しい 18 こちらが黙っていても怒鳴る
9 被害者意識が強い 19 全ての行動を監視し、正当な理由もなく怒鳴る
10 相談しても全く親身になってくれない 20 こちらが正しいことを言っても理不尽な理由で取り合わない

男性の大きな特徴として、機嫌がいいときは2重人格のように優しいというところと、暴力をしない(外面がいい)というところです。また、男性の悪口として、人格や学歴、性的な差別でこちらを攻めてくる傾向があります。

【関連するQ&A】夫のモラハラに対する慰謝料の相場はどれくらい?

モラハラ妻の14のチェックポイント

1 給料・体系などの身体的なことで見下す 8 人を傷つける言葉を平気で言う
2 家で休んでいると怒鳴ってくる 9 自分が常に正しいと思っている
3

意見を全面否定してくる

10 平気で他人に嘘を言う
4 被害者意識が強い 11 お金を完全に管理されている
5 子どもに依存している 12 親に依存している
6 暴力に発展する 13 メールなどで罵倒・脅迫される
7 ヒステリーを起こす 14 家事や収納方法において細かい指示を受ける

女性の大きな特徴として、子どもや親を巻き込みこちらを攻める、暴力に発展するケースが多いということです。また、女性の悪口として給料や身体的特徴などの男性のプライドに関することや「死ね」といった暴言を連続で言ってくるなどの傾向があります。

【関連サイト】

モラハラ妻の特徴とモラハラを受けている人が今すぐ試すべき対処法5選

実際にモラハラをされた方の体験談

実際にモラハラをされた方の体験談

ここでは実際にあったモラハラの体験談を紹介します。

男性から女性へのモラハラ

夫は突き放した言い方でこちらの愛情を確認する所があり、よく別れを意識させる発言をします

「(結婚を)やめるべ! 嫌なら出ていけ」 など

他にも同じ会社で共働きで収入差も二万円程にも関わらず家事は嫁の勤めと考える様で。

あれしろこれしろと怒鳴りながら命令してくるので「仕事で疲れて家事まで全部は出来ない」と伝えたら「仕事だと思ってやれ、俺も手伝ってやる‼」と。

他にも、会社内で性生活の頻度を他言されたり、掃除も出来ない汚い女と触れ回られたり。

疲れた状態でも食事は作っていたのですがある日「餌だけ与えればいいのか!バカにするな」と罵倒されました

全ての発言が罵声になって私の食欲も無くなって現在家庭内別居状態です

一緒に居たら手が出そうだから出掛ける や 殴ってやろうか 叩かれたいのか など暴力発言もあります

(引用:無料法律相談Q&A一覧 あなたの弁護士)

女性から男性へのモラハラ

以前からの喧嘩も半年に一度が、三カ月、一カ月、半月、毎週、毎日となり挙句には殴られ、給料、ボーナスは取られ、無一文で家を出され、会社に泊まったり、ネットカフェに泊まったりでもう一カ月、旦那を追い出しといて、野良猫を拾い面倒見てる画像をタイムラインにアップしたり余りにもふざけてるし、俺は会社の先輩や後輩から生活費借りてるのに

(引用:無料法律相談Q&A一覧 あなたの弁護士)

女性から男性に対してのモラハラも起こっています。また、男性は妻にモラハラをされていると言いづらく、自分が我慢すれば収まるという思いから我慢しがちです。

モラハラは心の病気なのか?

モラハラは心の病気なのか?

モラハラは心の病気が原因とも考えられています。どのようなものに該当するのか見ていきましょう。

自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティー障害)

特徴

  • わがままで自己中心的
  • そのままの自分を愛せない
  • 自分が特別な人間と思い込む
  • 他者に劣等感を感じる
  • 他者と共感できない
  • 挫折に弱く傷つきやすい

自分が特別という気持ちや他人に対して嫉妬心があるため、他人のことを見下すような発言をします。また、傷つきやすいので、被害者意識が強くなります。

原因

過保護に育てられてしまったため、理想と現実の区別がつかなくなってしまい、そのまま大人になるため、自分は特別と思い込みます。

逆に、愛情不足で育ってしまった場合、劣等感から自分を守るために「自分はこんなに素晴らしい(特別)なのに、まだみんな気づいてないだけ」と解釈してしまい、他人を見下すようになってしまいます。

治療法

自己愛性人格障害の人は自分にそのような障害の自覚はなく、また歳を重ねるごとに、そのような自分を肯定していくことで、年々悪化するといわれています。

自覚がないため、周囲が治そうとしても難しく一生治ることがないとまで言われるのです。ただし、本人が治したいという意思がある場合は、治療できる可能性はあります。

境界性人格障害(境界性パーソナリティー障害)

特徴

  • 自己中心的
  • 引き離される、失うことに激しい拒否を示す
  • 他者に依存する
  • を操作しようとし、周囲を巻き込む
  • 気分や感情がころころ変わる、激しいときは癇癪を起す

失うことを嫌うため、見捨てられたと感じるような、「もう別れる」などの言葉に弱いのも特徴です。またついていけないと思うほど気分がころころ変わる人やヒステリーはこの障害の疑いがあります。

原因

原因は大きく2つあり、遺伝的に境界性人格障害になりやすい性格傾向(気分屋)をもってうまれる場合が得あります。

もう1つは、環境です。幼いころに母親と愛情関係がうまくできなかった場合や、大きくなってお親が子離れできていない、親から否定される環境がこの障害の原因になっていると考えられています。

治療法

気分がころころ変わるため、気分を安定させるための薬を用いた治療と並行してカウンセリングをうけます。また、この障害は自己愛性人格障害と違い、加齢とともに落ち着いていくことが多いと言われているので、治療を続けることで穏やかな生活を過ごせる可能性もあります。

モラハラが原因で離婚する場合の手順

モラハラが原因で離婚する場合の手順

どうしてももう一緒にいられない!ということもあると思います。その場合どのように離婚すればいいのか紹介します。

証拠は必須

証拠は慰謝料請求や裁判で離婚する際にとても重要になります。モラハラは言葉で傷つけられるため、証拠を残すのが難しいと思いますが、第3者にもわかるような証拠として下記のような証拠を残すようにしましょう。

  • モラハラを受けた日付け・内容を日記に具体的に記録したもの
  • モラハラの録音記録
  • 警察や公的機関に相談した際の記録
  • 心療内科に相談していた場合は診察記録など

協議離婚

協議離婚とは話し合いで離婚を行うことです。しかし、モラハラを受けている場合は相手がまともに取り合ってくれなかったり、怒りだしたりする可能性があります。

そのため、証拠をしっかり集めたら、直接会わないようにして電話などで離婚をしたいという旨を伝えましょう。その後付2人で話したいと言われても調停離婚をするまで会わない方が、危険が少なくて済みます。

また離婚する際は周囲の賛同を取れるように事情を話す他、離婚問題が得意な弁護士に相談することをおすすめします。

調停離婚

調停離婚とは、裁判所で第3者を間に入れて話し合いをする方法です。第3者がいるため、相手が暴言を言ってきた場合には周囲が抑制してくれます。

調停は話し合いで解決することが目的なので、本人出席が1番望ましいですが、相手に会う気力がない、会うのが怖い場合は弁護士に代理を依頼することもできます。

裁判離婚

離婚裁判で離婚を認めてもらうには、離婚するに値する法的な原因があるかが問われます。原因とは以下の5つです。

1:配偶者に不貞な行為があったとき。

2:配偶者から悪意で遺棄されたとき。

3:配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

4:配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

5:その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

(引用:民法第770条)

モラハラは、2と5に該当する可能性があります。また証拠を揃えておくことでスムーズに離婚を認められるので証拠はしっかり保全しましょう。

モラハラをする夫・妻に対して慰謝料を請求する場合

モラハラをする夫・妻に対して慰謝料を請求する場合

モラハラに対して慰謝料請求が可能な倍が高くなります。実際の請求金額、相場、高額になる要因を紹介します。

実際にあったモラハラ慰謝料請求の判例

内容

慰謝料

妻への配慮が全くない行為や発言によって夫婦生活の継続が難しい

400万円

夫と夫の父親が妻に古風で従順な主婦増を強く求め、夫婦生活の継続が難しい

250万円

妻の自己本位的な態度や発言により夫婦生活の継続が難しくなった

80万円

不貞行為(不倫)と夫の高圧的屈辱的な振る舞い

350万円

夫が実母の一方的な言い分を信じ、妻に配慮しない発言をする

700万円

慰謝料の相場

モラハラの慰謝料相場は、50万円~300万円となっています。暴力や不倫行為が前提でモラハラを行われる場合もあり、その場合慰謝料が高額になる可能性が高くなります。弁護士とよく相談し、請求金額を決めていきましょう。

慰謝料が高額になる要素

また慰謝料が増額するポイントは以下の6点です。

  • モラハラをされた回数の多さ
  • モラハラ・婚姻期間が長い
  • モラハラによって心身の異常が起きた場合
  • 加害者側の収入・支払い能力が高い場合
  • 子供がいる場合
  • 被害者に落ち度がなかった場合

またモラハラ行為が悪質の場合は、高額になる可能性があります。

【関連サイト】

DVの慰謝料が増額・高額となる8の要素

モラハラを受けた場合の相談先

モラハラを受けた場合の相談先

モラハラの被害にあったらすぐに相談をしましょう。相談をすることで、自分を責めなくていいことが分かりますし、証拠になる場合もあります。ではどのような相談場所があるのか紹介します。

親族や友人

まず周囲の友人や親族に相談しましょう。夫・妻の外面がいい場合は、信用されない場合もあるので、証拠となるようなものを持っていくことをおすすめします。

親族や友人にあらかじめ相談しておくことで、いざとなった時逃げ込むことができます。

DV相談ナビ

内閣府が推進している相談サービスで、どこに相談していいかわからない場合、(0570-0-55210)に発信することで全国最寄りの相談機関の窓口につながり相談することが可能です。

誰にも会わずに相談することができ、また場所を選ばないので、1番気軽に相談できます。

参考:「DV相談ナビについて|内閣府男女共同参画局

【関連記事】DVの相談窓口7選|匿名や電話・メールで相談できる機関

心療内科や精神科

心療内科や精神科に行くことで自分がうつになることを防げたり、モラハラをしてくる夫・妻の精神的な部分を知ったりすることで、上手に関わっていくことができます。

また、モラハラをしてくる夫・妻の治療をすることができる可能性もあるのです。

【関連サイト】

モラハラの原因 | 加害者の心の問題を理解してモラハラを撃退する方法

弁護士

離婚を決意したら弁護士に相談しましょう。弁護士に相談することで法的な相談や質問に答えてもらうことが可能です。

ただし、精神的なことやモラハラの原因などの質問やケアはできないので、その他の機関とうまく利用しましょう。

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まとめ

モラハラは加害者側が、自分の行っていることを自覚しないと改善しませんし、病気であるからと許していいものではありません。

自分をあまり責めずに、周囲に相談しながら最善の道を選べるようにしましょう。

【関連サイト】

モラハラによる離婚に精通した弁護士の選び方と費用・無料相談もご紹介
モラハラ夫が離婚してくれない|「助けて」から離婚成立へと導く術

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この記事を監修した弁護士
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。第二東京弁護士会所属。

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