モラハラ妻の特徴と対処法|改善させるためにできる5つの方法

弁護士法人未緒法律事務所
原口 未緒
監修記事
モラハラ妻の特徴と対処法|改善させるためにできる5つの方法

モラハラ妻とは、モラルハラスメントと呼ばれる言葉の暴力や嫌がらせを行う妻のことをいいます。モラハラは妻から夫へも行われますし、モラハラ妻の言動で傷つき、悩んでいる男性もたくさんいます。

優しすぎる人や、真面目すぎる人が被害に遭いやすく、モラハラ妻の過剰な要求に「答えられない自分がダメなんだ」と思いがちですが、そんなことはありません。

モラハラは相手の人格を否定する人権侵害行為であり、いかなる人間関係でも、いかなる性別でも行うべきではありませんし、被害に遭っていることを恥じる必要もありません。

この記事では、モラハラ妻の特徴と、原因、対処法をご紹介します。モラハラ妻の被害に遭っている男性をはじめ、モラハラの疑いのある女性自身もぜひご覧ください。

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モラハラ妻の特徴

モラハラ妻の特徴はこちらです。

  • 人をコントロールしたがる、支配したがる(嘘をつく、人を利用する、不安にさせる、孤立させる)
  • 常に自分だけが正しいと思い込んでいる(責任転嫁する、絶対に謝罪しない、何を言っても否定しかしない、難癖をつける)
  • 侮辱する、無視をする(仕事・給料・容姿などを馬鹿にする、子どもに悪口を吹き込む)
  • 過剰な要求をしてくる
  • 被害者意識が強い
  • 嫉妬深い
  • 束縛が強い
  • 外面だけはいい
  • 親離れできていない
  • 共感性が乏しい、友達が少ない

上記のような特徴に多く当てはまる場合は、モラハラ妻である可能性も考慮しましょう。

「少ししか当てはまらないから大丈夫」「自分さえ我慢すれば大丈夫」と考えず、少しでも苦痛に思うことがあるのであれば、改善する必要があるのではないでしょうか。

モラハラに耐えながら生活することは、あなたの体に害を及ぼすことになりますし、子どもがいれば大きな悪影響を与えることになります。

妻がモラハラを行う原因

ここでは妻がモラハラを行う原因として考えられるものを2つご紹介します。

モラハラの原因は家庭環境?

モラハラの原因は、育ってきた家庭環境の影響が大きいかもしれません。

例えば、モラハラが当たり前の環境で育ってきたり、加害者が親からモラハラを受けてきたりしたような場合、モラハラ自体、異常でないと認識している可能性があります。

また、子離れできていない過保護すぎる親の場合、子どもが離れないよう支配したがる傾向にあります。

いずれにしても、子どもの人格を攻撃するのが当たり前の家庭環境や、子どもを支配したがる親の元で育てば、健全な成長が阻害されるのは明らかでしょう。

相手を攻撃して、自分が優位に立ちたい。自分を否定されたくない。だからあなたを攻撃し、自信を奪い、自分に依存するように仕向ける。モラハラを行う人は、あなたが離れていくのを恐れているのかもしれません。

【関連記事】モラハラの原因 | 加害者の心の問題を理解してモラハラを撃退する方法

モラハラの原因は“産後うつ”かも?

モラハラの原因として “産後うつ”も考えられるかもしれません。産後うつは、ホルモンバランスの乱れだけが原因ではなく、生活環境の変化も大きな要因となっています。

  • 子どもが言うことを聞かない
  • 産まれてきた子を愛せない
  • 自分はダメな母親だ
  • 育児も家事も完璧にこなさなければならない
  • 復職したいけどできない

など多くの悩みで、産後の母親はイライラしてしまいがちです。核家族化が進んだ現代では、近隣に頼れる人もおらず、“ワンオペ育児”も珍しくありません。

閉鎖的な空間で、常に子どもと2人きりという状態であれば、イライラしてしまうのもうなずけます。

産後うつが疑われるようなら、出産した婦人科や、心療内科などで相談してみるのがよいでしょう。下記の相談窓口をご活用ください。

【産後うつ相談先】

厚生労働省|全国の精神保健福祉センター一覧

日本助産師会|全国の子育て・女性健康支援センター

エンゼル110番|育児相談

離婚をせずにモラハラを改善させる5つの方法

離婚をせずにモラハラを改善させる5つの方法離婚は考えていないが、どうにかしてモラハラをやめてほしいと思っている場合は、その方法について考えてみましょう。

ただし、モラハラは心の状態と大きく関係している場合がほとんどですので、簡単に治るものではないと思っておいてください。

モラハラをやめさせるには、長期にわたってモラハラ妻と向き合う覚悟が必要です。

モラハラ妻の心を向き合う

まずは、妻がどんな不満をためているのか理解し、改善するために話し合ってみましょう。話し合いには、信頼できる公平な立場の第三者に同席してもらうのもよいかもしれません。

モラハラを自覚させる

あなたがどんな被害を受けたのか、友人から聞いた話として話題にしてみる方法もあります。

「モラハラの原因は家庭環境?」でお伝えしたように、モラハラを行う人はそれを当然だと考え、無自覚の可能性があります。

第三者が体験した出来事として、客観的に受け止めてくれれば、モラハラを自覚するかもしれませんし、その話を受けて、妻がどのように感じるのか聞いてみると解決のヒントになるかもしれません。

モラハラ妻のことを専門家に相談してみる

臨床心理士やカウンセラーなどに相談して、モラハラの治療を検討してもよいでしょう。

いくら専門家の力を借りるとはいえ、そこには夫の協力も必要不可欠ですので、積極的にモラハラ治療に参加してください。

インターネットで調べると実際にモラハラを改善した方の治療記録なども載っていますので、一度調べてみることをおすすめします。

モラハラ妻の扱い方を覚える

相手を変えるのは非常に労力の要ることです。可能であれば、モラハラ妻をあしらったり、相手にしなかったりと、扱い方を覚えるというのも1つの方法かもしれません。

また、つき合っていく上で上手なストレスの発散方法を見つけることも大切です。ただし、子どもがいる場合は、子どもにも大きな被害が及ぶ恐れがありますので注意が必要です。

最終手段はモラハラ妻に離婚の意思を示す

すべての力を尽くしてもまったく改善の余地がみられないようなら、離婚するしかないという意思を伝えてみてください。

あなたがこれまで十分な努力をしたのに、モラハラが改善されなかったのであれば、もうあとは離婚の道しか残されていないかもしれません。

モラハラ妻と離婚したいと思ったら…

モラハラ妻と離婚するための、基本的な知識をおさえていきましょう。

モラハラ妻に慰謝料請求はできるか

モラハラを理由に慰謝料を請求することは可能です。慰謝料は精神的苦痛を与えられた分だけ請求してよいものです。

状況によって異なりますが、モラハラの慰謝料の相場は50~150万円くらいでしょう。

モラハラ妻に慰謝料請求が認められたケース

2005年に「妻の自己本位な態度」に対して夫が500万円の慰謝料を請求した裁判がありました。

こちらには自己本位な態度としか書いていないので、詳しいことはわかりかねますが、恐らくモラハラといえるような自分勝手な態度をとり続けたことで精神的苦痛を受けた夫が慰謝料を請求したのでしょう。

裁判の結果、妻は80万円の慰謝料の支払いを命じられました。

【参考】東京地判 平成17年2月22日|慰謝料算定の実務|ぎょうせい

モラハラの証拠集めをしよう

慰謝料を請求するためには証拠集めが最も重要になります。モラハラを受けたのが事実だとわかる写真やメールのやり取り、会話を録音したレコーダーなど、確実にモラハラを証明できるものを集めましょう。

モラハラ妻との離婚時の手順

モラハラ妻との離婚時の手順一般的には、夫婦同士の話し合いでの離婚が成立する協議離婚を目指すところからスタートします。

しかし、モラハラ度合いがひどい場合や、夫婦だけで話し合うのは困難だと感じる場合は、はじめから家庭裁判所に調停申し立てをするのもよいでしょう。

離婚調停へは、お近くの家庭裁判所に申し立てることで進むことができます。詳しくはこちらをご覧ください。

【参考】離婚の手順|一般的な手順と相手が離婚に同意しないときの対処法

モラハラ妻との離婚について弁護士に相談しよう

モラハラ妻は精神状態が不安定であることも考えられます。

状況によっては早めに弁護士に相談して間に入ってもらったほうがよい場合もありますので、気になる方は弁護士の無料相談などを利用してみましょう。

【関連記事】モラハラによる離婚に精通した弁護士の選び方と費用・無料相談もご紹介

モラハラ妻から受けた本当にあったモラハラ体験談

モラハラ妻から受けた本当にあったモラハラ体験談実際にモラハラ妻から被害を受けた夫の体験談を紹介します。

毎日持たされた空弁当

ある夫婦の例です。今まで普通にお弁当を作って持たせてくれた妻ですが、ある日を境にお弁当の中身が何も入っていない空のお弁当箱を持たされるようになりました。

中身のないお弁当では当然ごはんが食べられないので、お腹がすきますね。しかも、理由もわからずに毎日のように続くとなると、辛いとしか言いようがないでしょう。

夫の歯ブラシでこっそりお風呂掃除をしていた妻

夫の知らない間に夫の歯ブラシでお風呂の細かい部分の掃除をしていた妻がいました。その事実を知った夫は大変ショックを受け、それと同時に妻のことを信用できなくなったそうです。

夕飯にドッグフードを出した妻

夕食時間になり、子どもと妻の前にはおいしそうな夕飯が置いてありました。しかし、夫の席の前に置かれたのは飼い犬用のドッグフードでした。

これは夫を侮辱しているとしか言いようのない行為です。当然ですが、人間がドッグフードを食べるのは普通ではありませんので、これは完全にモラハラ行為と言っていいでしょう。

お父さんのそんな姿を見てしまった子供も、大変気の毒に思えます。

まとめ

モラハラの原因が、その人の家庭環境にある場合などは、改善に相当な時間と労力を要します。そうした場合には、無理をせず、専門家に相談しましょう。

問題が解決し、奥様と平穏な家庭を築けるのが一番ですが、どうしようもなければ離婚も視野に入れる必要があるかもしれません。

「このくらい、自分が我慢すれば大丈夫」と考えず、あなたの体のことや、子どものことを考え、最善の方法を見つけましょう。この記事があなたのお役に立てば幸いです。

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原口 未緒
自身も3回の離婚を経験。その経験を活かし、『円満離婚弁護士』として、数々の離婚問題を解決。『終わり』ではなく、『スタート』としての離婚を目指して、奮闘している。

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