決して安くない弁護士費用。いざという時に備えてベンナビ弁護士保険への加入がおすすめです。
離婚、相続、労働問題、刑事事件被害、ネット誹謗中傷など、幅広い事件で弁護士費用の補償が受けられます。
【ベンナビ弁護士保険が選ばれる3のポイント】
- 保険料は1日あたり約96円
- 通算支払限度額1,000万円
- 追加保険料0円で家族も補償
保険内容について詳しく知りたい方は、WEBから資料請求してみましょう。
KL2020・OD・037
後遺障害等級第8級に認定された場合、加害者から支払われる慰謝料はいくらくらいになるのでしょうか。この記事では示談の際の基準となる自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準の金額についてそれぞれご紹介していきます。
その他には過去にあった裁判の結果・示談金の内訳などもご紹介していきますので、読んでみてください。
目次
後遺障害等級 |
後遺障害 概要 |
|
第8級 |
1号 |
1眼が失明し、又は1眼の視力が0.02以下になったもの |
2号 |
脊柱に運動障害を残すもの |
|
3号 |
1手のおや指を含み2の手指を失ったもの又はおや指以外の3の手指を失ったもの |
|
4号 |
1手のおや指を含み3の手指の用を廃したもの又はおや指以外の4の手指の用を廃したもの |
|
5号 |
1下肢を5センチメートル以上短縮したもの |
|
6号 |
1上肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの |
|
7号 |
1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの |
|
8号 |
1上肢に偽関節を残すもの |
|
9号 |
1下肢に偽関節を残すもの |
|
10号 |
1足の足指の全部を失ったもの |
自賠責基準 |
324万円 |
任意保険基準 |
400万円 |
弁護士基準 |
830万円 |
自動車損害賠償保障法によって後遺障害等級第8級の慰謝料額は324万円と決められています。
強制加入の自賠責保険と違って任意の保険なので、保険会社によって基準が異なります。
あくまで推定の参考額ですが、第8級の場合は400万円程度とされています。
弁護士による交渉が入る場合、慰謝料の基準額が大きく上がります。第8級の場合だと830万円になります。
判例:後遺障害慰謝料 900万円
被害者が運転するバイクと、加害者が運転する普通自動車の間で起こった交通事故。
片側3車線の高速道路で被害者が第3車線を走行していた所、第2車線を走行していた加害者の車が第3車線に車線変更をし、被害者のバイクと加害者の車が接触したため、被害者が転倒した。
被害者は「1眼の視力が0.02以下になったもの」として第8級1号に認定された。
被害者は営業成績を見込まれてA社(勤務先)に入社し営業部で勤務していたものの、本件事故に遭って他部署に異動となってしまったこと、理事や役員への昇格の可能性が低くなってしまったことなどを考慮し、慰謝料の増額が認められた。
裁判年月日 平成29年 1月24日
裁判所名 横浜地裁
裁判区分 判決
事件番号 平24(ワ)2679号
事件名 損害賠償請求事件
裁判結果 一部認容
参照元:文献番号 2017WLJPCA01246013
示談交渉において、後遺障害慰謝料以外にも請求できるものがあります。
入通院をしなければならないことへの精神的苦痛に対して支払われる慰謝料になります。
事故が起こることで被害者に起きた出費等を補償するものです。例えば入院費・通院費・交通費・付添看護費・車の修理代などが該当します。
事故が原因で仕事を休んでしまった場合に起こる収入減を補償します。
後遺障害が残ってしまった場合、症状によって仕事に支障が出たりやむを得ず転職したりすることになってしまいます。事故がなければ将来得られたであろう収入を補償します。
参考リンク ▶積極損害の基礎知識|加害者に請求できる項目と示談交渉時の注意点 |
相場どおりの慰謝料をもらえるかどうかは交渉次第。示談交渉での失敗を防ぐために心掛けておきたいポイントをご紹介します。
弁護士に相談するメリットに関しては「交通事故で弁護士に相談すべき理由と相談にベストなタイミング」をご覧ください。
後遺障害等級8級に認定された場合の慰謝料算定基準は3つあり、弁護士基準は他の2つの基準に比べて金額が倍近く高くなります。
示談が成立せず民事裁判となった場合、相場に近い慰謝料がもらえる可能性は比較的高いようです。
弁護士を雇わず自身で示談交渉をする場合には結論を焦らず、周りの人に相談しながら冷静に進めていきましょう。自分一人の判断で突っ走ってしまうと後悔するような結果になりかねません。そして困ったときは弁護士に相談しましょう。
この記事が少しでも、事故で苦しむ方の力になれば幸いです。
出典元 |
【関連するQ&A】
・主婦が交通事故でむち打ちになったときの妥当な慰謝料金額
・原付バイクの交通事故で全治二週間。慰謝料はいくらか、貰う権利は?
・バイクと自動車の交通事故|慰謝料の相場
・急ブレーキの車にバイクで衝突の過失割合は?
・被害者側で任意保険に未加入の際の負担額
決して安くない弁護士費用。いざという時に備えてベンナビ弁護士保険への加入がおすすめです。
離婚、相続、労働問題、刑事事件被害、ネット誹謗中傷など、幅広い事件で弁護士費用の補償が受けられます。
【ベンナビ弁護士保険が選ばれる3のポイント】
保険内容について詳しく知りたい方は、WEBから資料請求してみましょう。
KL2020・OD・037
本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※あなたの弁護士に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。
詳しくはあなたの弁護士の理念と信頼できる情報提供に向けた執筆体制をご覧ください。
※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。