22歳の大学生の養育費は支払う必要があるのか
婚費調停での養育費の支払い拒否または削減したいが可能でしょうか。
婚費請求調停で、今回大学生22歳の養育費を請求されました。
子どもは親子の縁は切れていると言って家を出て現在は妻と同居中、本年3月卒業、就職予定。
上の二人は奨学金を借りて大学を卒業し現在就職してます。
夫婦とも高卒。私会社員900、妻パート120万円。
下記の点について教えてください。
・20歳以上であるのに支払う必要があるのでしょうか。
・支払う必要がある場合、減額させることは可能でしょうか。
・数人の弁護士さんに相談しましたが意見が分かれましたので、最近の裁判所の判断の傾向について教えてください。
・妻と大学生は同居中です。子供のバイト料は妻の世帯収入として養育費の算定に加算できませんか。
・裁判所のHPにある平成30年司法研究概要の7にも「基本的に20歳と解するのが相当である。」との関連も教えていただきたい。
よろしくお願いします。
相談者(ID:11942)さん
弁護士の回答一覧
養育費が請求されたとしてご質問されていますが、実際には離婚調停に伴って申し立てられた婚姻費用の...
>・20歳以上であるのに支払う必要があるのでしょうか。
まだ学生であり社会人でないことを考えると、15歳以上の子供が居る場合として婚姻費用を算定することになると思います。
しかし、今年3月には卒業する予定であるとのことで、わずか1、2ヶ月のことですから、婚姻費用の調停を粘って、夫婦だけの場合の婚姻費用を取り決めることに持ち込むと良いかと思います。
>・支払う必要がある場合、減額させることは可能でしょうか。
合理的な理由のない減額交渉はできません。
>最近の裁判所の判断の傾向について教えてください。
20歳を超えていても社会人として経済的に自立していない以上は未成年と同様に考えるべきとされるのではない課と思います。
>・妻と大学生は同居中です。子供のバイト料は妻の世帯収入として養育費の算定に加算できませんか。
どこの家庭でも同じだと思いますが、お子様は苦しい家計を助けようと思ってアルバイトをするのではなく、自分の小遣い銭を稼ぐためにアルバイトをしているのです。元奥様の世帯収入に加算することは、子供のアルバイトとしての性格にはなじまず、元奥様の収入に加算して取り扱われることはないと考えます。
>・裁判所のHPにある平成30年司法研究概要の7にも「基本的に20歳と解するのが相当である。」との関連も教えていただきたい。
これは2022年4月に満18歳をもって成人とする旨、改正されることとの関係です。現在でも、大学に進学するかどうか定かでないうちに養育費を決める際には、「成人に達するまで」養育費を支払うべき事と定めているのが一般的であるため、結局、満18歳まで養育費を支払えばよいという意味なのかと誤解されるのを防ぐ意味で書かれているのです。
今般のご相談のケースとは関係ありません。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
【まずはメールでご相談ください!】弁護士歴25年以上●離婚・不動産などご相談ください。あなたの事情に合わせたベストな解決を目指します
この質問に関連する法律相談
私は67歳男性です。高校教諭を退職して5年になります。32歳の二男が今年の7月に離婚しました。二男は32歳、離婚直前から会社を退社し、現在水商売のホストのアルバイトをしています。嫁は26歳、パートで働き始めています。
二人の間には2歳の男の子が居ま...
養育費については算定表通りで支払う事を両者が合意しています。
しかし実際、子供を養育するにあたり様々な費用が掛かるので、算定表以外の部分についていくらか毎月支払う事で現在協議中です。
内容としては私立・浪人・病気等‥子供にかかるあらゆる費用を、例えば...
無職の夫と離婚を考えています。養育費をもらいたいのですが…
無職ではありますが数ヶ月後には働き始める予定です。現段階では難しいと思いますが今後状況が変化した場合の養育費はどうなるのでしょうか。
来年子どもは東京の私立大学、私立高校へ進学を希望していますます。(離婚時に将来子どもの成長により養育費の増額の件も了承済み)
しかし、現在の私の収入では困難な状況です。
父親は十分な収入も地位もあります(再婚)。しかし先日増額を要求したところ...
離婚に関する法律ガイドを見る
財産分与で住宅ローンがあった場合の手続きとオーバーローンの解決法
あなたに不利な結果とならないために必要な、住宅ローンの財産分与の手続きや注意事項などについてご紹介します。続きを読む
離婚届不受理申出で勝手な離婚を防ぐ|勝手に作成した場合問われる罪
離婚の話し合いがまとまっていない場合は、離婚届不受理の申し出を行うことをおすすめします。これにより、同意なしに離婚届を提出させるのを防ぐことが可能です。この記事では、不受理申出の方法、勝手に提出されてしまった場合の罰則や対処法を紹介します。続きを読む
離婚に際して子どもの養育費に関する話し合いがスムーズに進まない場合は弁護士への相談をおすすめします。無料で弁護士に相談できる窓口や地元で実績の高い弁護士を探す方法を紹介しましょう。続きを読む
夫の不倫を見破る13のチェック項目|発覚後に妻が考える4つの選択肢
夫の何気ない行動から、不倫を疑ってしまうことは少なくないと思います。特別どこか遊びに行ったり、ナンパしに行かなくても不倫をするきっかけは日常的にあるのです。ここでは、不倫を見破るためのチェック項目や不倫が発覚した場合の対処法を紹介します。 続きを読む
弁護士に離婚相談をしたら費用はいくら?無料相談を賢く活用する方法
弁護士に離婚相談をした場合の費用はいくらなのでしょうか。相談したいと思っても気になるのは費用です。そこでこの記事では、弁護士に離婚を相談した際の費用、依頼時の費用の相場、離婚を無料相談できる所、無料相談を賢く活用する方法、費用を抑えるコツを解説します。続きを読む
離婚を視野に入れている方であれば、一度は離婚を切り出すタイミングを考えたことがあることと思います。実は、離婚に適した時期とそうではない時期が存在するのです。今回は離婚に適した良い時期をお伝えしながら、上手に離婚を切り出す方法を伝授しま...続きを読む