整骨院での医療過誤(施術ミス)の損害賠償、慰謝料算出方法に関して

医療問題
医療過誤

整骨院での施術直後に右ふくらはぎに激痛がはしり、その場で歩けなく成りました。翌日整形外科でMRI検査を受けた結果、右下腿筋肉内血腫で約4週間の通院加療を要する(完治迄は3~6ヶ月掛かる可能性が有る)と診断されました。整骨院では、施術ミスを認めており、『損害賠償に関しては、入ってる保険で全て対応させて頂きます。』とのことです。

不安な為、事前にどの様な内容で補償頂けるのか把握したいのですが、保険会社の代理店の対応が非常に悪い為、いくつか教えて下さい。

①休業損害に関して、実際に欠勤した日給は1日あたり、いくらで補償頂けるのでしょうか?

②休業損害に関して、実際に欠勤した日給は補償頂ける様ですが、その欠勤により後日支給される賞与も減額されることに成りますが、それはどの様に補償して頂けるのでしょうか?

③休業損害に関して、実際に欠勤した日給は補償頂ける様ですが、付加給(残業代)は、どの様に補償して頂けるのでしょうか?
(職務上、毎月安定した残業代が支払われていました。)

④この怪我による通院以外の交通費や必要経費の補償はして頂けるのでしょうか?
(歩けない為、持病での他院への通院や地域の会合への出席の為のタクシー代及びこの怪我が無ければ、購入する必要の無い物の購入等)

⑤慰謝料に関して、事前に算出方法を把握したいのですが、
 保険会社曰く、『交通事故の様な明確な規定が無く、これまでの判例によりトータルで補償するので事前に金額の目安も提示出来ない』と言われました。

 Webで調べると交通事故の裁判基準と同様との記載が多い為、保険会社にその旨確認すると『裁判基準では有りません』としか回答されませんでした。
実際には、どの様な算出方法に成るのでしょうか?

⑥仕事に復帰できた場合、当面は、これまでの足(患部)を使用した業務には就けず、他の業務(足を使用しないデスクワーク等)を行う事により、従来支給されていた 付加給(残業代)が支給されなくなります。
この減給分に関しては、どの様に補償して頂けるのでしょうか?
(職務上、毎月安定した残業代が支払われていました。)

⑦デスクワークで仕事に復帰できた場合、当面の通勤手段としてタクシーを利用せざるを得ませんが、その交通費は補償頂けるのでしょうか?

以上、お手数をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。

相談者(ID:9189)さん

2019年09月09日

弁護士の回答一覧

谷澤 悠介
弁護士(谷四いちむら法律事務所)

休業損害については、前年の源泉徴収票や会社が発行する休業損害証明書を元に、受傷前3か月の平均収...

休業損害については、前年の源泉徴収票や会社が発行する休業損害証明書を元に、受傷前3か月の平均収入を基礎として計算することが多いかと思います。
ただし、復帰後しばらくの間残業代がつかない他の業務に従事した場合には、受傷前まで受給していた残業代相当分まで請求することは難しいと思います(後遺症が残ってしまうような場合は別段です)。

通院中の通勤に要する交通費等についても、受傷内容との関係で必要性と相当性が認められる範囲で請求が可能です。

慰謝料については、交通事故の場合もそうですが、保険会社は会社独自の慰謝料基準を持っており、裁判をすることなく裁判基準での慰謝料を支払うことはほとんどありません。
※残念ながら保険会社の基準は原則非公開ですので、保険会社の提示額がどのような基準で算出されたかは分かりません。
そのため、慰謝料を裁判基準で請求していきたいとお考えの場合には、弁護士にご相談された方が良いかと思います。
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谷澤 悠介
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