医師の安易な診断による死亡について
夜の八時頃、母が具合が悪いと言って寝室から起きて来ました。
顔色は土色になっていて、これはただ事ではないとすぐ救急車を呼び、いつも通っている病院へ搬送されました。
それなりの規模の病院でしたが、万が一にもそこで手当できない病状なのであれば、近い大学病院の救急救命センターに転送してもらえると思っていました。
当直の医師は心不全と診断したので、私はまだ救急車もいましたので、救急救命センターへ転送してくれるものと思っていたところ、医師は今から入院してもらうと私に告げ、入院病棟の個室へ母は運ばれました。
医師は私達家族には何も説明をしてくれず、ナースステーションで看護師らと談笑をしていたので、多少不審に思いましたが、逆にそんなに深刻な状況ではないんだなと家族と話し、母も意識がしっかりしていたので安心しました。
すぐ看護師から入院の手続きの話をされ、母の病状には一切説明もされることもなく、今日は帰ってくださいと言われ帰途につきました。翌日の朝、八時過ぎに病院から電話があり、すぐ来てくれということで駆け付けましたところ、別の医師から、あなたのお母さんは心筋梗塞で深刻な状態で、とても当院では対処できないので、今から救急車を呼んであるので救急救命センターに搬送すると言われました。
私はびっくりして救急車に乗り大学病院の救急救命センターに行きました。そこでの医師には検査の結果、すでに血管が破れ出血していて、手の施しようがない状態だと言われました。
昨日の異変のあと、急いでこちらに来ていたら、カテーテル手術を行っていたら助かったと思うと言われました。
集中治療室のベッドにいた母はそれでも意識もまだしっかりしていて、私に世話をかけるねと言って会話もできました。しかし、翌日の昼すぎに危篤状態になり亡くなりました。
最初に搬送した病院の対処に不審と疑問を抱いた私は、どうして心不全と診断しながら母をそこに留まらせたのか、どんな治療をしたのかを問いただしたく該当の医師と面談しました。
医師は、翌日に検査をして内科の医師に診断してもらっても大丈夫と思い、血管を拡張する筋肉注射と血圧を下げる投薬をしただけだったと言いました。
自分の勉強の足りなさ、能力のなさで、誠に申し訳ありませんでしたと謝罪しました。自分の非を認めてもらっても母は生き返りません。
確かに89歳の高齢な母でしたが、元気で腰も曲がってなく、自分の事は自分でなんでも出来て、介護もされてなかった母を思うとやり切れない思いです。
せめて法律的に何か賠償を病院側に負ってもらえないものかとご相談しました。よろしくお願いします。
相談者(ID:15455)さん
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