「催告中での時効中断書面」「医療照会の同意書」
事故負傷にて症状固定したのですが、疼痛強く治療中と後遺症等級の異議申し立てをしており等級決定前のため、症状固定日より3年経過しない様時効になる前に、内容証明で損保に損害額確定できないが全額請求するとの催告をしていたのですが、その催告中に相手側が「時効援用せず、債務の承認」と書面で認めていれば、時効はその時点で中断するとの解釈でよろしいのでしょうか?
それとも催告中に、提訴が必須でしょうか?
損害額の提示は未確定の為に後日通知するとの内容で、相手側も損害額の確定不能、損害額が確定していない状況の催告。
書面には、加害者代理人弁護士の捺印はありますが、損保の社名、捺印等はありません。
また、医療照会の際に医師面談に同席を条件に同意書合意していたのを損保に却下されたのですが、同席可能を実現または損保に医師面談を許可しない事はできるのでしょうか?
理由は、事故被害者への偏見をもつ元損保顧問医師がいた為です。
相談者(ID:472)さん
弁護士の回答一覧
お困りのことと存じます。 交通事故の後遺症について、症状固定により損害賠償額が確定してか...
交通事故の後遺症について、症状固定により損害賠償額が確定してから全額を訴求されたいということですね。
①時効の中断について:ご質問中に『相手側が「時効援用せず、債務の承認」と書面で認めれば』とありますが、相手方の債務の承認があれば、時効は中断します(民法147条3号)。
民法第147条 時効は、次に掲げる事由によって中断する。
1 請求
2 差押え、仮差押え又は仮処分
3 承認
なお、ご理解のように、催告の効力としては、6か月以内に提訴等しなければ時効中断の効力はありません(民法153条)。しかし、承認の中断効と催告の効果は別物ですので、承認があれば、承認自体の効力として時効は中断します。
したがって、相手方が債務を承認するとの意思表示をしているのであれば、焦って提訴せずとも、症状の固定を待つことも可能と思われます。当該書面を今一度ご確認ください。
②医療照会の同意書について:当該手続きは保険会社の内部のものです。民事上の問題ですので、同意しないことは相談者様の自由です。
法的に満足のいく解決を目指す場合、交通事故問題にも通じた弁護士に、相談に行かれて、法的に正確に分析してもらい、今後の対応を検討するべきです。
弊所では本件についてご依頼いただける場合には相談は無料です。お力になりたいと思います。
クラウンズ法律事務所〈https://www.crownslawoffice.com〉弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都新宿区四谷4-28-20パレ・エテルネル205A |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
債務の相談、残業代請求、解雇通知書/理由書のある解雇、怪我の労災の案件については、原則無料相談です。それ以外についてもお電話で有料無料を判断します。
この質問に関連する法律相談
先月、交通事故に遭い、右目の下に20mm×5mmの傷痕が残りました。担当医師からはこれ以上は消える見込みもないとのことで、保険会社の診断書を作成してもらい、これから諸々の請求をしたいと思っています。前述の傷痕に対して、妥当な慰謝料は幾らになりますでしょう...
生後6ヶ月と2歳10ヶ月の子供を乳児園に連れて行く際停止していた私の車右前方に車が追突してきました。
子供は幼い為、痛い場所も言えませんので病院での診断は様子を見るとの事でした。私は軽度の鞭打ちと診断されました。私、一人では子供二人を病院に連れて行くの...
今年3月30日に5歳の子供が自宅敷地内から飛び出し、車にはねられました。右足三箇所開放骨折、顔面・頭部打撲で、入院・手術をし入院45日、通院3ヶ月に渡り9回の怪我をしました。
まだ幼い為母である私が泊り込み付き添い看護、看護の為パートも長期休暇が貰えず...
自転車同士の事故でこちら側が優先道路を規則どうり左側通行をしていたら相手が車の通行できない生活道路から飛び出してきて接触し転倒して股関節骨折で緊急搬送されボルトを三本入れる手術をし入院三週間と週二日の通院リハビリが必要です。
治療はあいてが保険に入って...
交差点で信号が黄色のときに交通安全週間中の警察の笛にビックリして、急ブレーキをかけてしまいバイク転倒しました。単独事故でしたが、左肩の骨折と前歯二本を折る怪我。警察にはそのまま信号を渡っても良かったのに、と言われました。もちろんこちらの過失ではあるのです...
10月に追突事故にあい、目眩、頭痛に悩まされています。
後遺障害14級に認定されるかされないかで、慰謝料の額が大きく変わるとの解説をみたのですが
どれくらい変わるものなのでしょうか。
また、14級と認定されるためにはどのようなものが必要にな...
交通事故に関する法律ガイドを見る
春の飲み会シーズンの酒気帯び運転に注意!自転車の飲酒運転の罰は車と同じ?
花見や卒業式、入学式を迎えると逃げられない飲み会が増えますよね。一口、二口なら大丈夫と、自転車に乗ってしまうととんでもない刑事罰をうけることになりかねません。この記事では、自転車の飲酒運転について紹介します。続きを読む
弁護士費用特約とは|保障内容と慰謝料を増額させるお得な使い方
弁護士費用特約(べんごしひようとくやく)とは、任意保険(車保険)に付属する保険サービスの1つです。弁護士費用特約に加入していると、交通事故問題の弁護士費用を保険会社に負担してもらえます。当記事では弁護士費用特約の保障内容や利用するメリットについてご紹介します。続きを読む
後遺障害認定の申請方法と被害者請求で有利な審査結果を得る方法
交通事故によって後遺障害になってしまうのは不幸なことですが、大事なのは後遺障害として認定してもらうための申請です。これを怠ると後遺障害だと認めてもらなかったり、十分な賠償額を得られなかったりします。だからこそ、確実にその申請方法を把握...続きを読む
交通事故にかかる弁護士費用の相場|費用の節約法と依頼先を選ぶコツ
2020.3.27交通事故問題の解決に心強い弁護士ですが、当然ダダではないので利用するなら費用の相場と節約方法を把握しておく必要があります。この記事では交通事故の弁護士費用についてご紹介するので、弁護士への依頼を検討されている場合はぜひ参考にしてみて下さい。続きを読む
自働車事故の慰謝料の相場|慰謝料を増額して示談を有利に進める方法
交通事故が人身事故として扱われる場合、被害者は加害者に慰謝料請求する権利が認められています。この記事では自動車事故で請求できる慰謝料の基礎知識をご紹介します。人身事故被害の慰謝料請求について確認しておきたい場合はぜひ参考にしてみて下さい。続きを読む
後遺障害等級で認定された等級に納得がいかない場合、異議申し立てをすることができます。損保率算出機構という審査機関が審査をしますが、その成功率は必要書類の書き方や、弁護士の有無によっても変わります。正しい手順で手続きしないと却下される可能性が高まります。 続きを読む