後遺障害認定にかかる弁護士の費用はいくら?メリットもあわせて解説

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弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
後遺障害認定にかかる弁護士の費用はいくら?メリットもあわせて解説
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弁護士であれば、後遺障害認定のための対応手続きを依頼することができますが、依頼時は弁護士費用が発生します。依頼手続きをスムーズに済ませるためにも、この記事で弁護士費用に関する知識をつけましょう。

また弁護士への依頼にあたっては、依頼するタイミングや弁護士の選び方など、ほかにも何点か知っておくべきポイントもあります。この記事では、後遺障害認定に関する対応を弁護士に依頼する際の費用・メリット・弁護士の選び方などについて解説します。

後遺障害認定について弁護士に依頼する際の費用

冒頭にも述べた通り、弁護士に対応を依頼する際は弁護士費用がかかります。ここでは、弁護士費用の内訳や費用相場などについて解説します。

費用内訳

弁護士費用の内訳としては以下の通りで、依頼にあたっては相談料・着手金・報酬金などの費用を支払う必要があります。

  • 相談料…弁護士に法律相談する際に発生する費用
  • 着手金…弁護士へ案件依頼する際に発生する費用
  • 報酬金…案件終了後、成功程度に応じて発生する費用

費用相場

まず、相談料の相場としては1時間あたり5,000円~1万円程度というところです。ただし、なかには無料相談を行っている事務所などもあります。

また着手金や報酬金については、依頼する事務所や依頼する内容などによって異なりますが、一例として「後遺障害の申請手続きを依頼する」という場合の費用相場としては以下の通りです。

料金体系

着手金相場

報酬金相場(依頼による増額分)

着手金あり

10~20万円程度

報酬金の10~20%程度

着手金なし

無料

報酬金の20~30%程度

ただし、上記はあくまで目安であり、事務所によっては大きく異なることもあります。「具体的な費用が気になる」という方は直接事務所へ確認を取りましょう。

弁護士費用特約を活用するのも有効

自動車保険に加入している方は、弁護士費用特約を活用することができます。弁護士費用特約とは、保険会社から弁護士費用を補填してもらえるオプションのことで、1事故につき最大300万円まで補填を受けられます。

また、たとえ本人が加入していなくても、家族が加入していれば適用対象となるケースもあります。「弁護士に依頼したいが、すぐには費用を準備できない」という方にとっては大きな助けとなるでしょう。

後遺障害認定について弁護士に依頼する3つのメリット

後遺障害認定について弁護士に対応を依頼する場合、以下のようなメリットが見込めます。ここでは、依頼時のメリットについて解説します。

  • 適切な等級を獲得しやすい
  • 対応にかかる手間や労力を短縮できる
  • 慰謝料を増額できる可能性が高い

適切な等級を獲得しやすい

後遺障害の認定を受けるためには、相手方の保険会社に対応を任せる事前認定や、被害者が請求対応する被害者請求などの申請手続きを行う必要があります。いずれの場合についても診断書などの書類対応が必要となりますが、その際は書類内容に不備がないよう注意しなければなりません。

対応する医師によっては、診断書の内容に不備が生じることもあり、そのような場合は「適切な等級が認定されない」という恐れもあります。ただし書類内容をチェックするには、医療知識だけでなく法律知識なども求められるため、自力では判断が難しいというケースも考えられます。

交通事故に関する知識・経験の豊富な弁護士であれば、「書類内容に不備はないか」などのチェックを任せることができ、申請手続きをスムーズに済ませることができます。さらに「どのような検査を受けておくべきか」など、ケースごとにアドバイスがもらえるため、被害程度に応じた適切な等級認定が望めます。

対応にかかる手間や労力を短縮できる

交通事故の被害に遭った場合、後遺障害に関する手続きのほかにも、相手方との示談交渉などさまざまな対応に追われることになります。特に「初めて交通事故に遭った」という方にとっては、慣れないことばかりで混乱することもあるでしょう。

弁護士であれば、事故後に必要な対応を一任することができるため、手続きにかかる手間や労力を大幅に短縮できます。さらに対応の窓口となってくれるため、相手方と顔を合わせる必要もありません。自力で対応するよりも早期解決が見込めるほか、対応にかかる精神的負担も軽減できるという点は大きなメリットです。

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慰謝料を増額できる可能性が高い

多くの場合、慰謝料は相手方の保険会社が定める任意保険基準によって決められます。ただし注意点として、任意保険基準は「裁判によって請求できるはずの慰謝料」よりも低く設定されていることがほとんどです。

しかし弁護士に依頼することで、過去の判例などをもとに定める弁護士基準によって請求処理を進めてもらえます。任意保険基準と弁護士基準では金額に相当な乖離がある場合もありますので、「相手方からの提示額が低い気がする」という場合などは積極的に依頼した方が良いかもしれません。

等級

任意保険基準(推定)

弁護士基準

第1級

1,600万円

2,800万円

第2級

1,300万円

2,370万円

第3級

1,100万円

1,990万円

第4級

900万円

1,670万円

第5級

750万円

1,400万円

第6級

600万円

1,180万円

第7級

500万円

1,000万円

第8級

400万円

830万円

第9級

300万円

690万円

第10級

200万円

550万円

第11級

150万円

420万円

第12級

100万円

290万円

第13級

60万円

180万円

第14級

40万円

110万円

後遺障害認定について弁護士に依頼するタイミング

弁護士には、示談が成立する前であればどのタイミングでも依頼することができます。なるべく早い段階で依頼しておくことで、そのぶんサポートしてもらえる範囲も広まりますが、怪我の状況などによっては「まずは治療に専念したい」ということもあるでしょう。必ずしも慌てる必要はありません。

弁護士に相談するタイミングとしては、「医師から症状固定の診断を受けた時点」と紹介される場合が多いですが、正直早ければ早いほどよいです。後遺障害認定を受けるためには、前提として適切な治療を相当期間継続している必要があります。早期に弁護士のサポートを受けることで、このような前提を誤らないよう進められることが期待できます。

なお、後遺障害申請については回数制限はありません。「すでに認定結果が出ているが、内容について不服がある」という場合は、弁護士に依頼して申請手続きをやり直すことも可能です。

後遺障害認定について弁護士を選ぶ際のポイント

後遺障害認定について弁護士に依頼する3つのメリット」で解説した通り、弁護士に依頼することでさまざまなサポートが受けられますが、「弁護士であればどこに依頼しても同じ」というわけではありません。

後遺障害認定について弁護士を選ぶ際は、以下の3点を押さえておきましょう。ここでは、弁護士選びのポイントを解説します。

  • 依頼内容に合った弁護士を選ぶ
  • 自分と相性の合う弁護士を選ぶ
  • 『あなたの弁護士』を活用する

依頼内容に合った弁護士を選ぶ

弁護士が対応する分野は非常に幅広く、交通事故のほかにも離婚・相続・債権回収・債務などがあります。したがって、「どの分野に力を入れているのか」「これまでどのような問題を解決してきたのか」など、弁護士によってそれぞれ特徴が異なります。

特に交通事故問題については、自動車保険や医療などに関する高度な知識が必要となるケースもあります。例として「20年弁護士を務めているが、交通事故問題については対応したことがない」という弁護士に依頼した場合などは、思うような結果とならないこともあります。

弁護士に依頼する際は、交通事故問題に注力しており解決実績が豊富な弁護士を選びましょう。

その際は、「交通事故 弁護士」などとインターネット検索をかけるのも一つの手段ですが、「自力で検索するのが面倒」という方は、後述する『あなたの弁護士』を利用するのがおすすめです。

自分と相性の合う弁護士を選ぶ

満足のいく結果を得るためには、弁護士としっかりコミュニケーションを取ることが大切です。お互いに人間である以上、なかには「この弁護士とは相性が合わない」と感じることもあります。そのような場合、十分に意思疎通が取れず、解決まで長引いたり、思うような結果とならなかったりする可能性もあります。

弁護士に依頼する際は、「この弁護士であれば腹を割って話せる」と思える弁護士を選ぶようにしましょう。また雰囲気や人柄など、直接会わなければわからないことなどもあるため、依頼にあたっては無料相談を積極的に活用することをおすすめします。

『あなたの弁護士』を活用する

当サイト『あなたの弁護士』では、交通事故の法律相談ができる弁護士を一覧検索することができます。さらに「都道府県ごと」「初回の面談相談料無料」「着手金0円プランあり」など、条件に応じて細かく絞り込み検索もでき、自力で検索するよりも簡単に弁護士選びができます。

また気になる弁護士が見つかった場合は、検索結果から事務所紹介ページへと移行して、プロフィール・得意分野・解決事例などの詳細情報を確認できます。詳細情報を見比べて、候補先の弁護士を選定するのも容易にできる上、「問い合わせボタン」をクリックすることで問い合わせも簡単に行えます。

「依頼内容に合った弁護士を探したい」「弁護士選びに時間をかけたくない」という方は、まずは一度利用してみましょう。

まとめ

後遺障害に関する対応を弁護士に依頼する場合、相談料・着手金・報酬金などの弁護士費用が発生します。この記事では費用相場を紹介しましたが、あくまで一例であり、「依頼する事務所」や「依頼する内容」などによって具体的な費用は異なります。詳細については直接確認を取ったほうが確実でしょう。

また、事務所によっては無料で法律相談を行っているところなどもあります。「依頼するといくらかかるのか」「今後どのような対応を取るべきか」など、疑問点や不安点がある方は一度利用してみることをおすすめします。

最後に、弁護士に依頼して満足のいく結果を得るためには、依頼内容や自分自身に合った弁護士選びをすることが重要です。その際は、当サイト『あなたの弁護士』が有効な手助けとなるでしょう。

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この記事を監修した弁護士
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。第二東京弁護士会所属。

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