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KL2020・OD・037
恋愛詐欺(れんあいさぎ)とは、恋愛や結婚をするつもりがないのに相手に恋愛感情を芽生えさせ、肉体関係をもったり、金銭を奪い取ったりする行為を言います。
被害に遭ってしまうとお金を返してもらえるのは稀なので、「怪しい」と思った相手のことは早めに事実確認をして距離を置くのがベストです。
この記事では、恋愛詐欺の手口や恋愛詐欺の可能性がある人の特徴と確認する方法、被害に巻き込まれた際の対処法をご説明します。
人はどのようにして恋愛詐欺に騙されていくのでしょうか。ここでは5つの手口をご紹介します。
大抵の場合、恋愛詐欺をする方は人間的に魅力的で、一見しただけでお金を奪い取ろうとしているとは気づけません。仕事ができて、女性をリードできて、話が面白いイケメンが言い寄ってきたら、多くの女性は悪く思わないでしょう。
これまで付き合ってきた異性よりもレベルが高い人が、知り合って間もないのに言い寄ってきたら、少し慎重になってみてもいいかもしれません。
最終的にお金を奪い取るために、恋愛詐欺師はまずあの手この手で信頼関係を築いてターゲットを信じ込ませます。そのため、お金を騙し取られるまで詐欺であると気づかないことが多いです。「恋は盲目」とも言うように、好意を持っている相手に対して、人は冷静な判断ができなくなる傾向があるので厄介です。
人は罪悪感を覚えると、相手の欲求を飲みやすくなります。例えば、
などに、わざと相手が断るような提案をします。断られると、わざとオーバーに悲しみ、『断って申し訳なかったな』という罪悪感をもたせます。そしてすかさず、最初の提案よりも譲歩したお願い事をして、相手の譲歩を引き出します。これは、心理学で『ドア・イン・ザ・フェイス』と呼ばれている説得方法です。
恋愛感情があることが前提ですが、人は一度相手の要求を飲むと、より大きな要求も飲みやすくなります。これは『ドア・イン・ザ・フット』と呼ばれる心理術ですが、恋愛詐欺師はこうした心理術を巧みに操り、最終的に「お金を貸してほしい」という要求を飲ませるところまでステップアップしていきます。
その要求を断ると、今度は激しく怒ったり、別れを切り出したりします。しかし、いきなり別れようと言われても大抵はしがみついてしまうものです。
コンコルド効果と呼ばれていますが、人はこれまでの投資(時間、お金、努力など)が大きいほど、そのまま続けていて損になるとわかっていてもやめられなくなってしまうからです。
などと考えれば考えるほど恋愛詐欺師に執着してしまいます。
もちろん過剰な要求をするだけではありません。恋愛詐欺師は、異性がどうすれば喜ぶかを知っています。プレゼントをしたり愛情表現をしたりして、ターゲットの恋愛感情を振り回し、最終的にターゲットの『お金』か『身体』を狙います。
お金絡みの関係があるのにも関わらず、証拠を残したがらない人や、個人情報を明かしたがらない人は恋愛詐欺師の可能性があります。ここでは、恋愛詐欺師の可能性が高いパターンを見ていきましょう。
恋愛詐欺に関わらず、インターネットは詐欺被害の温床です。勤務先や住所などを知られることなく利用でき、証拠が残らないことから恋愛詐欺にもよく使われています。
「俺が働いているIT企業に出資して役員にならないか」「二人で住む不動産の契約をして欲しい」などの文句であなたからお金を奪い取ります。お金に関する話題が出てきて、なおかつ高額であれば警戒が必要です。
「母親の治療にお金が100万円必要だから貸してくれないか」「実はガンで手術代に300万円必要なんだ」などとい、被害者からお金を借りようとします。上の項目同様、高額であっても好きな相手からのお願いだと断りにくいのが厄介です。
借金をするだけして、被害者を連帯保証人にしたあと行方をくらますケースです。連帯保証人になると、借金を抱えた本人が支払えなくなった場合、代わりに借金を返済しないといけません。
免許証には個人情報が載っているので、騙そうとしている相手には見せたくないものです。「若い頃の写真が見たいから免許証見せて」などと言い、どんな反応をするか確認しましょう。
結論からいうと、自分で見破るのは難しいです。人間は自分の都合のいいように物事を解釈しますから、好きであればあるほど「この人は本当に自分のことを愛してくれている」と思いたがり、恋愛詐欺じゃない根拠ばかりを探すようになります。
それでも、ちょっとした違和感を感じる瞬間があると思いますので、そういった場合は以下の方法を試してみてください。
キスマークとは言わないのがポイントです。もし、数日以内に他の異性と事に及んでいれば、とっさに手で隠したり焦りが見られたりするはずです。何の心当たりもなければ、特に反応はしません。
既婚者か独身かを見抜きたければ、家に行きたいといきなり言ってどんな反応をするか確認しましょう。ただし、家に入れてくれた場合でも、あなたからお金を取り上げたあとに引っ越す可能性もあるので要注意です。
恋愛詐欺師からすれば、被害者からいくら巻き上げられるのかは重要です。あなたの資産状況を確認してくる異性には気を付けましょう。
顔写真を撮られてしまえば、お金を騙し取ったあとに写真を元に探されてしまうリスクがあります。写真に限らず、詐欺師は証拠を残したがりません。
恋愛詐欺に遭った場合、お金を返してもらうのは不可能とは言いませんが難しいです。ここでは、詐欺被害に遭った際の対処法をお話していきます。
支払ったお金が返ってくるかどうかは
上記のような事情によって決まってきます。
証拠がなければ詐欺だと実証できませんし、相手の住所がわからなければ探偵に依頼して自費で探さねばなりません。例え詐欺と証明ができて住所が明確になったとしても、相手に支払えるだけのお金が残っていなければ、支払った分を返してもらうのは難しいでしょう。
まずは警察に通報です。お金を騙し取られた場合は刑事事件にできるので、被害届を出して後は任せる事もできます。ただし金銭的な被害がない場合は刑事事件になりませんので、あまり期待しないほうがいいでしょう。
刑事事件ではなく民事事件として裁判を起こすこともできます。とはいえ、裁判沙汰になると時間とお金がかかる上に、ここまでしても相手が支払えなければ1銭も返ってこないこともあります。
そもそも詐欺師が盗んだお金をすんなりと返すとは考えにくいですし、詐欺師がお金を貯めるにはまた詐欺をするよりありません。他に被害者が生まれないことには回収ができないので、裁判にしたところで時間とお金だけがかかります。
弁護士に依頼していた場合、相手からの支払いがなくても成功報酬がかかる場合もなくはありません。
相手に返済能力があり、住所がわかっている場合などは弁護士に依頼して請求してもらうことで、支払ったお金を取り返せるかもしれません。ただし、何度も申し上げているとおりレアケースではあります。
恋愛詐欺に遭わないようにするには、証拠と住所の両方を押さえておくことが重要です。ここでは、被害を未然に防ぐ方法を確認していきましょう。
相手の主な目的はお金ですから、絶対にお金を出さなければどんな反応をするのか確認しましょう。お金目当てでなければ関係は続きますし、そうでなければ疎遠になるはずです。もっとも、何を言われても断固お金を出さない意志の強い人であれば恋愛詐欺に遭いにくいでしょう。
詐欺と発覚した場合、居場所さえわかればお金を返してもらいやすいのでどこに住んでいるのかを確かめておきましょう。居場所がわからなければ話し合いもできないので、泣き寝入りすることにもなりかねません。
詐欺は証明が難しい犯罪です。それは証拠が残っていないのも原因の1つなので、逆に言えば、証拠さえあればお金を返してもらいやすいとも言えます。お金を貸してと言われたら、絶対に借用書を書いてもらいましょう。
恋愛詐欺師は念入りに詐欺とバレないだけの対策をしており、知識のない一般人ではなかなか正体を見破れません。恋愛感情がある場合はなおさらです。もし、その人との将来を考えているけどいまいち信用できないという場合は、探偵に身辺調査を依頼するのがおすすめです。
恋愛詐欺の被害に遭うと、なかなかお金が返ってこないようです。証拠を残しておくのも大事ですが、最初からお金を貸さないのがベストかと思います。まずはそれが恋愛詐欺かどうかの事実確認をして、被害を最小限にとどめましょう。
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