結婚詐欺の可能性がある女性の4つの特徴と被害にあったときの相談先

結婚詐欺をはたらく女性は必ずしも美人ではないといいます。では、彼女たちはどうやって男性からお金をだまし取っていくのでしょうか。今回はその手口と結婚詐欺の可能性がある女性の特徴、詐欺を見破るポイントをご紹介します。

女性結婚詐欺5つの手口

彼女たちはどうやって男性の心の隙間に入り込み、財布の紐を緩めるのでしょうか。まずは、その手口を見ていきましょう。

恋愛感情を利用しお金を騙し取る

「恋は盲目」というように、恋愛感情を覚えてしまうといくら普段冷静な人であっても、冷静な判断力を失う場合があります。これが傍から見たら詐欺だと気づきそうな状況であるのにも関わらず、本人だけは騙されるまで詐欺だと気づかない理由です。

恋愛に発展する前から男性を喜ばせるような話をしてくる

女性が男性を好きになるのには、男性よりも時間がかかる傾向があります。ただ、結婚詐欺の女性はお金を手に入れる時間を節約したいので、手っ取り早く恋人になって結婚をちらつかせてくることも多いようです。そのため、出会ったばかりの頃からやたら男性が喜ぶことを言ってきたりします。

満たされない心の隙間につけ込んでくる

結婚詐欺の女性は、男性の寂しい気持ちや満たされない自尊心を埋めるのが得意です。結婚詐欺の被害者には、彼女に会えて自信を持てたと言う人も少なくありません。甘えるのが上手で、男性の承認欲求を満たすのが上手です。

男性にお金を出させる理由を作る

彼女たちはお金がない雰囲気を出しています。男性被害者はこれまで褒められて承認欲求を満たされた手前、いい顔をしたいと思いついついお金を出してしまいます。払える金額であればなおさらです。お金を出させる口実は、

• 難病を抱えている
• 親の医療費が払えない
• 夢のためにお金が必要

など色々あります。嘘だとわかっているとどうということはありませんが、もし本当だったらと思うとついお金を出してしまうのにもうなずけます。

あまり親しくないうちから親しい人にしかしないような話をしてくる

付き合う前から親密な人にしか話さないような話をしてきますが、これも男性をその気にさせるテクニックです。自己開示の返報性という効果があり、相手から自己開示をされると自分のことも話したくなる傾向が私たちにはあります。

親密な話をして、「こんなに気があった人は初めて」と言われれば悪い気はしないでしょうし、実際に仲良くなる可能性も高いでしょう。

結婚詐欺の可能性がある女性の特徴

ここでは、結婚詐欺の可能性がある女性の特徴を見ていきましょう。

弱い面をさらけ出す

甘えるのが上手で、「自分がいなきゃダメだ」と男性に思わせるのが上手です。ここで承認欲求をくすぐられると、どんどん相手のわがままを断れなくなっていきます。

また、意外なのですが、人間は相手に尽くせば尽くすほどその人を手放したくない気持ちになっていきます。これは心理学用語でコンコルド効果といって、「こんなに尽くしてしまったんだから別れられない」という心境に男性をさせていきます。そのため恋愛がうまい女性は男性に大小様々なお願いをし、相手の自尊心を満たします。

とびきりの美人ではないにしても、男性の自尊心やプライドをくすぐるのがうまいため彼女たちはよくモテます。

証拠を残したがらない

ただ、一緒に写真をとったり、住所を教えたりと証拠が残る行為を嫌います。これは、詐欺が発覚した際に被害者が自分を探し出し、詐欺を立証するための手段になるためです。あまりにも秘密が多すぎる女性には気を付けましょう。

共通の知り合いを作りたがらない

偽名や嘘の身分、嘘の住所を使っていますから、知り合いを紹介すれば当然嘘がバレます。被害者に「あの人危ないんじゃない？」と助言する人が増える危険は減らしておきたいのでしょう。また、逆に男性の両親に会って信用を得たり、結婚の可能性をほのめかしたりするパターンもあります。

親に会わせてくれない

ですが、自分の親に会わせてくれることはあまりありません。病気で入院していないなど、嘘がバレるからです。親に会わせてもらえるようお願いしても「容態が悪くて面会できない」などと言われて断られてしまいます。

結婚詐欺かどうか見破るポイント

結婚詐欺を見破るには、騙されている可能性があると自覚し、相手の身元をキチンと確認する必要があります。

自分に釣り合っていないと感じる女性に注意

『朝日新聞｜愛に気づいた結婚詐欺師の女（きょうも傍聴席にいます）』にもあるように、結婚詐欺に遭いやすい男性は、40代以降で経済力のある人が多いと推定できます。20代や30代のイケメンをものにしたところで、奪い取れるお金はたかが知れています。

一回り年下の若い女性や美人な女性、美人ではないけど気遣いができてモテそうな女性などが言い寄ってきたら、冷静に不自然な点は無いかと考えたいものです。

身元を確認する

これはぜひやってもらいたい対策です。相手の

• 運転免許証
• 住所
• 職場
• 実家

などを明確に確認しましょう。詐欺であればどこかで明らかな矛盾点がでてきます。中でも免許証などは、偽装でもしていない限り見せられるはずもありません。職場で働いている姿を確認できれば安心感も高まります。なぜなら、雇用される際には履歴書を出すので、探偵に調査してもらう段階になったときに証拠を掴みやすくなります。

信用調査をする

身元の確認をさらにしっかりやりたければ、探偵に依頼して信用調査をしてもらうこともできます。自分だけで身元確認をしても、うまくはぐらかされたり、偽装されたりする可能性も十分あります。詐欺師はそれが仕事ですから。そんなときは探偵に依頼した方が、「騙されているのでは？」という不安を早く解消できます。

結婚詐欺に遭っていると思ったときの相談先

最後に、結婚詐欺に騙される前後で相談できる先をご紹介します。ただ、詐欺は立証が難しいので、できるだけ証拠を持参し、出来事を時系列で整理して話せるようにしておくと相談される側も動きやすくなるのでおすすめです。

警察

証拠が不十分の場合は恋愛のもつれだと思われて対応してもらえませんが、証拠が十分だったり、同様の手口が多数発生していたりした場合は警察も動いてくれる可能性があります。もし、すぐに犯人を捕まえられなかったとしても、犯人の特徴や手口を伝えることで、事件の捜査が進む場合もあります。

探偵

信用調査と、姿をくらませた際に相手を探す際に頼れる相談先です。しかし、相手がいなくなってから探すのはヒントが少ないため、100万円以上もかかりますから、できれば早めに信用調査で不安を解消しておきたいところではあります。

弁護士

犯人が見つかり、訴えたいと思ったときに頼りになります。詐欺を立証するには、相手に騙す意図があったことを証明できねばなりませんが、素人が自力でこれをするのは困難です。

ただ、弁護士に依頼して相手が罪を認めたとしても、支払い能力がなければお金は帰ってきません。詐欺師はそれを承知なので、いつまでもお金を使わず貯金しておくとは考えないほうがいいでしょう。

お金が戻ってこなくても弁護士費用はかかりますから、訴えるのは自由ですが、お金を取り戻すことはあまり期待できません。

まとめ

女性の結婚詐欺師は、男性の承認欲求や自尊心を満たすのが上手です。疑わしいと感じたときは、相手の身元を確認させてもらうよう申し出て、相手の反応を確認したいものです。