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KL2020・OD・037
自分の子供がいじめの加害者かもしれないと知ったら、多くの人が困惑します。まずは冷静になって、事実確認をすることが大切です。
いじめを行っている子供の多くには以下のような言動が見られることがあります。最近、子供にこのような変化はありませんか?
加害者の子供の多くは、親の前では「いい子」でいることが多いため、親は自分の子供がいじめを行っているとは思いもしません。しかし、2016年のいじめの加害者数は、小学校で1,869名、中学校で1,754名に上っております(いじめの加害者数の調査(2016年)|文部科学省)。
いじめは、とても身近な問題で、自分の子供が「加害者」として関わっている可能性も十分考えられます。この記事では、
について解説しています。「自分の子供が加害者かもしれない」と感じている方は、ぜひご一読ください。
目次
加害者になる子供は、精神的なストレスが原因となることもあるそうです。だからといいっていじめを許していいわけではありませんが「いじめ」をやめさせるためにも、自分の子供の精神的ストレスの原因が何かを把握し、適切なケアを行ってください。
劣等感が強い子供は、他の人をいじめることで、自分が優位であることを感じようとすることがあります。また、劣等感が強く、慢性的にストレスを抱えていたり、人を妬んだりしていることもいじめに走りやすくなる原因となり得ます。
子供の些細なことにも目をむけ、褒めることで自尊心を持たせることが重要です。また、子供の場合、身体や顔の作りにコンプレックスを抱えており、それが劣等感につながっているケースもありますので、子供が自信を持てない部分に対し、自信を持たせるなどの親のケアが大切になるでしょう。
家庭環境や学校でストレスを感じている子供は、上手に発散できずいじめで発散していることがあります。大人であっても、ストレスを抱えたら、他人に当たってしまう人がいるかと思いますが、子供の場合も同様です。
ストレスの原因を突き止め、解消するとともに、運動など健全なストレス発散方法を教えるのも親の重要な役割です。
家庭内で暴力や暴言が当たり前になっていると、子供はそれが当たり前だと思い込んでしまい、外で同じように振る舞ってしまうと言われています。基本的に子供は親の姿を見て育つため、両親が暴言・暴力をふるう場合、子供が外でこれを真似するということもあり得ます。
また、両親が不仲であったり、家庭内でトラブルがあったりすると、子供がストレスを感じてしまい、いじめに走るようになる可能性はゼロではありません。家庭環境に問題がある場合は、まずそれを解決しないといけません。
子供が、被害者と加害者の両方であるケースもあります。どこかでいじめられていると、その腹いせにいじめを行う子供がいます。例えば、学校や家でいじめられているから、習い事先で誰かをいじめるといったケースです。
もしそのような事実がある場合、両方のいじめ問題を解決しなければなりません。
学校側や他の学生の親から「あなたのお子さんがいじめを行っています」と連絡があっても、受け入れがたいでしょう。しかし、いじめは大人の目が届かないところで行われる場合が多いため、自分の子供が加害者だと知らされても信じられないと思うかもしれません。
このような場合に一番よくないのが、根拠なく思い込みにより判断することです。自分の子供がいじめに加担していると聞かされて、これをそのまま盲信してもいけませんし、「絶対にそんなことはない」と反発するだけでもいけません。まずは冷静かつ客観的に事実を確認することが大切です。
以下では、子供が加害者であったとき、親がどういう対応をするべきなのかを順番に説明します。
まずは、子供に事実を確認しましょう。できるだけ落ち着いた口調で、他人の子供をいじめたのかどうか聞いてみてください。一方的に物事を決めつけて、感情的に叱りつけることはNGです。
同様に「自分の子供はそのようなことをするはずがない」という思い込みで「いじめなんてしてないでしょ?」と都合の良い誘導をしてもいけません。子供に真実をすべて話してもらうには、公正かつ客観的な視点から冷静に話を聞くことが大切です。
子供が、自分が加害者であることを否定しても、安心してはいけません。子供が嘘をついている可能性は否定できないはずです。そのため、言い分が正しいかどうか、周囲の話を踏まえて確かめる必要があります。
このような場合は、学校側の協力も得ながら、周囲の人間がどう話しているかの情報を得た上で、子供の話が信じられるものなのか否かを判断する必要があります。子供の話を鵜呑みにして無条件で信頼することが愛情ではありませんので注意しましょう。
いじめの事実が客観的に認められる又は認められる可能性が高いという場合、何らかの形で相手の子供と親御さんに謝罪をすることを検討せざるを得ません。この場合、謝罪を直接行うべきか、それとも学校等の第三者を交えたうえで行うべきかは、いじめの内容・態様・被害内容次第です。
被害者に対して親が心から謝罪をする姿を見せることは、子供の更生にも繋がります。
家庭環境に問題があるとこれが原因でいじめに走ることがあることは上記のとおりです。もしいじめの原因について家庭内で心当たりがある場合、これを改善する必要があります。
例えば、子供に過干渉であったり、逆に無関心であったりする場合は、これが子供のストレスとなっている可能性があります。家庭内の問題を夫婦で解決するのが難しい場合は、カウンセラーなどに相談してみてください。
再びいじめを行わせないようにするには、家庭で子供とのコミュニーケーションを十分に取ることが大切です。このように普段からコミュニーケーションを取っていれば、子供の心情に異変が生じた場合、早期にこれに気がつくことができるかもしれません。
また、親と話をしやすい環境があれば、子供が自分の心情や悩みを早期に打ち明けてくれるかもしれません。家庭内でのコミュニーケーションは非常に大切です。
加害者側に謝罪して和解できたら問題ありませんが、以下のような行動を取られてしまった場合は、専門家に相談したほうが良いと考えられます。
いじめが、暴力や窃盗に及んでいて、相手の親から何かしら法的な請求を受けた場合は弁護士に相談しましょう。たとえ子供同士の問題であっても法的な問題となれば専門家のアドバイスを踏まえて慎重に対応する方が適切です。
示談とは、私人間のトラブルを、当事者が話し合って解決することです。示談交渉がスムーズに進んでるうちは当事者間で話し合えば足ります。しかし、これがこじれてしまった場合は、早めに弁護士に相談し、場合によっては代理で交渉してもらった方が深刻な紛争となることを予防できる場合もあります。
ただ、相手によっては弁護士に依頼したこと自体を「無礼」「身勝手」と捉える場合もありますので、依頼する場合は相手に筋を通してから依頼する方が無難です。
いじめ問題を専門家に相談するなら、弁護士に相談するのが有効です。以下では、弁護士に相談するべき理由と費用について紹介します。
弁護士は、いじめ問題について、法律の観点から分析してアドバイスをしてくれます。特に、いじめが暴力や窃盗などの犯罪に及んでいる場合は、加害者がどう対応すればよいのか適切な判断をしてくれるので安心です。
いじめについて関係者同士が話し合うと、交渉がうまくいかないことがあります。その場合は、弁護士に介入してもらって交渉をするのが得策です。そうすることで被害者・加害者ともに冷静になれますし、弁護士が法的な観点から、妥当な解決策を提案してくれます。
被害者側に訴えられてしまった場合は、裁判の代理人になってもらえます。代理人になってもらえることで、被害者側に交渉してもらえたり、裁判の手続きを代行してもらえたり、事件解決の方法を立ててもらえたりするなど、多くのメリットを受けられます。逆に言うと。弁護士をつけないと、これらのメリットが受けられないので、大きな負担を感じてしまうかもしれません。
多くの場合、弁護士は無料で相談を受け付けてくれます。依頼して問題を解決してもらう場合は、着手金が10~20万円、報酬金が10~20万円かかるので、合計で20~40万円ほどの依頼費がかかると考えられます。
ただし、裁判になった場合は、実務が増え裁判費用なども加算されますので高額な依頼費がかかるでしょう。依頼費は、案件や弁護士事務所によって変わってくるので、相談時に尋ねてみてください。
子供がいじめの加害者だと判明したら、適切な対処をしましょう。いじめをする子供は、何か心理的な問題を抱えていると考えられるので、心のケアをすることが大切です。同時に、被害者の子供は、計り知れない苦痛を味わったと思い、ちゃんと謝罪をし、いじめの再発防止に注力してください。
謝罪により被害者側が許してくれたら問題ありませんが、そうでない場合は弁護士に相談したほうがよいでしょう。弁護士に介入してもらえば、被害者側と和解できる可能性が高くなりますし、訴えられても法的な対応をしてもらえるので安心です。
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KL2020・OD・037
本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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