ゲームは1日90分!香川県のネット・ゲーム依存症対策条例は法的に問題ないの?

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銀座さいとう法律事務所
齋藤 健博
監修記事
ゲームは1日90分!香川県のネット・ゲーム依存症対策条例は法的に問題ないの?

香川県は今年4月1日、子供のインターネットやゲーム依存症を防ぐ観点から、ゲーム利用時間を平日1日60分、休日90分まで、スマートフォンの使用を中学生以下が午後9時まで、それ以外は午後10時までとする条例を施行。その内容が賛否両論となりました。

この条例ですが、教育者の間では評価する声もあります。一方でゲーム愛好者からは「個人の自由を制限するもの」「人権侵害」という声も出ているようです。

この「ネット・ゲーム依存症対策条例」ですが、法的に問題はないのでしょうか? 条例についての疑問点を、銀座さいとう法律経済事務所の齋藤健博弁護士に聞いてみました。

「ネット・ゲーム依存症対策条例」ですが、法的に問題はないのでしょうか?

齋藤弁護士:「本来、ゲームを『する・しない』は、個人の自由です。しかし、この規制は、条例という形で成立しているのが重要です。条例とは、地方公共団体プロパーの事情に基づいて設定されるものです。人権侵害に該当するかどうかは、個人の行動や時間の使い方の自由・権利の問題ですが、これが実際に違憲的な条例であれば、裁判手続を通じて争うことになります。

香川県だけが、規制の対象とされる根拠は薄いと考えています。香川県には、香川県の事情もあるとは思いますが、それが、一律に香川県民だけがゲームの悪影響に預かっているとはいえないのではないでしょうか。実際に、香川県民だから、という理由だけで入店等を断られてしまう方も生じている事態は、重く見るべきではないでしょうか」

香川県民お断りのゲームも

条例施行の影響で「香川県民お断り」のゲームも出ていると聞きます。この措置に問題はないのでしょうか?

齋藤弁護士:「問題です。香川県民の属性に問題があるわけではないので、不適切な処置であるとは思います」

外出自粛要請の影響で破ったら…

現在新型コロナウイルスの影響で、外出自粛要請が出ていますが、「外に出られないから」と条例に違反した場合、罰せられてしまうのでしょうか?

齋藤弁護士:「外出自粛とこの条例とは基本的には無関係です。香川の条例についてはそもそも罰則規定がないため(日経:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56932160Y0A310C2LA0000/)、違反しても罰せられることはありません。

まとめ

賛否両論のゲーム・インターネット依存症対策条例。弁護士の目から見ても、判断が難しい法律のようですね。

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この記事を監修した弁護士
銀座さいとう法律事務所
齋藤 健博
慶應義塾大学法科大学院修了後、2016年12月に弁護士登録。メディアにも『グッデイ(フジテレビ)』や『ビビット(TBS)』など多数出演。

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