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KL2020・OD・037
amazonギフト券を悪用する詐欺が増えているようです。amazonギフト券の番号を聞き出し、アカウントにチャージすることでお金を騙し取るのがこの手口の特徴です。犯人の氏名と住所を特定することが難しいため、被害回復が難しいのが厄介なポイントです。
被害額が比較的少額な場合もありますが、河北新報|<特殊詐欺>アマゾンギフト券で1千万円被害にもあるように1千万円以上騙し取られてしまうケースもあります。
被害回復が困難なため、騙されないための対策に力を入れることが重要です。今回は、amazonギフト券詐欺の手口と事例や、騙されないための対策などについてお伝えします。
目次
amazonギフト券は非常に便利なサービスですが、その便利さを逆手に取って詐欺、悪徳商法に悪用されることがあるようです。ここでは、その手口を確認していきましょう。
amazonギフト券を買い取って現金化する買取業者をかたり、ギフト券番号を聞き出したにも関わらず現金を渡さない手口です。本当に買い取りをしてくれる業者もありますが、中には換金率がかなり低い業者もありますので、利用するのであれば見極めが重要になってきます。
本来振り込め詐欺は銀行口座に振り込ませる手口ですが、振り込め詐欺救済法というものができて、犯人の口座を凍結してもらえるようになりました。振り込め詐欺は進化しており、宅急便で現金を送らせる、現金を手渡しで受け取るなどより証拠が残りにくく現金を確実に受け取れるような手口が登場しています。同じように、証拠が残りにくいamazonギフト券が振込の手段として悪用されることがあるようです。
融資詐欺とは、「お金を融資するためには保証金が必要」とターゲットに金銭を要求し、お金を振り込むことなく姿をくらませる手口のことをいいます。銀行口座に振り込ませる場合もありますが、最近ではamazonギフト券を悪用するケースも出てきているようです。
アダルトサイト利用料など架空請求の支払手段として悪用されるケースです。架空請求の場合、難しそうな法律名など恐怖を煽るような表現が使われていますが、文字通り架空の契約であるのでお金を支払う必要はありません。基本的に無視でOKです。ただ、例外として無視してはいけない場合もあります。
出会い系サイトでもamazonギフト券の悪用が見られます。援助交際に見せかけて先払いを要求し、ギフト券番号を手に入れた後は音信不通になる手口です。援助交際は犯罪なのでお金を騙し取られても警察に相談できず、泣き寝入りをすることになってしまいます。
景品やプレゼントが当たったと嘘をつき、引き渡す代わりにお金を請求する手口をアポイントメント商法といいます。最近では、任天堂スイッチが当たったと嘘をつき、amazonギフト券等で支払わせようとする手口などがあります。このように、品薄になっていて誰もが欲しがっている商品は詐欺で悪用されやすいので注意しましょう。
国民生活センターに寄せられた相談事例をご紹介します。
有料サイトの料金を支払うためプリペイドカードの番号をファクスした
アダルトサイトの料金を支払うためプリペイドカードの写真を撮ってメールで送った
引用元:国民生活センター
amazonギフト券はプリペイドカードの1種ですので、ここではほぼ同じものと考えて差し支えありません。上記の例では有料サイトやアダルトサイトの利用料金として支払っていますが、これらの手口は架空請求の可能性があります。
契約していないものに対しお金を払う必要はありませんし、amazonギフト券で支払ってしまった場合はお金を取り戻すのが難しくなります。支払いをする前に必ず国民生活センター等に相談をしましょう。
ここでは、なぜ被害回復が困難なのか、という点についてご説明します。
amazonギフト券をロックして一時的に利用不可にすることもできます。ただ、詐欺師のアカウントにチャージされてしまった後にロックをしても手遅れです。amazonに問い合わせても、チャージされた後ではどうしようもないため、泣き寝入りするしかなくなってしまいます。
この手口はネット上でよく使われることもあり、匿名性が高く詐欺師の特定が困難です。氏名と住所がわかっていないことには、誰にも請求できませんし、警察も捜査のしようがありません。被害金の額が少なければなおさら動いてはくれないでしょう。
上記でお伝えしたように、amazonギフト券で支払いをしてしまうと証拠が残らないため、大抵お金が返ってきません。したがって、被害に遭わないよう未然に対策することが重要になります。
他人に安易にamazonギフト券の番号を教えてはいけません。番号を教えなければ、不正に利用されることもないからです。相手の言動が怪しいと思った場合は、安易に番号を教えることがないようにしましょう。
とはいえ、騙される時というのは冷静さを失った状態でもあります。アダルトサイトの登録画面を初めて見たとき、誰でも少なからず焦ったかと思います。架空請求と知っていてはなんてことはありませんが、そうでない場合は「違約金」「訴訟」「法的手段」など恐怖心を煽る言葉が並んでいるため、恐怖から逃れるためにお金を払ってしまう場合もあります。
このようにターゲットを脅し冷静な判断力を奪った上でお金を払わせるのが詐欺師の狙いです。高額なお金を払う場合は視野が狭くなっていることに気づき、衝動的にお金を支払わないようにしましょう。お金を払えば恐怖から逃げられるわけでは決してありません。
万が一被害に遭ってしまった場合は、警察や国民生活センターに相談をしましょう。被害額が高額な場合は特に警察に相談をするべきです。詐欺師の氏名と住所がわからない場合はあまり期待できないものの、冒頭の事例のように被害額が高額だったり、同様の手口が多発していたりする場合は捜査してもらえる可能性もあるかもしれません。
また、怪しい請求をされた場合や被害に遭ってどうしていいのかわからない場合などは国民生活センターに相談しましょう。とはいえお金が返ってくることはほとんどないので、被害に会う前に相談するのがおすすめです。
amazonギフト券はそれ自体とても便利なサービスです。また、ギフト券システム自体に何らかの問題があるわけではありません。こういった詐欺のケースでは利用者側にも一定の落ち度があることが通常です。したがって、本記事での注意事項を理解し、適切な利用を心がけましょう。
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KL2020・OD・037
本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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