不倫相手との関係を綺麗に断ち切るための別れ方マニュアル

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弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
監修記事
不倫相手との関係を綺麗に断ち切るための別れ方マニュアル

不倫相手との関係をきっぱり断ち切るには、どのような別れ方をすれば良いのでしょうか。このままではいけないと分かっていても、行動に移すのは難しいことかもしれません。新たな一歩を踏み出すため、不倫相手との関係を絶って別れる方法があれば気になるところです。

そこで今回は不倫相手との別れ方マニュアルとして、不倫の代償について、不倫相手との別れ方、別れる際の注意点、不倫相手が別れを拒んでいる場合の対処法についてご紹介します。

不倫相手に別れを切り出す前に不倫の代償を知る

不倫相手と別れる際に大切なのは不倫の代償を知ることでしょう。不倫は今後の人生を左右するほどリスクのある行為です。不倫の代償を心得ておくことも、不倫相手との別れ方を知る上で重要かもしれません。

不倫相手の配偶者から慰謝料請求される

不倫相手の配偶者に不貞行為を知られた場合、慰謝料請求されるかもしれません。実際、夫と不倫相手の不貞行為が離婚原因だと裁判で認められ、平成10年に東京高裁が不倫相手から妻に200万円の支払いを命じたケースがあります。

社会的地位を失う危険性がある

不倫は場合によってあなたの社会的地位を奪う可能性もあります。例えば、不倫相手の配偶者が不貞行為を知ったとき、あなたの職場や友人などに不倫の事実を漏らすかもしれません。実際、職場に不倫の事実を知られて地方へ転勤を命じられるケースや、退職に追い込まれるケースもあるようです。

家族や友人から縁を切られる可能性がある

不倫相手との関係が家族や友人に知られた場合、絶縁されてしまうリスクもあります。家族だから、友人だから何でもあなたの味方になってくれるとは限りません。不倫相手と関係を続けることは、今まであなたが築いた交友関係にも影響を及ぼすのです。

不倫相手に捨てられる可能性がある

基本的に不倫相手は、自分のことを優先に考える傾向にあります。そのため、不倫相手にとって都合の悪い状況となった場合、いとも簡単にあなたを捨ててしまうでしょう。「いつか一緒になる」という言葉は、あなたを繋ぎ止めるだけの一言に過ぎないのです。

将来が奪われてしまう可能性がある

不倫の事実は一生残ります。そして、不倫相手との関係が長く深いものであるほど、あなたの将来に影響を及ぼすかもしれません。例えば、一生結婚できない、好きな仕事を辞めざるを得ないことなどが挙げられます。

不倫相手への気持ちを断ち切る6つの上手な別れ方

不倫相手への気持ちを断ち切る6つの上手な別れ方

不倫相手への気持ちを断ち切るための別れ方は、6つ挙げられます。不倫の場合、直接的な別れ方は不倫相手を刺激し、話がこじれてしまうかもしれません。きっぱり別れるためにも、上手な別れ方の選択をおすすめします。

徐々に距離を置いて別れる

いきなり連絡を絶ち、会うことやめると不倫相手が「別れようとしている」と察知して説得してくるかもしれません。逆に、あなた自身が不倫相手に未練を抱く可能性も考えられます。不倫相手に怪しまれないよう少しずつ距離を置きましょう。

趣味などを見つけて暇を作らないようにする

趣味や習い事を始めて、暇を作らないことも有効な手段です。直接的な別れ方とは言えませんが、不倫相手のことを考える時間や会う時間が無くなるため、自然と不倫から脱却できるかもしれません。また、あなたが未婚であれば、不倫相手以外の素敵な出会いを掴むチャンスも得られるでしょう。

いろんな人と話せる場所に行く

直接的な別れ方ではありませんが、いろんな人と話せる場所に行くことも有効だと言えます。不倫相手に依存する原因のひとつには、寂しさや悩み、弱音を人に吐き出せないことが挙げられます。

いろんな価値観を持つ人と話す機会を作ることで、不倫を断ち切る気持ちが徐々に芽生えるでしょう。不倫相手と別れる意思が固まれば、別れ話も自然と切り出しやすくなります。

未婚の恋人を作る

最も未練を残さない別れ方は、未婚の恋人を作ることです。街コンや婚活パーティーに足を運ぶなどして、新たな出会いを探してみましょう。

引越や転職をして物理的に会えない環境を作る

不倫相手との関係がなかなか断ち切れない場合、物理的に会えない環境を作ります

まずは、電話番号やメールアドレスを変えて連絡を絶ちましょう。もし、自宅や職場に不倫相手が来てしまうのであれば、ストーカー規制法で対処できることもありますし、少し大がかりですが引越や転職も1つの方法として考えられます。

家族に協力してもらう

家族に協力してもらう別れ方もあります。それは実家に戻るなどして、不倫相手と別れるまで家族に行動を監視してもらう方法です。家族に不倫の事実を伝えることになりますが、別れることを目的に協力依頼すれば、高い確率で協力してもらえるでしょう。

不倫相手との別れ方で注意すべき行動

不倫相手との別れ方で注意すべき行動

一般的に、良い不倫相手との別れ方とされていますが、実は注意が必要な3つの行動があります。

不倫相手をキープしておくこと

新しい恋人が見つかるまで、不倫相手をキープとする別れ方です。心から割り切れるのであれば有効な手段ですが、とてもリスクが大きい別れ方と言えます。不倫相手をキープしておくと恋人に求める理想が高くなるだけでなく、恋人を探す原動力が無くなるかもしれません。相当強い意思がない限り避けるべきでしょう。

不倫相手にきっぱりと別れを告げる

不倫相手に直接告げる別れ方は一見潔く感じますが、伝え方によっては注意が必要です。なぜなら相手を刺激して、職場を辞めさせられる、復縁を求めた連絡がくるなどの嫌がらせを受ける危険性があるためです。直接告げる別れ方をする際は、言い方やタイミングに十分気をつけましょう。

最後にもう一度会いたいという言葉に騙されない

不倫相手が、別れと引き換えに最後にもう一度会いたいと言うケースがあります。しかし、相手の要求に応じてはいけません。一度要求に応じて会うと、不倫相手は理由をつけてあなたに接触を図る可能性があります。不倫相手の言葉をそのまま鵜呑みにしないよう注意が必要です。

不倫相手が別れを拒んでいる場合の対処方法

不倫相手が別れを拒んでいる場合の対処方法

不倫相手に別れを告げて拒まれた場合はどうすれば良いのでしょう。基本的には、無理に一人で抱え込まず家族や友人などに相談することをおすすめします。

家族や友人に協力を頼む

無理に一人で抱え込まず、信頼できる家族や友人に相談してみましょう。不倫相手が接触してきても会わせない、代わりに連絡をとってもらうなど協力が得られるかもしれません。もし、周りに相談しづらい場合は、弁護士に相談するのもおすすめです。

相手の立場が悪くなるリスクを伝える

不倫相手が別れを拒んできたら「奥さん(旦那さん)に事実を話す」「職場に話す」と、相手の立場が悪くなるリスクを伝えてみましょう。

不倫相手は、自分の立場が危うくなることを恐れる傾向にあるようです。不倫相手が納得しないときは、別れを拒むと立場が悪くなることを盾に話を進めてみてください。

まとめ

不倫相手との別れ方で大切なのは、きっぱりと関係を絶つ覚悟を持つことです。あなた自身の決心がなければ、綺麗さっぱりと別れることはできないでしょう。不倫相手と別れようと思った時点で、あなたはスタートをきっています。ぜひ強い気持ちで立ち向かってください。良い結果を迎えることを、心より応援しております。

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この記事を監修した弁護士
弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
2016年1月に寺垣弁護士(第二東京弁護士会所属)、佐藤弁護士(東京弁護士会所属)の2名により設立。遺産相続、交通事故、離婚などの民事事件や刑事事件、企業法務まで幅広い分野を取り扱っている。

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