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KL2020・OD・037
絶賛公開中である『名探偵コナン ゼロの執行人』。『名探偵コナン』の映画と言えば、昨年公開された『から紅の恋歌』も2017年の年間邦画興収で第1位となった大人気シリーズです。
今回のストーリーは、いまだ謎の多い人気キャラクター・公安警察所属の“ゼロ”こと安室透と、主人公のコナンが毛利小五郎の逮捕を巡り対立するというもの。
この記事では被疑者とされてしまった毛利小五郎の刑事手続きがどのように進行していくのか、解説していきましょう。逮捕後の流れが分かれば、映画をより楽しめるはず!
※この記事では映画本編のあらすじに触れています。ネタバレはしていませんので安心して読み進めてください。
捜査の結果、犯罪の容疑者と判断された小五郎は逮捕され、“被疑者”扱いされます。小五郎が起訴され、裁判にかけられてしまうまでの時間は10日間から20日間しかありません。
刑事裁判において、起訴された場合の有罪率は99%。もし無実であるのならば、この間に被疑者が(起訴後は被告人と呼ばれる)犯罪を起こしていないことの根拠を示して、起訴を回避しなければなりません。
逮捕された小五郎は、警察で取調べを受けることになります。その後、48時間以内に小五郎の身柄と事件記録は検察へ送致されます。
検察は、送致後24時間以内に、身柄拘束を続ける必要があるかどうかを判断します。
この72時間の間、小五郎は蘭やコナンと連絡を取ることは許されず、唯一連絡することが許されるのは弁護士のみ。
検察が勾留(捜査のために捜査機関で身柄拘束をすること)を必要だと判断し、それが裁判所に認められれば、小五郎は10日間、その後裁判所で延長が認められればさらに最大10日間、つまり最大20日間身柄を拘束されることになります。
特に小五郎のように容疑を否認している場合、勾留処分や接見禁止処分(家族との面会を禁止すること)が下されやすくなるといわれています。
もし無実の罪だったとしても、精神的に疲弊し自分に不利な証言を供述してしまうケースもあるのです。
刑事事件で起訴されれば、刑事裁判が行われ、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合の量刑をどうすべきかが決せられます。
起訴・不起訴は検察官が判断しますが、その判断において犯罪を起こしていないことまたは犯罪を起こした可能性が高いとはいえないとされれば、不起訴(起訴されず身柄を解放されること)となり、前科がつくことはありません。もっとも、逮捕前歴は残ってしまいます。
また今回の映画で小五郎が容疑をかけられた爆破行為は、激発物破裂罪(げきはつぶつはれつざい)などが成立します。
もし、この罪で有罪となった場合は死刑または無期懲役、もしくは5年以上20年以下の懲役が科されることになるでしょう。
もし誤認逮捕され、後から誤認逮捕だったと検察官が認めた場合、補償を受けることができるケースもあります。
逮捕から勾留されていた日数に対し、1日あたり1,000円~1万2,500円の間で、財産上の損失や、その間の労働で得られたであろう逸失利益(いっしつりえき)、精神的な苦痛、捜査機関の過失の割合によって決められます。
逮捕から数えて最長23日間勾留された場合に、最大額補償されたとしても約28万円です。
人によってはこの間に解雇されてしまうこともあり、損害に見合った補償とは言えないでしょう。
またこのような補償をするかどうかは検察の裁量に委ねられており、実際に補償されるケースはほとんどありません。
もし逮捕されてしまった場合は、やはり一刻も早く弁護士に依頼することをおすすめします。
さて、逮捕されてしまった小五郎の無実は証明されるのでしょうか。安室の目的は一体なんなのでしょうか?気になる結末は映画館で確認してくださいね!
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本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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