薬の副作用の説明がなく子が自殺しました。裁判すべきでしょうか
中学３年の長男が発達障害で、自殺しました。その理由は見当たりません。彼女も友達もいて、学力も普通以上でした。１年以上病院にかかっていて、その間、薬が増えたりきり変わってました。
病院から薬の説明が無く、後から調べると自殺念慮が高まるとありました。薬(ステラトラ)はADHDと言う病気の薬ですが、病気の説明すらありませんでした。
病院(医者)に過失があると思います。
改めて、裁判して勝てるでしょうか?
相談者(ID：18446)さん
弁護士の回答一覧
ご長男の自殺は非常にお労しく感じますが，請求は困難なように思います。 まず，ストラテラを服用...
まず，ストラテラを服用したことでご長男が自殺した，という因果関係の立証ができないと思うからです。
ストラテラの効用として「自殺念慮が高まる」というものが存在するとしても，そこから直ちにストラテラの服用＝ご長男の自殺の因果関係が認められるわけではないと思います。
ストラテラを服用した人の多くが自殺をしている，というのであれば立証はできるかもしれませんが，実際にはそのようなことはないでしょう。
また，医師の過失の内容として「薬の説明がなかったこと」，「病気（ＡＤＨＤは病気ではなく障害ですが）の説明がなかったこと」を挙げていますが，その過失とご長男の自殺との関係性が不明確ではないでしょうか。
医師の過失を問うならば，ストラテラの服用開始以降，ご長男の精神的不調（希死念慮など）が認められるにもかかわらず，漫然とストラテラの処方を続けていた，などの事情が認められないと難しいように思います。
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