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KL2020・OD・037
勇気を出して、病院に行ったのにどのような理由であっても診察を拒否されてしまうのは、心細くさらに不安になりますよね。診察を拒否された場合のよくある理由と、その対処法・法的に何ができるのかをまとめました。良い病院を探す参考になれば幸いです。
目次
拒否される理由とはどのようなものがあるのでしょうか。
各精神科にも得意不得意の分野が存在します。また心療内科と精神科はほとんど同じですが、違いもあるので確認せずに行ってしまうと希望していた診察をしてもらえない可能性があります。病院に行く前にしっかり確認しましょう。
基本的に話を聞いて治療するため、一人当たりの時間がその他の病院よりも長くなります。そのため、待ち時間が長くなってしまったり、医師が治療し終えないと思ったりした場合は、断られる又は、他の病院を勧められる可能性があります。
早く診察してほしいという気持ちはありますが、断られると精神的につらいので、病院を決めたら予約の有無や、平日の空いている日時を確認しましょう。
HPに診察料が記載されている場合が多いので、確認してから行きましょう。初診は5,000円以下のところが多いため、周囲にお金を工面してくれないかを相談するという方法もあります。
また、可能性が低いと思われますが、事情を病院に説明すれば支払いを延期又は分割してもらえる場合があります。
院内での暴行や、激しい暴言は、周りの患者や従業員に影響するため、拒否される場合があります。また、精神障害により暴力や暴言をこらえることができない場合、あらかじめその旨を病院に伝えておきましょう。
飲酒してからの来院の場合、きちんと話すことができなかったり、周囲に迷惑が掛かったりすることから診察を拒否される場合があります。アルコール依存症の方は、診察に行く前のアルコールを我慢することが依存症を克服する第一歩となります。
診察内容に該当しているにもかかわらず拒否される場合もあります。拒否された場合の対処法として、その病院の相談窓口で相談する、若しくは早々にその病院に見切りをつけ他の病院を探すことがいいでしょう。
精神病の薬は強いものが多いため、薬を勝手にやめてしまうと危ない場合があり、そのため厳しい指導をされる場合があります。また、精神病はすぐに治るわけではないので医師によっては、従わないのは治す気がないのではないかとイライラしてしまうのかもしれません。
なるべく医師の指示に従い、できない場合はその理由や事情を説明しましょう。説明しても聞き入れてもらえない場合は、病院を変えることをお勧めします。
精神科の先生に限ったことではありませんが、医師の性格も様々です。どれだけ良いと評判の医師でも、相性がとても大切です。会うのが苦痛になる医師であれば、早々に病院を変えることが病状悪化を防ぎます。
精神科に行って治療しようとしたのに、さらに落ち込んでしまったら次の病院にも行きにくく、病状も悪化します。不正に拒否された場合どのような罰則があるのか紹介します。
「診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」
四、前号に該当する者を除くほか、医事に関し犯罪又は不正の行為のあった者
昔は医師法19条に触れた場合50万円の罰金などの罰則がありましたが、今は第4条の「不正の行為のあった者」とされ、下記のいずれかの処分になります。
正当な事由は医師法では明確になっていませんが、札幌市の医師会では診察を断る理由として多いものを次のように述べられています。
参照元:医師の法的義務|札幌市医師会
しかし時間外や、診察報酬が不払いであった場合でも法では正当と記載されておらず、医師の良心に任されています。また専門外の場合であっても、その旨を伝えそれでも診察を希望した場合は診察しなくてはいけません。
とはいえ、医師側で適切な判断をできない状況であるなどの事情がある場合には、「正当な事由」になりうるので、上記のような理由で医師に診察を断られても仕方のない場合もあります。
医師といっても優しい先生や厳しい先生までさまざまです。診察拒否をされないためには良い先生を見つけるしかありません。ではどのように見つけたらよいのでしょうか。また病院以外ならどこに相談したらよいのか紹介します。
院長のあいさつではちゃんと顔が確認できるか、また精神科にしっかり勤務していた人かを確認します。また病院としての理念が書かれているか確認しましょう。
内装はものが少なく、ソファアなど待合室に淡い色を使っているところを探しましょう。ものが多いと圧迫感が出てしまうため患者に緊張感を与えます。また、原色や寒色、暗い色は精神的に疲れている人に良くありません。
待つ場所は滞在時間が長くなるので、患者目線で作られているかどうかが大切です。
医師と話すうえで、5つのポイントがあります。
以上の5点がとても大切なことになります。こちらの話も聞いてくれる医師は不正な診察拒否をしません。これは実際に会って話してみないと分からないので、HPと診察室を確認して実際に行ってみましょう。
薬を大量に処方してくる先生は注意しましょう。精神の薬は効果も強いので、一定の副作用が出ることも考えられます。副作用の説明が十分ではないのに多くの薬を処方された場合は注意しましょう。別の病院でも同じくらい薬が処方されるか確認してみるのも1つの手段です。
診察拒否をされてしまった場合、警察などではなく各都道府県の医療対策課に相談しましょう。そこで精神保健を担当している課があればそこに相談します。
法律として不確かな部分も多いので、対応がひどい場合には弁護士に相談するのも1つの手段です。弁護士に相談することにより、その診療拒否が不正かどうか相談することができます。
いかがでしょうか。診察拒否されてしまうと次の病院を探すことが怖くなると思います。そのような気持ちの時に病院を探すのは精神的な苦痛となり、病状が悪化する可能性もあるので、思い切って病院を探すのをやめ、市町村の相談窓口や、無料電話相談を利用するのも1つの手段です。窓口で相談を行うことで、良い心療内科への診察予約等を行ってもらえる可能性もあります。
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本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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