決して安くない弁護士費用。いざという時に備えてベンナビ弁護士保険への加入がおすすめです。
離婚、相続、労働問題、刑事事件被害、ネット誹謗中傷など、幅広い事件で弁護士費用の補償が受けられます。
【ベンナビ弁護士保険が選ばれる3のポイント】
- 保険料は1日あたり約96円
- 通算支払限度額1,000万円
- 追加保険料0円で家族も補償
保険内容について詳しく知りたい方は、WEBから資料請求してみましょう。
KL2020・OD・037
2020年2月26日、政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、スポーツや文化イベントを当面自粛するよう要請。
これを受けて音楽ライブやプロ野球公式戦、春の選抜高校野球大会、Jリーグ、ラグビートップリーグなど、イベントや催事が続々と中止になりました。
当初1、2週間とのことでしたが3月に入っても要請は継続。イベント運営者は莫大な損失を被ってしまったようです。
新型コロナウイルスは全世界で蔓延しており、感染リスクが高まるイベントの中止は、致し方ないものがあります。
しかしイベント主催者としては、数ヶ月、あるいは数年前から準備していたものが水の泡となり、収益も得られないわけですから、納得がいかないものを感じるはず。
中止せざるを得なくなったイベント主催者のなかには、「政府に損失を補填してほしい」「損害賠償請求をしたい」という声も聞こえてきます。実際のところそのようなことは可能なのでしょうか? 銀座さいとう法律経済事務所の齋藤健博弁護士に聞いてみました。
「事業主としては、損失の内容として、機会喪失・実費相当分の逸出利益、レピュテーション、その他さまざま損害・損失として計上し主張したいと考えていると思います。現実的にあり得る方法としては、国家賠償請求、というものが考えられます。この請求が認容されるには、国家(公務員)側の故意・過失が要求されます。そうすると、何に対する故意や過失を求めていくのかが問題になります。
本件では、政府側は、基本的にウイルスの蔓延拡大防止を意図して、その狙いで今回の発令をしたものとみることになります。そうすると、国家側は、国民の生命や健康を保護する観点からの動きであって、あくまでも特定の団体への自粛要請を働きかけた、もしくは特定の事業主を狙い撃ちした関係にはないと思われます。
このように反論をされると、政府に対する賠償請求が裁判等で認められる余地は少ないものといわざるを得ません。賠償というより、損失の補償の範囲が狭い、などの形で争うほうが建設的ではないかとみることができます」
イベントの自粛要請は関係者や観客の生命を守るために行われたものということを考えると、なかなか難しいものがあるようです。
新型コロナウイルスは経済活動に重大な影響を与えており、今後頭を抱えてしまう人が多数出る可能性も否定できません。しかし緊急事態だけに不明確な点が多く、どのような対応をとっていいかわからないことも事実です。
法的な判断が必要になった場合は、弁護士に相談し、対応策を検討しましょう。
決して安くない弁護士費用。いざという時に備えてベンナビ弁護士保険への加入がおすすめです。
離婚、相続、労働問題、刑事事件被害、ネット誹謗中傷など、幅広い事件で弁護士費用の補償が受けられます。
【ベンナビ弁護士保険が選ばれる3のポイント】
保険内容について詳しく知りたい方は、WEBから資料請求してみましょう。
KL2020・OD・037
本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※あなたの弁護士に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。
詳しくはあなたの弁護士の理念と信頼できる情報提供に向けた執筆体制をご覧ください。
※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。