はてなブログでの誹謗中傷対策|コメントと記事の削除方法まとめ!

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弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
監修記事
はてなブログでの誹謗中傷対策|コメントと記事の削除方法まとめ!

はてなブログは『はてブ』というお気に入り機能により拡散されやすいブログで知られていますが、その分他者への誹謗中傷の影響力も大きいので、被害を抑えるためには早急に対応しなければなりません。

当記事では、はてなブログで誹謗中傷をされた際の対処法を紹介しますので、誹謗中傷対策に興味がある場合はぜひ参考にしてみて下さい。

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はてなブログの誹謗中傷に関する利用規約

下記ははてなブログを利用する際に当たっての禁止事項です。はてなブログ利用者は下記で指定された内容またその恐れを招く内容の書き込みを一切禁止しています。ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような社会的に不適切な行為を行ってはなりません。

a.人種、民族、信条、性別、社会的身分、居住場所、身体的特徴、病歴、教育、財産及び収入等を根拠にする差別的表現行為
b.倫理的に問題がある低俗、有害、下品な行為、他人に嫌悪感を与える内容の情報を開示する行為。ポルノ、売春、風俗営業、これらに関連する内容のc.情報を開示する行為。
d.迷惑行為、嫌がらせ行為、誹謗中傷行為、正当な権利なく他者に精神的被害・経済的被害を与える行為

参照元:はてな利用規約より

はてなサービスの規約では他者への誹謗中傷は違反行為になりますし、また例えはてなブログでなかったとしても、他者への誹謗中傷は名誉棄損という歴とした犯罪行為であると言えるでしょう。

当然はてなサービス内ではその対策も用意されていますので、それを踏まえて下記から誹謗中傷をされた際の対処法をいくつか紹介させて頂きます。

はてなブログの誹謗中傷で企業が受けるリスク

はてなブログの誹謗中傷で企業が受けるリスク

「あそこの社長は実は元やくざでまともな奴じゃない」
「ラーメンの中からゴキブリがでてきた」
「あの会社は従業員の罵倒ばかりのブラック企業だったよ」

このような根も葉もない噂を書き込まれ、それを拡散された影響で評判が下がり業績が著しく悪化してしまった事例は近年では珍しくありません。

実際には何も入ってないのに異物混入があるという書き込みが拡散され、商品が販売停止になった。そんなニュース一度は目にした経験あるのではないでしょうか?

例え有名でない小さな個人ブログの書き込みだったとしても、何かの拍子に拡散されてしまえば企業に多大な損害を与える可能性があります。見つけた時にまだ影響がなくとも決して放置して良いものではないでしょう。

ブログコメントで誹謗中傷を受けた際の対処法

はてなブログには『コメント拒否ユーザー』という項目があり、誹謗中傷など不快な書き込みをするユーザーのはてなIDかIPアドレスを入力することにより、指定したユーザーからのコメントの拒否が可能です。

はてなブログ開発ブログ

画像引用元:はてなブログ開発ブログ

特定の数人のユーザーに粘着されている場合はこの機能を使えば、すぐに誹謗中傷コメントからブログを守ることができるでしょう。

ただ、1つ1つ設定するのが困難なほど誹謗中傷が集中するいわゆる炎上を起してしまった場合はこの方法で拒否しても拉致があかないので、事が落ち着くまでコメント欄を停止にしておくことをおすすめします。

他人のブログ内で誹謗中傷されている場合の対処法

他人のブログ内で誹謗中傷されている場合の対処法

ブロガーに削除を求める

誹謗中傷がされているブログに連絡フォームが設置されている場合、まずはブロガー本人に誹謗中傷に被害を受けていることを訴え直接削除依頼を行います。

その際には自分の氏名と誹謗中傷が書かれているページURL、そしてどの部分が誹謗中傷だと感じているのかを説明し、決して感情的にならず毅然とした態度で削除依頼を作成していきましょう。

  • 氏名
  • 削除希望ページのURL
  • ブログによる被害について

記載URL先記事の〇〇の部分、明らかに私個人が特定できる誹謗中傷で公にそのようなことを公表され精神的な苦痛を感じております。記事内容は明らかにはてなサービスの利用規約に反していますし、そのような行為は名誉棄損と判断されますので即刻削除をお願い申し上げます。ご対応頂けない場合はこちらもしかるべき対処を取らせて頂きますのでご了承ください。

それと1つ注意点ですが、連絡先がないからと言ってコメント欄に削除依頼を書き込むのは止めておきましょう。第三者からも見られてしまうので思わぬトラブルを招く可能性があるので、連絡先が不明な場合は以下の対処法からお試しくださいませ。

はてなブログ運営に通報する

はてなサービスには利用規約違反をしているはてなブログを削除申請できる対処法が用意されています。誹謗中傷ブログの連絡先が不明もしくはブロガーへの直接のやり取りが面倒な場合はこの対処法で削除申請を行いましょう。

名誉侵害で誹謗中傷者を訴える

名誉侵害で誹謗中傷者を訴える

誹謗中傷で訴える際の注意点

もし誹謗中傷者を訴えたい場合はそのための証拠資料を確保しないといけません。なので、必ず誹謗中傷記事のスクリーンショットやプリントを行い記事が削除されても事実を確認できる証拠を残しておきましょう。

また誹謗中傷で訴えて得られる慰謝料と弁護士費用の目安は以下の通りです。

【慰謝料の相場】

  • 一般的な名誉毀損:10万円~50万円
  • 事業者が名誉毀損を受けた場合:50万円~100万円
  • ヌード写真が公開された:100万円~

【訴訟を行う際の弁護士費用相場】

  • 着手金20万~
  • 報酬金成果額の10%

お願いする弁護士の費用と名誉棄損内容によってはマイナスになってしまう場合もあるので、弁護士との事前確認を徹底し損をしてしまわないようご注意ください。

実際に訴える際の流れ

  1. 誹謗中傷の証拠データや資料を確保しておく
  2. 弁護士と訴訟に関する打ち合わせ
  3. 弁護士がプロバイダ開示を求め中傷者を特定
  4. 特定した人物を訴訟し裁判へ

裁判期間は訴訟の内容により変動はしますが、大体は提訴された日から1ヶ月~1ヶ月半後に審理の日があり、その後1か月から1か月半程度のペースで期日が開かれ、お互いの主張立証が出尽くされてから約1か月から2カ月後に判決が下されるので、最低でも2~3ヵ月はかかると把握しておくといいかもしれません。

まとめ

たかが個人の小さなブログの書き込みであったとしても、何かきっかけがあればすぐに拡散されてしまいます。

もし誹謗中傷を見つけたら今は影響が出てないから問題ないではなく、早急に対応することをおすすめします。

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この記事を監修した弁護士
弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
2016年1月に寺垣弁護士(第二東京弁護士会所属)、佐藤弁護士(東京弁護士会所属)の2名により設立。遺産相続、交通事故、離婚などの民事事件や刑事事件、企業法務まで幅広い分野を取り扱っている。

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編集部

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