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KL2020・OD・037
離婚をする原因はその夫婦によって様々ですが、裁判所の報告によってどのような理由で離婚したのかが明らかになりました。
こちらの報告をもとに裁判離婚をした夫婦の離婚原因をランキングにしてお伝えしていきたいと思います。一般的な話し合いで離婚した夫婦の離婚原因ではなく、裁判に進んだ夫婦のものになりますが、日本で離婚をしている多くの夫婦に当てはまるでしょう。
離婚原因ランキングをみながら、離婚を決断する前に知っておくべき知識をお伝えしていきたいと思います。
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目次
平成27年度の男女別離婚原因ランキングは以下のとおりです。
裁判所の司法統計をもとに作成しましたが、男女共に離婚原因の1位にランクインしたのは性格の不一致でした。
離婚原因ランキング:夫編 | |
1位 性格の不一致 | 10,900人 |
2位 精神的な虐待 | 3,322人 |
3位 家族親族と折り合いが悪い | 2,656人 |
4位 異性関係のトラブル | 2,637人 |
5位 性的不一致 | 2,326人 |
6位 浪費 | 2,209人 |
7位 同居に応じない | 1,764人 |
8位 暴力を振るう | 1,505人 |
9位 家庭を捨てて省みない | 1,127人 |
10位 病気 | 913人 |
11位 生活費を渡さない | 784人 |
12位 お酒の飲みすぎ | 424人 |
離婚原因ランキング:妻編 | |
1位 性格の不一致 | 19,380人 |
2位 生活費を渡さない | 13,551人 |
3位 精神的な虐待 | 12,282人 |
4位 暴力を振るう | 10,882人 |
5位 異性関係のトラブル | 8,643人 |
6位 浪費 | 5,420人 |
7位 家庭を捨てて省みない | 4,316人 |
8位 家族親族と折り合いが悪い | 3,655人 |
9位 性的不調和 | 3,653人 |
10位 お酒の飲みすぎ | 3,069人 |
11位 病気 | 1,328人 |
12位 同居に応じない | 1,165人 |
先ほどのランキングをもとに男女の離婚原因について解説していきます。こちらでは、離婚原因にあてはまる数が多い順に詳しく解説していきたいと思います。
性格の不一致により離婚に至る夫婦がいかに多いかお分かりかと思います。些細なことでも、夫婦の意見や考えが合わないと、ボタンを掛け違えたかのように溝が深まっていきます。
早い段階で改善ができれば離婚という道を選ばずに済んだのかもしれませんが、夫婦として共に生活する中で性格が合わないという事実は、お互いにとって大きなストレスになるのでしょう。
精神的な虐待は一般的にモラハラのことをいいます。日々の生活の中で心無い言葉をかけられると夫婦として生活することが困難になるのでしょう。
このような酷い言葉を日常的にかけられているようでは、離婚を決意するのも当然のように思えますね。
実際に筆者の友人にもいましたが、夫が突然生活費を渡さなくなるというケースが非常に多いようです。夫が生活費をギャンブルや飲み代などに使っていることや、単純に妻に生活費を渡したくないなどの理由が考えられます。
配偶者への殴る、蹴る、叩くといった暴力行為は絶対にしてはいけないことです。暴力と聞くと夫から妻へのイメージが強いと思いますが、離婚原因ランキングを見てわかるように、妻から夫へ暴力が振るわれるケースも珍しくないです。
いわゆる不倫のことをいいます。配偶者以外と異性関係を持つことで離婚に発展することはよく耳にする話かと思います。いつの時代でも解決しない問題と言えますね。
浪費のせいで生活が苦しくなることから日々の夫婦喧嘩へと発展するようです。夫が浪費する場合は、飲み代、パチンコ、ゲーム、キャバクラなどが挙げられ、妻の浪費には高価な美容グッズ、占いやスピリチュアル関連のものなどが考えられるようです。生活面が苦しくなるだけでなく、金銭感覚の違いから一緒に生活するのは困難と判断し離婚を決意する方もいるのでしょう。
特に義理の両親との折り合いが悪く、険悪になってしまうことはよく聞く話です。なかには、自分の両親の言うことを聞きすぎて配偶者をないがしろにする問題もあるようです。配偶者側からしたら、守ってもらいたいときやサポートをしてほしいときに、いつも自分の親の言うことしかきかない相手の姿を見ることで気持ちが冷めてしまうのでしょう。
夫婦がセックスレスの状態が続くことや、どちらか一方の異常な性的嗜好についていけなくなることで離婚に発展することがあります。日本はセックスレス大国という言葉を耳にしますが、スキンシップが減ることで夫婦関係も冷え切ることが考えられます。
家庭のことに一切関心を見せない様子のことをいいます。妻に家事や育児を任せきりにして夫が家に帰らないことや、家事を放り投げて友人と出かけてばかりの妻などが挙げられます。
お酒を飲みすぎることから、生活に支障をきたすことを表します。仮に毎晩夫が酔って帰ってきて、ろくに会話もできない、相談したいことがあってもできない状態が続くことで離婚を考えるのでしょう。
男女別ランキングを見て分かるようにお酒の飲みすぎは夫のほうが明らかに多いです。会社の付き合いなど仕方ない場合もあるでしょうが、度を越した飲酒が続くと妻も愛想を尽かすのでしょう。
夫婦は同居をする義務がありますが、どちらか一方が家を出てしまい、別居が続くことで離婚に至ります。
病気は主に精神病のことをいいます。精神病が悪化することで、もはや誰だかわからないレベルに達する人もいますので、生活を共にするのが困難な場合や、施設に入ったほうが良い場合などに離婚を決意するようです。
離婚とひとことで言っても離婚届を出したら離婚成立!といった簡単な方法では済まない場合があります。状況によって離婚の仕方も異なりますので、ここでは簡単に離婚の仕方を紹介したいと思います。
協議離婚とは夫婦2人の話し合いによって成立する離婚のことをいいます。基本的には夫婦間でルールを決めてお互いが同意したら離婚届を書いて提出します。
もし、協議離婚の時点でどちらかが離婚に応じなかったり、離婚に関するルールを決めている段階でもめてしまった場合は、調停離婚を選択します。調停離婚は相手方のお住まい住所地を管轄する家庭裁判所に夫婦関係調整調停を申し立て、調停委員を交えて離婚への話し合いを行います。
夫婦の事情や状況を把握した上で離婚に応じない側を説得したり、時には離婚を希望している側に離婚を考え直すべきではないかなど助言やアドバイスをしながら進められます。
しかし、調停委員に離婚成立の決定権はなく、あくまで夫婦2人が離婚に同意することで成立する方法といえますので、最後まで夫婦のどちらかが離婚に応じなかった場合は調停離婚でも離婚が成立することはありません。
調停でも解決しなかった場合は、裁判離婚に進みます。最終手段といえる方法ですので、どれだけ夫婦のどちらかが拒否したとしても、最後には判決が下ることで離婚が成立するかどうかが決まります。
また、裁判離婚をするには原則として調停の申し立てから行う必要がありますので、いきなり裁判から行うことはできません。
裁判を開いて離婚するには、民法770条で定められた5つの離婚理由のどれかに当てはまらなければ、離婚をすることができません。
(裁判上の離婚)
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
引用元:民法第七百七十条
この離婚理由については以下で説明していきます。また、詳しく解説をしている別の記事を載せていますので気になる方はそちらもお読みください。
不貞行為とは配偶者以外と肉体関係があることをいいます。世間一般でいう不倫は不貞行為にあたります。
民法第752条で定められた「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」という規定を守っていないことを悪意の遺棄といいます。
配偶者の行方が3年以上確認できない、生きていることすら分からない場合は離婚することができます。
回復の見込みのない精神病を患っているせいで、配偶者の生活に支障がでていると認められると離婚をすることができます。例えば重度のうつ病やアルツハイマー病、重度の統合失調症などが挙げられます。
婚姻を継続し難い重大な事由は言葉のとおり、結婚生活を続けることが難しいことを表します。
「離婚したいけど、相手が絶対に認めてくれなそう…」そのような心配がある方は、早めに弁護士に相談することをおすすめします。
ここで弁護士に依頼したほうが良いといえるケースを紹介します。
弁護士に依頼することで最低でも60万円ほどかかってしまいます。もし、費用がかかっても問題ないのであれば、早めに弁護士を頼ったほうが賢い離婚ができることでしょう。
なにがなんでも離婚したい!という場合は法律のプロである弁護士に相談しましょう。
たとえ不利な状況だとしても依頼主のためにあらゆる方法で力になってくれるはずです。絶対と言うことはありませんが、弁護士のアドバイスの元、的確な方法を取ったり証拠を提示することで、離婚できる可能性は上がるでしょう。
離婚の際により高額な慰謝料を獲得したいとお考えの方は、弁護士と相談して事前に準備を行うことをおすすめします。
分与する財産が多いようでしたら、弁護士に依頼して専門的な事を教わりながら損をしない財産分与を行うべきと言えるでしょう。
親権を取られたくない、現在提示されている養育費は少なすぎる!などの不安を抱えている場合は、相談することをおすすめします。弁護士という強い味方がいるだけで精神の安定へも繋がります。
離婚を決断する前に、離婚をしたい理由をもう一度振り返りましょう。本当に離婚しか解決策は残されていないでしょうか?離婚によって心に傷を負う人はいませんか?
何度も自分自身に問いかけてみて、それでも離婚することを決めたのであれば離婚に向けて準備を進めていただければと思います。あなた自身が後悔しないためにも、最良の選択をしてくださいね。
離婚原因ランキングをみながら、離婚をする前に知っておくべき知識をお伝えしました。最終的にはあなたの気持ち次第ですが、離婚をすることであなたが本当に幸せになるのであれば離婚を決断するのも良いでしょう。
しかし、近年では安易に離婚を決断してしまう方がいるのも事実ですので、後悔しないためにも今一度お考えいただければ幸いです。
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本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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