逆リベンジポルノの手口と被害にあった際の相談先 | 未然に防ぐ対策とは

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弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
監修記事
逆リベンジポルノの手口と被害にあった際の相談先 | 未然に防ぐ対策とは

逆リベンジポルノとは、性的写真を撮られた男性が女性によって写真を晒されることや、写真をばらまくことを脅されて被害を受けることをいいます。リベンジポルノと聞くと一般的に男性から女性へ行われることを想像することから、リベンジポルノの逆=逆リベンジポルノとして男性への復讐や恐喝の方法として使われているようです。

ここでは逆リベンジポルノを利用した犯罪をご紹介しながら、被害に遭わないためにできることと実際に被害に遭ってしまったときの相談先をお伝えしたいと思います。

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逆リベンジポルノを利用した悪質な手口

逆リベンジポルノを利用して悪巧みをする女たちの怖いお話をご紹介したいと思います。

ケース1:被害を偽装する女

強姦やレイプでもなんでもなく、合意の上で性交渉を行ったのにも関わらず、行為中の動画を女が撮影して、あとから「犯された!」と騒ぐことがあります。撮影した動画に関しては、脅されたので撮影したなどと嘘を付き、周りに自分の被害者っぷりをアピールします。

ホストクラブで働く男性や、不倫相手など性行為をしたことが公になったらまずいような相手をターゲットにして、示談金を狙う極めて悪質な手口といえるでしょう。

ケース2:恐喝する女

相手が寝ている間に陰部がしっかりと映った写真を撮ったり、相手の恥ずかしい姿の映った写真などを用意して「私の言うとおりにしないと写真をばらまくわよ!」と脅す女がいます。相手の弱みを握ったことで無茶苦茶なことを要求することもあるとか。

ケース3:債務逃れを要求する女

ホストクラブでは、売り掛けといってお客が店側に一時的に料金を立て替えてもらい、後から担当ホストに料金を支払うことがあります。この売り掛け分が溜まってしまい、料金を払えなくなったお客が、担当ホストの性的写真や動画をばらすと脅すことで債務逃れを企むようです。

ホストは人気商売のため、他のお客さんにこうした事実が知られることで最悪お客さんが来なくなってしまうこともあります。逆リベンジポルノがホストに大きな打撃を与えることをお客側もわかっているので、性的な写真を使って債務逃れをはたらくのでしょう。

実際に芸能人が交際しているホストに対して逆リベンジポルノをすると脅した結果、警察に逮捕された事件がありました。

東京地検は8日、知人のホストから現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁に恐喝未遂容疑で逮捕され、その後釈放されたタレントの坂口杏里さん(26)を不起訴処分とした。

坂口さんは、4月18日、会員制交流サイト(SNS)で知人のホストの男性にメッセージを送り、約3万円を脅し取ろうとしたとして逮捕されたが、同月21日に釈放されていた。

警視庁によると、坂口さんは男性からたびたび金を借りていたといい、この日は男性が断ったため、「ホテルで撮影した写真をばらまく」という趣旨のメッセージを送ったという

引用元:産経ニュース

こうした恐喝だけではなく、他のお客に嫉妬した女性が性的画像をばらすと脅した上で、もっと自分自身に時間を使って欲しいと願い出ることもあるようです。弱みを握り相手を支配しようとする自己中心的な心のあらわれですね。

逆リベンジポルノを未然に防ぐ方法

逆リベンジポルノを未然に防ぐ方法

逆リベンジポルノを未然に防ぐにはどういったことに気をつけるべきなのでしょうか。

性的写真を撮らせない

一番の予防策といえるのが、性的写真を撮らせないということです。かわいい女性にお願いされたとしても、ここは流されずに断るようにしましょう。

性的な写真が流出しても関係ない!というのであれば気にすることはないかもしれませんが、できる限り性的な写真は撮らせないことが賢明です。

恨みを買わないようにする

女性の恨みを買うことほど恐ろしいことはありません。性的関係にあった女性を傷つけたり、恨まれるようなことをした場合、復讐として逆リベンジポルノをされる可能性がありますので、十分に気をつけるべきといえるでしょう。

逆リベンジポルノもれっきとしたリベンジポルノと同じ

リベンジポルノの被害者は女性に多そうですが、実は男性でもリベンジポルノの被害に遭っています。

世間ではリベンジポルノ=男性から女性へ行うものとして認識されていることから、反対に男性が被害を受けることを逆リベンジポルノといいますが、男性が被害に遭う場合も同じくリベンジポルノといえるのです。

以下は性別で分かれたリベンジポルノ被害者の人数です。たった1年間だけでも102人もの男性がリベンジポルノ被害に遭っていることがわかりますね。

リベンジポルノ被害者の性別
男性 102人
女性 1,041人

参照元:平成 27 年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等の対応状況について

 逆リベンジポルノ被害に遭ったときの相談先

実際に逆リベンジポルノの被害に遭った場合は、どこに相談すれば良いのでしょう。ここでは被害に遭われた方が相談するべき場所をご紹介します。

 悪質な場合は警察へ

繰りかえし恐喝をされているなど、悪質な場合はいち早く警察に相談しましょう。実際にまだリベンジポルノをされていない段階でも脅されている時点で十分悪質といえます。警察庁による全国に設置されたサイバー犯罪相談窓口で相談してみましょう。

 画像を消したい場合はセーフラインに通報する

一般社団法人セーファーインターネット協会でセーフライン通報をすると、すでに投稿された性的写真の削除を無料で行ってくれます。国内外のサーバーに関わらず秘密厳守で削除をしてくれますので画像を晒されてしまった場合は早めに相談してくださいね。

加害者を罰したい場合は弁護士へ

逆リベンジポルノの被害を受けたことで加害者を罰したい、慰謝料をとりたいなど法的処置を考えている場合は、弁護士に相談しましょう。

恐喝や名誉棄損などネット上に画像が晒されるような事件に注力している弁護士もいますので、もし被害に遭われた場合は法テラスの犯罪被害者支援を通じて相談してみてください。あなたの状況に合わせて弁護士を紹介してくれます。

まとめ

なぜ逆リベンジポルノという悪質な手口による被害が多いのか…おそらく女性側の恐ろしい復讐心や、自分勝手な欲望によりこうした事件が勃発してしまうのだと思います。

ホスト業界の場合は、女性側の嫉妬やホストに対しての独占欲によるものか、お金を払いたくないという自分勝手な発想によるものが多いように見受けられますね。

また、一般的な恋人や元恋人の間で逆リベンジポルノが行われる理由の大半が「復讐心」によるものであることが予想できます。あなたが思う以上に女性は恐ろしいことを考えている場合がありますので、今後被害に遭わないためにも用心して日々を過ごしましょう。

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この記事を監修した弁護士
弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
2016年1月に寺垣弁護士(第二東京弁護士会所属)、佐藤弁護士(東京弁護士会所属)の2名により設立。遺産相続、交通事故、離婚などの民事事件や刑事事件、企業法務まで幅広い分野を取り扱っている。

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